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ポケットモンスタートライ(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 107ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 ポケモン Reburst 
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ルイージ
「な、なんだこれ!?辺り一面が凍ってるじゃないか!!」

ルルミー
「海だったところに乗れるくらいには氷が厚いです...」

ティー
「おいおいおいおい、冗談にしてはキツいぞ、話の趣旨が180°変わっちまうぞ」

ティー
(前に遊んだホワイト2みたいに、一部地域が凍っているという可能性だってあると思うけど)

システマー
【し、しかし...これを見てください】

システマーは袖の部分からワールドマップを展開する

システマー
【いまや全世界か凍結しております...アローラはもちろん、他の地方も全て】

ティー
「やりスギィ!!」

システマー
【ですが、落ちてきた直後はもっと寒く、氷も凄まじかったのですよ...凍死しない程度の気温に落ち着くまでに二年の月日が...】

ハプウ
「そ、そうは言ってもこれは...」

ミルラ
「まるで氷河期に突入したような...」

システマー
【皆様以外の生命反応が無いわけではありませんが...】

ルイージ
「...あれを見ろ!」

サンド
「サンサンー」

ミルラ
「白いサンド!?」

ルルミー
「リージョンフォームという物ですね、その場に適応した特殊な姿ですよ」

グズマ
「元々寒い洞窟に住んでたポケモンだからどうにか生き延びたってわけか」

ティー
「どれどれ...」

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サンド(アローラのすがた) ねずみポケモン
タイプ:氷/鋼
背中の 皮膚は 鋼の 硬さ。 柔らかい おなかを 狙われるので 必死に 地面に しがみつく
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ティー
「こんなのもあるんだねぇ...」

ティー
(しかし...世界線が大きく逸れちまったな、今回はちょっとした頼みのはずだったのに仕事にまでなっちゃったよ...僕って死神か何かかなぁ)

ヒカル
「それでどうすればいいの」

ハプウ
「そうじゃ!こんな世界じゃわしらは生きていけんぞ!!」

ティー
「それは決まってるでしょ...ブルーマを見つけて捕まえる!!」

ルイージ
「ええ!?生きているかも分からないのに!?」

ティー
「カチンコチンになっていたとしても引っ張り出して牢屋ぶちこむだけだ!!探すぞ!」

ミルラ
「さ、探すって...こんな果ての無さそうな道を...」

ヒカル
「でもそれしかやることはないよ」

一方その頃

ブルーマ
「ふふふ...このキュレムの力で、全世界が凍りつき、俺のコレクションになったわけか」

キリマ
「はい」

ブルーマ
「あれも、これも...皆、俺のものだ!」

ブルーマ
「これまで沢山の物を集めてきた...色んな国の紙幣に、ポケモンに、道具...そして、家族...」

キリマ
「...ブルーマ兄さん」

ブルーマ
「どうした?」

キリマ
「満たされましたか?」

ブルーマ
「いや...まだ、何かあるはずなんだ、まだ...まだ...」

キリマ
「.....」

【次回予告】

ティー
「この世界線だと全てのポケモンが寒い世界でも生きていけるように独自の進化を遂げているみたいだな」

ルルミー
「不思議ですね、ポケモンって...」

グズマ
「...チッ、あいつらも綺麗に凍りつきやがって」

ヒカル
「生きてるのかな」

「あ~れ~?ようやく誰か見つけた~」

ティー
「...えっ、まだ凍ってない人いたんだ!?」

ブルーマ
「やっぱり持ってないものがあった!!全部頂くぞ」

キリマ
「はい」

次回、第八話
【全てが静止した銀世界】

ティー
「真夏の島で大冒険のはずだったが真冬と化した世界で大冒険とはね...」

システマー
【一体どのようなお話になるのか、作者にも分かりませんからね...】

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