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*80*
アルセウス
「ほう...」
ルイージ
「ぶ、ブルーマ...」
ブルーマ
「お、俺が...そんなことを...?」
アルセウス
「奴は向こうか...はあっ!」
アルセウスはサイコキネシスでティー達を持ち上げる
ティー
「っておい!!サイコキネシス使えるなら最初から使えよ!!」
アルセウス
「ああでもしなければキリマの本音を聞き出せないからな」
ティー
「...ったく」
ルルミー
「カノン、怪我はない?」
カノン
「特になにもー」
ミルラ
「よかったぁ...」
アルセウス
「さて、全員アルカデスになれる段階まで来たか」
ヒカル
「アルセウス...僕はアルカデスなんてどうでもいいよ」
アルセウス
「そういうわけにはいかない、私はアルカデスを作るためにここまでやってきたからな」
アルセウス
「お前達はその為に作られた」
ルイージ
「...」
ティー
「おい、もう話を伸ばせないからぶちまけていいか?」
アルセウス
「構わん、交互に話そう」
カノン
「あれー?どゆことー?」
ミルラ
「色々と核心に触れてしまって...」
ハプウ
「....」
ティー
「ごめんなー、お前の話も本来は掘り下げるつもりだったがなー」
ティーとアルカデスは淡々と話していく
ティー
「実はさ、自分頼まれてたのよアルセウスに」
アルセウス
「戦士に相応しいであろう人間を調べてこいとな」
ティー
「それがアルカデスとは聞かされなかったがな...ちなみに自分から見てヒカルは0点、ブルーマはもうマイナスってレベルだ」
アルセウス
「何だと?自信はあったのだが...」
ハプウ
「待て、ならばburstハートを集めポケモンを救うというのは?」
ティー
「心配せずとも本気だったよ、自分が勝手にやろうとしたことだ」
アルセウス
「まあそれくらいなら別に良いだろうと私も許容していた」
ハプウ
「はぁ、それならばいいが...」
ティー
「で、アルセウス...ルイージ氏達は何か言ってた?」
アルセウス
「別世界のメイドウィンだけあって、すぐにヒカル達の事に気付いたようだ」
ティー
「やっぱりか...」
ルイージ
「ティー...いや、たくっちスノー、もういいだろ?」
ティー
「頼むからこの世界ではティーって呼んでくれってば」
ハプウ
「な、なぁ...ティー、さっきから分からないんじゃ」
ティー
「ごめんねハプウ、君はあまり関係のない出来事になっちゃったな...上手く説明してやるよ」
アルセウス
「お前達は『ポリゴン』と『ゲノセクト』というポケモンを知っているか」
ティー
「シャドーの持っていた『ミュウツー』や『タイプ:ヌル』なんかもそうだね」
ミルラ
「...これらって確か」
アルセウス
「私ではなく、ニンゲンが作ったポケモンだな」
ティー
「気が付いたらそんなのが結構増えてきたんだから、世界の発展ってすげーよな」
ハプウ
「何が言いたい」
アルセウス
「ニンゲンは『実験』の為に人工のポケモンを作る、つまりそういうことだ」
ティー
「ミュウツー達を【人に作られたポケモン】とするのなら、ヒカルとブルーマは【ポケモンに作られた人】だ」
ヒカル
「.....」
アルセウス
「難しいことではなかった」
アルセウス
「真のアルカデスを作るためだけに作られたニンゲン」
アルセウス
「お前はアルカデスになるべくして生まれたのだ」
ティー
「本来のこの『ポケットモンスター』な世界には【ヒカル】も【ブルーマ】も存在しないからな」
ミルラ
「まぁ、それはそうですけど...」
アルセウス
「本来はそこにいる女の修業でも付き合わせようと思ったが...」
ティー
「あまりにも無気力だったし、そんな長々とやるのは自分もアルセウスも嫌だったからな」
アルセウス
「この数時間のサバイバル世界を生きただけでも対したものだろう...では、そろそろ始めるか」
アルセウスは時空に穴を開け、大きな塔を落とす
アルセウス
「さぁ、アルカデス最後の審判だ」
【第十一話 END】