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*108*
タブー
「ここで君達が合わさり、複数の世界も引き離すことが出来た」
タブー
「設定を取り込む準備は出来ている」
そう言うとタブーは蝶のような羽を広げ、大きく扇ぐ
デデデ
「まずい、あの波動は!!」
Sonic.exe
「その手は食うかっ!!」
タブーは羽から波動のようなものを放つが、exeは地面を殴り衝撃波を出し相殺する
タブー
「流石彼のボディーガード、この力をよく分かっていたか」
Sonic.exe
「ティーも似たようなものを持っていたからな」
タブー
「なるほど、私は『OFF波動』と呼んでいたが、彼に言わせれば『拒絶する力』に近いものか」
ルイージ
「マガイモノはキャラクターに敵わないとされているが、失敗作という例外だから前は僕らでもやられたんだ...」
タブー
「でも次はないよ、世界を取り込んでフルパワーでやってやるからね」
Sonic.exe
「くっ...」
たくっちスノー
「...えっと、兄さんでいいのか?」
タブー
「どうしたんだい弟、まだ聞きたいことでも?」
たくっちスノー
「ああ...目的は分かったし、どんな存在なのかも分かった、でも...」
タブー
「でも?」
たくっちスノー
「まだ分からないんです、何故こんなことをするのか」
たくっちスノー
「だって、この時空の父さん...黒影は既に死んでるんですよ?」
たくっちスノー
「さっきまで居た別時空の父さんだってRTPは決行していない、復讐だったら...」
タブー
「確かにこの時空のシャドー・メイドウィン・黒影は死んだ」
タブー
「完全体となって彼に復讐するのも計画にはあった...しかし私の計画はそれだけで終わるものではない」
たくっちスノー
「..何?」
タブー
「そこでだ弟よ、私と一緒に来い」
タブー
「兄弟仲良く、RTPにも負けないほどの壮大な計画を成し遂げようじゃないか」
タブー
「君は今でも黒影の呪縛に囚われている、彼の代わりを必死に求めて、自信が追い求めていた理想に拘り、抜け出せずにいる」
タブー
「もうあんな男の事なんて気にしなくていいんだ」
たくっちスノー
「うーん.....貴方の言うことも確かだ」
たくっちスノー
「なんだかんだで、本性表す前の父さんとも仲良くやってたから...どれだけ重要な存在なのかってのは、自分がよくわかってる」
たくっちスノー
「でもごめんね、父さんとか関係なしにこの仕事好きなんだ」
たくっちスノー
「それにさ...これ終わったらexeを冒険に連れ出す約束してて忙しいんだ」
Sonic.exe
「ティー...」
タブー
「そうか...それは、残念だよ」
タブー
「君の大事な仲間を死なせることになる」