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マモノチューバーズ!全てはゼロのままに(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 105ページ)
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*23*

魔王
「それで、今回は何なんだ?」

ジャガー
「今回はこれです」

ジャガーは魔法で剣を作り出す

魔王
「こ、これは...あの伝説の...」

ジャガー
「ええ、貴方の祖母の祖母が使っていた氷剣【コキュルトス】...」

魔王
「ジャガー、何故こんなものを...!!」


ジャガー
「...の、模造品です」

魔王
「...なんだ、本物ではないのか」ホッ

ジャガー
「本物は時が経ちすぎて使い物になりませんからね」

魔王
「えっ...しかし、よくそんなもの手に入ったな、akumazonにあったのか?」

ジャガー
「ええ、まだ鍛冶屋も無かった頃に作られた物ですから、オーパーツ扱いされてるんですよ」

魔王
「ふむ...で、何をすればいい?」

ジャガー
「この剣を持ちながら、魔界の歴史を語っていただこうかと」

魔王
「ま、魔界の歴史!?」

ジャガー
「ええ、最近は平和ボケしてきましたからね...争いの悲劇感を忘れさせない為にも魔王様にと」

魔王
「それをするために剣は必要なのか」

ジャガー
「雰囲気が大事です!雰囲気!」

ジャガー
「そうそう、魔王様は服装まで魔王様でいてくれないと!着替えを用意しますのでこちらへどうぞ」

ジャガーは魔法で更衣室を作り出す

魔王
「ま、待て...魔王の服装とはコウモリの見せる教科書みたいな服か!?恥ずかしいから嫌だ!!」

ジャガー
「ダメです!貴方の一族は皆そういうの着てるんですから!胸の谷間が出たヘソだし鎧を皆!」

魔王
「何故肝心な部分を隠さない鎧を着せたのだ!?」

ジャガー
「そういうのが喜ばれるんです!」

魔王
「リザードマンに言い付けるぞ!」

ジャガー
「...ぐぬぬ、しょうがないですね!あの人が付けているような普通の鎧を用意します!」

魔王
「頼むぞ...ところで、魔界の歴史については...」

ジャガー
「コウモリさんがメモにして用意してくれます!」

魔王
「そ、そうか...おーいコウモリ!」

魔王が呼び掛けると、イエティ達の部屋からコウモリが現れる

コウモリさん
「はい、ごきげんよー」

ジャガー
「魔界の歴史を...」

コウモリさん
「あーなるほど、すぐリストにするぜ」

魔王
「すまないな...」

コウモリさん
「箱入り娘さんに今の事情を知るにゃちょうどいい機会だしな」

魔王
「...ああ」

コウモリさん
「何せあんたの祖母が雪国に行ってから今までの間に、色んなことがあったからなぁ」

魔王
「...分かった、それを話してみよう」

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