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マモノチューバーズ!全てはゼロのままに(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 105ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 ファンタジー 配信者 
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*14*

【第三話】
『来たぞ新人!最初が肝心!』

翌日...

ジャガー
「魔王様、昨日リザードマンと何の話をしたのですか?」

魔王
「秘密だ」

ジャガー
「僕にも言えないんですか?」

魔王
「そうだ」

ジャガー
「...」

魔王
「それで、商品は何かあった?」

ジャガー
「言いたくありません」

魔王
「何!?」

ジャガー
「魔王様があいつに言ってくれたこと話さないのなら!意地悪するなら僕だって!」

魔王
「やはり拗ねてるなお前...」

ジャガー
「なんで!なんであんなトカゲを信頼するんですか!メイドウィンである僕より!あの人を!」

魔王
「...面倒な神、いや父親だな」

ジャガー
「もう!なんで僕に頼ってくれないんですか!反抗期ですかもー!」

魔王
(む...こうなったジャガーはちと面倒だ...)


魔王
「ジャガー」

ジャガー
「はい、ちゃんと話してくれま」


魔王
「もう我が商品探す」

ジャガー
「ああああああああああああああ!!!」

...

コウモリさん
「で、あいつはさっきから座り込んでるわけか」

魔王
「扱いが面倒な奴だ」

ジャガー
「...」

コウモリさん
「ま、あいつもまだガキだからな...見た目だけは」

魔王
「あれが我や我の世界を作った神なのか?」

コウモリさん
「神といっても生き物だ、思い通りにならないとああやって嫌な顔をする」

魔王
「メイドウィンというのはどれもああなのか?」

コウモリさん
「ま、そうだねぇ」

ジャガー
「コウモリさん、貴方ねぇ...!!」

コウモリさん
「おうおう、随分大人げない反応だことで」

ジャガー
「...だって魔王様が」

魔王
「そんなに知りたいことなのか?」

ジャガー
「秘密を共有されるっていうのがなんかムズムズするんですよ!」

コウモリさん
「年頃の女なんてみんなそういうことするんだよ」

ジャガー
「...僕も女として生まれてくれば」

魔王
「そこまでか...男というのはよくわからんものだ」

コウモリさん
「いっしょくたにされんのはゴメンだね」

ジャガー
「男っていうのは女の事をとことん知りたがるものなんですよ!安全のために!」

魔王
「ああ...次からは気を付ける、それで商品は..」

コンコン

ジャガー
「またあいつですか、もう知りませんよっ!!」ゴロン

コウモリさん
「やれやれ...リザードマンじゃないといいがな」

魔王
「コウモリ、扉開けてこい」

コウモリさん
「お前さんはどうするんだ?」

魔王
「...とりあえず、ジャガーを撫でておく」

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