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*32*
【episode4】
『ソング・オブ・キングコングス』
たくっちスノー
「...時空の旅人の遭難、もしかしたらリアルワールドだけでは不安かもしれない」
たくっちスノー
「うーん、念のためだ...マガイモノのゲーマーを用意しよう、四柳さんの相方にすればいいかな」
たくっちスノー
「おっとっと...それと時空の渦で皆がどこに送られたかも調べないと」
たくっちスノー
「あー忙しい忙しい!メイドウィンはこうでなくっちゃ!」
たくっちスノーは両足を引っ込め、さらに腕を生やし六本腕となりボタンやレバーを押す
たくっちスノー
「うんうん、組員からは不評だけどこの姿が一番仕事しやすい!」
たくっちスノー
「ちょちょっと済ませようかね...はいはいはい!」
プルルルル
「たくっちスノー様」
たくっちスノー
「お、来てくれた?」
「はい...用件はなんでしょう?」
たくっちスノー
「ちょっと頼みたいことがあってね...いいかな?」
「はい...何なりと」
たくっちスノー
「よし、次は...もしもし、彩月ちゃん?」
たくっちスノーは六本のうちの二本でマガフォンとスマホで通話する
彩月
「何?」
たくっちスノー
「四柳さんはすぐ向かえる?」
彩月
「うん、問題ないよ...また出撃?」
たくっちスノー
「うん、あの人は別行動だから迎えにいくって伝えておいて」
彩月
「分かった」
プツッ
たくっちスノー
「よし...そういうわけだ、説明のためにも自分の側に居てくれないかな?」
「はい」
たくっちスノー
「そういうわけだ...悪く思わないでよ、exe!」
たくっちスノーは時空間へと入っていく
...
リアルワールドの公園...
ここで祖父江四柳は待機していた
四柳
「ここで待機と彩月は言っていたが...」
たくっちスノー
「四柳さん!こっちです!」
四柳の背後からたくっちスノーが現れる
四柳
「久しぶりだな、神」
たくっちスノー
「天才ゲーマーの君が暇なんてびっくりしたよ」
四柳
「最近は大会もないものでな...ところで、別行動と聞いたが」
たくっちスノー
「ああ、その件なんだけど...ほら、おいで」
「はい」
たくっちスノーは右腕から黒い液体を流し、人の形を形成していく
四柳
「それがマガイモノとやらか、七夜から話は聞いている」
たくっちスノー
「話が早くて助かるよ!紹介するね、うちの王国のゲーマーのサイル君だよ!」