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スマブラ戦記SPECIAL 暗黒の使者(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 128ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 スマブラ戦記シリーズ 亜空の使者 
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Sonic.exe
「待て、今日という今日は粛清だ!」

たくっちスノー
「ひえっ、exeがマジになった!!逃げろ!!」

ブーン

ピッフィー
「あいつらももうすぐクリスマスだっていうのに騒がしいなぁ」

七夜
「ま、あいつらにとっちゃ毎日が祝日みてーなものだしな」

彩月
「クリスマス...そっか、もうすぐクリスマスなんだ」

正樹
「...お前、クリスマスはどうするんだ?」

彩月
「え?ねむ姉と過ごすよ、任天さんは」

正樹
「実家に帰ってそのまま年末まで過ごすが」

彩月
「あっ、そっか...」

正樹
「ああ」

彩月
「ママも兄ちゃんも今頃シカゴでクリスマスの準備か」

彩月
「私のいない家は大層楽しいでしょうね」

正樹
「...あの事か、俺も聞いている」

正樹
「正直信じられないんだ、親が子を見捨てるなんて」

彩月
「まぁ、今思うと私昔からあまり好かれてなかったみたいだし仕方ないよ」

彩月
「年の差とか、めっちゃあったし...でも分からないことも多い」

彩月
「私ってなんで生まれてきたんだろ?捨てるくらいなら親にとっては必要のないものじゃん、なのになんで生んだのかな?」

四柳
「....」

正樹
「彩月、俺は...」

彩月
「後付けの意味はいいよ、気持ちは嬉しいけどなかったかもしれない可能性だから」

彩月
「案外、私も普通の人間じゃないのかも」

ピッフィー
「...せやなぁ、ワイこんな達観した小学生なんて初めてみたわ」

七夜
「昔はもっと可愛いげあったのになぁ」

彩月
「幼稚園児の頃と比べないで」

正樹
「彩月」

彩月
「でもね、生まれてきた意味は分からないけど、生まれてきて良かったとは思ってるよ」


彩月
「なんだかんだで人生は楽しいから」

ピッフィー
「お前本当に小学生なん?」

彩月
「うん、小学生だよ」

彩月
「チーズハンバーグが好きで桃色小学校に通う天才ゲーマーにして最強の任天堂戦士桜井彩月、これは変わらない」

正樹
「昔よりは面白い奴になったな」

彩月
「ありがとう」

正樹
「それでどうする?これからのこと」

彩月
「いつかお金を稼いでシカゴに行ってまたあの家族に上がり込む、全てを知るためにね」

彩月
「もしそれを邪魔する悪い奴がいるなら...私はあの力を使えばいい」

正樹
「日本政府に悪用されたら...」

彩月
「大丈夫、そんなドラマみたいな事はこんな世界では起きないよ、きっとね..」

END

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