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*60*
クロノス
「ふーん、喧嘩ねぇ」
リリオ
「そもそも、私とネムはそれぞれ合わないと思ってるからな」
音牟
「リリオはボクを無駄だらけの人間というし、ボクはリリオをなんでもかんでも切り捨てるつまらない人間としか思えない」
リリオ
「効率ばかりを考えるようになると、当たり前のようなことも無駄に感じるようになる」
リリオ
「睡眠も5時間と人体に問題がない程度に圧縮し、食事も時間を徹底的に短くした、風呂は湯を淹れるのも浸かるのも無駄で水浴び程度で済ませている」
音牟
「ね?つまらないでしょ?」
クロノス
「つまらないというより、生きるの大変そうっていうのが僕の感想だ」
リリオ
「大体、神というのも無駄なのだ...貢ぎ物とか、神の言葉とか...100%上手くいくものしか信じないのだ、私は」
クロノス
「そんなに時間を圧縮して、一体何がしたいの?」
リリオ
「それを他人に話すことも無駄だ」
クロノス
「...」
音牟
「さっちゃん...」
突如、音牟のスマホに着信が
音牟
「はい~、おねむだよぉ」
クロノス
「切り替わり早っ!」
たくっちスノー
「もしもし?自分だけど...今どの世界に居るの」
音牟
「あ、うん、えっとねぇ...多分、ゼル伝かなぁ」
たくっちスノー
「ゼル伝!ちょうどよかった...今四柳さん達もその世界に居るんだ」
音牟
「え、そうなの...」
リリオ
「仲間が居るのか」
クロノス
「誰と話してるの?」
音牟
「たくっちスノー」
クロノス
「たくっちスノー!?」
たくっちスノー
「えっ」
クロノス
「たくっちスノーって、あのたくっちスノーかい?」
たくっちスノー
「え、どこの誰かは知りませんけど...貴方自分を知ってるんですか?」
クロノス
「ミラとか、ネメシアとか...」
たくっちスノー
「あ、そっち系統...前にそっち行ったことあったけどそういえばゼル伝基準だったか、ミルラ氏の世界...」
クロノス
「どうしてここに?」
たくっちスノー
「まぁ、偶然みたいなものだけど...あ、ごめん音牟、ルイージさんからメール入った」
たくっちスノー
「リンクが子供になって行動できない!?」
音牟
「えっ」
クロノス
「!?」
たくっちスノー
「いやいやいや、冗談はよしてよ!確かにゼルダの伝説は続き物で、ルーとが別れて話が作られてますけど!」
たくっちスノー
「ミルラ氏の世界は全てのルートから外れたブレスオブザワイルドが元になっているんだよ!?どうして...」
音牟
「..それってぇ、思ったよりも深刻?」
たくっちスノー
「やべぇよ、これ...」