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*18*
弁当を食べた一行はごみを捨てたあと、akumazonを漁る
雪女
「で、どんな動画を撮るつもりなんだ?」
魔王
「まだ決まらないのだ...何が出来るのかも分からなくてな」
コウモリさん
「クリエイティブな仕事は妄想から始まる、だが引きこもりにヘルチューバーデビューが...」
イエティ
「出来ます」
ジャガー
「はい?」
イエティ
「...私、特技があります」
魔王
「そうなのか!?」
ジャガー
「ほう...ヘルチューバーとしてやっていこうという覚悟はあるみたいですね」
イエティ
「当然だよ、私は雪国のために稼がなくちゃならないから...」
ジャガー
「で、何を買えば?」
イエティ
「これを...」
イエティがakumazonのサイトを操作すると、事務所にそれなりに大きめなテレビとゲームハード、数個のカセットが入った透明な段ボールが送られる
魔王
「こ、これは一体...!?」
コウモリさん
「ああ、ゲーム実況か」
魔王
「じ、ジッキョー?」
ジャガー
「...魔王様には1から話すの大変でしょうね」
コウモリさん
「後で俺がちょっとずつ説明してやる」
雪女
「おおイエティ、それなんのソフトだ?」
イエティ
「前に雪女がずっと買いたがっていた【イクサーパーティ】」
雪女
「あれかー!結局買えなかったんだよなー!」
イエティ
「私達はとりあえずこれの実況動画でデビューします」
雪女
「おーん?...あれ、イエティだけじゃないのか?」
イエティ
「雪女が側にいてほしい」
雪女
「ま、いいよ!オレもこのゲームやりたいし!」
コウモリさん
「編集は俺に任せときな、あの虎よりは役に立つんでな」
イエティ
「便利だね、コウモリさん...」
雪女
「見たことないモンスターなだけあるな!」
コウモリさん
「へへへ、だるぉ?」
魔王
「わ、我はどうすれば...」
ジャガー
「貴方にはこの『宝箱』をネタにしてもらいます」
魔王
「た、宝箱!?」
ジャガー
「ネタは任せますので好きにどうぞ、ただし壊さないようにしてくださいね」
魔王
「わ、分かった...」
雪女
「ところで、チャンネルってマリアチャンネルと同じでいいのか?」
イエティ
「ううん、せっかく事務所になってるんだから別にしよっか」
雪女
「そっかそっか!オレ達両方白いし純白チャンネルって名乗ろうぜ!」
イエティ
「純白...うん、いいかも」
...
魔王
「ま...マリアチャンネルだ!今回はこの宝箱に...我が作った鍵を...!!」
イエティ
「初めましてどうも純白チャンネルです、今回は友達と一緒にイクサーパーティを...」
...
コウモリさん
「...こいつは、面白い」
【ははは、そうでしょ?】
コウモリさん
「久々に楽しめそうだ...もうちょっと付き合わせてくれ、たくっちスノー」
第三話 END