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*112*
メイドウィン
「どういうこと?」
タブー
「彼を死なせたくないんだ」
Sonic.exe
「答えになっていないぞ」
タブー
「見方を変えよう」
タブー
「彼は純粋すぎる」
タブー
「その純粋さを利用する奴が時空には存在する」
タブー
「優しさをカモにする小汚ない奴がね」
タブー
「案外、彼の近くにもういるのかもしれないが」
Sonic.exe
「...!!」
野獣先輩
(俺はたくっちスノーを利用する)
Sonic.exe
「田所の奴、まさか...」
タブー
「彼が利用されたらとんでもないことになる」
タブー
「だから私の元で安全に過ごさせるんだ」
Sonic.exe
「...」
メイドウィン
「つまり『たくっちスノーに無理をさせるな、平和なところで静かにさせてやれ』でオーケー?」
タブー
「その通りだ」
Sonic.exe
「なんと言われようと奴を渡す気にはならん」
タブー
「何故だ、あの子がどうなってもいいというのか」
Sonic.exe
「どうなってもいい...か、ああどうでもいいさ!!」
タブー
「!?」
メイドウィン
「!」
Sonic.exe
「...なんて、昔の俺なら言うだろう」
ルイージ
「え?」
Sonic.exe
「昔のティーならこう言うだろう」
Sonic.exe
「余計なお世話だとな」
Sonic.exe
「あいつ、昔は相当なひねくれ野郎だったからな」
Sonic.exe
「ああ、確かにあいつは純粋だ」
Sonic.exe
「悪人の過去を今でも忘れずにいて、それでも父の想像しない栄光の姿にすがって、必死にありもしない物を守り続けて」
Sonic.exe
「泣いて、笑って、楽しんで」
Sonic.exe
「確かに純粋だ、確かに利用する奴が居そうだ」
Sonic.exe
「だがそんな奴を守るのがボディーガードの...俺の仕事だ」
Sonic.exe
「俺はあいつに救われた」
Sonic.exe
「なんとなくで始まり、嫌悪になりながらも続いた、この関係」
Sonic.exe
「...でも、悪くはない」
タブー
「.....」
Sonic.exe
「ティーの兄貴!これだけは言っておいてやる」
Sonic.exe
「俺はあいつと一緒に変われたんだ!今の俺があるのはあいつのおかげだ」
Sonic.exe
「命に変えてもお前には渡さん!!」