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マモノチューバーズ!全てはゼロのままに(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 105ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 ファンタジー 配信者 
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『第1投稿』
【魔王系ヘルチューバー、誕生?】

ジャガー
「へ...ヘルチューバー!?」

魔王
「な、なんだ?ジャガーはヘルチューバーも知らぬのか?」

ジャガー
「し、知ってます!!知ってますとも!!」

ジャガー
「最近あの馬鹿(たくっちスノー)が作ったというモンスターと人間世界を繋ぐ動画サイト『ヘルチューブ』に動画を投稿し、お金を稼ぐあの職業でしょう!?」

魔王
「人間界では『ユーチューバー』とも言うらしいな」

ジャガー
「人間の事は良いです...で、魔王様がヘルチューバーになりたいと?」

魔王
「そうだ...」

ジャガー
「なんで僕に言わなかったんですか?」

魔王
「こ、断られるだろう...」

ジャガー
「別に断ったりはしませんよ、理由が不純でなかったらですけど」

ジャガー
「むしろ、言ってくれれば準備はしましたよ」

「えっ?」

ジャガー
「確かに貴方は平和を作った『魔王様』の子孫です、ですが貴方には貴方の人生がありますゆえ、やりたいことがあれば隠さずに何なりともうしてくれれば...」

「...そうか、すまなかった」

ジャガー
「ま、事務所買っちゃったししょうがないか...クーリングオフとか面倒だし」

メイドウィンとして世界を守る【魔王】を作り上げたジャガー。
その素性、わりと親バカである

「そ、それなら...なってもいいのか、ヘルチューバーに!」

ジャガー
「なってもいいですけど...なんでヘルチューバーになりたいなんて?」

魔王
「...楽しそうだったから」

ジャガー
「はい」

魔王
「我も...その動画作りとか...楽しく、やっていけたらと思ってな」

ジャガ
「...そうですか」

魔王
「ダメ、か?」

ジャガー
「いいえ」

ジャガー
「とりあえず撮影器具と事務所の家具買いましょうか!!」

ジャガー・メイドウィン・ブラウンという男は、魔王にとことん甘いのである

...

ジャガーは魔王の買った事務所にテーブルとソファー、撮影器具、パソコンを置く

魔王
「む...これが近代の世界か」

ジャガー
「そういえば魔王様、城から出たことありませんでしたしね」

ジャガー
「まずチャンネル名を決めましょうか」

魔王
「ちゃ、チャンネル...?」

ジャガー
「グループ名みたいなものですよ、何かありません?」

魔王
「うむ...我の先祖から取って、マリアチャンネルというのはどうだろうか?」

ジャガー
「良いですね、『マリア』は人間からしても馴染みのある名前ですし、呼びやすいです」

魔王
「ヘルチューブは人間も見るのか?」

ジャガー
「ええ、深層Web製という裏モノですけど」
※深層Webはとても危険なサイトです!!良い子は絶対に関わらないように!!

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