完結小説図書館
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~
*62*
...ピッフィー、四柳、音牟の3グループが遂に揃い、近況を話す
四柳
「これで全員が合流したわけか」
サイル
「全員とはいいますが一部が別の世界に...」
四柳
「そういえばそうだったか」
サフィーナ
「そちらは...彩月がいなくなったそうだが?」
音牟
「うん...」
サフィーナ
「それも指示なく独断で連れ出すとは、どういう神経をしている?」
音牟
「ん~と...」
ピッフィー
「なぁ鈴蘭...確かに彩月を救えんかったで落ち込むのはええけど、連れ出したのはお前やで」
音牟
「それは分かってるよぉ...じゃあ、どんなリアクションすればいいのさ、泣けばいいの、怒ればいいの?」
七夜
「つーか、なんで勝手にポケモンの世界行ったんだよ」
音牟
「そ、それは...」
リリオ
「やめろ、時間の無駄だ」
リリオ
「喧嘩なんてしている暇あるなら何か行動したらどうだ」
サイル
「それなんですが、たくっちスノー様からメッセージです」
たくっちスノー
【いやーほならね?君が導いてみろって話でしょ?私はそういいたいですけどね】
リリオ
「いいだろう、極限まで無駄を省いた魔法を見せよう」
リリオは棒で小さく魔方陣を書く
クロノス
「そんなに小さく書いて上手くいくの?」
ワリオ
「ゴマ粒みたいに小さいな」
七夜
「よくそんな器用に書けるな、お前...」
リリオ
「わざわざ大きく書くのは無駄だからな、これが手っ取り早い」
たくっちスノー
「なんなんだこの魔法使い...」
リリオ
「知恵を積んでいくと当たり前のことでも時間の無駄であることに気付いていくんだ」
ワリオ
(こんな風になるなら俺様はバカでいいかもな、いやある意味天才ではあるのだが、ああいうのは...)
サイル
(ああいう人ってどんな生活をしているのでしょうか)
リリオ
「よし」
リリオが魔方陣を書くと、目の前に矢印が現れる
ピッフィー
「なんやこれ!?」
リリオ
「この矢印に沿って歩けば望んでいたことが果たされる、究極の上位魔法だ」
七夜
「どういうことだ?」
たくっちスノー
「レベルファイブのゲームとかで目的地までのガイドをしてくれるアレじゃないの?」
サフィーナ
「なるほど...信頼していいものなのか?」
リリオ
「この魔法が失敗した試しはない」
たくっちスノー
「今の僕はどうしようもならないし...それに頼ってくれないかな?」
ピッフィー
「しゃーないなぁ、行くで」
たくっちスノー
「...」
たくっちスノー
「今のうちに、亜空間の解析をしないと...」