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マモノチューバーズ!全てはゼロのままに(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 105ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 ファンタジー 配信者 
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*5*

みぃ
「えーと、一番無難なのはレビューでしょうか?」

魔王
「れ、れびゅー?」

みぃ
「レビューっていうのは、商品を紹介したり実際に使ったりすることです」

魔王
「それだけでいいのか?」

みぃ
「まぁ、最初はそういうところから始めてみればいいんじゃないですか?」

魔王
「あ、ああ...なるほど」

みぃ
「えーと、私もYouTube用とhelltube用の動画を動画撮らなくちゃいけないからそろそろ帰るね、投稿されたら絶対見ますから!」

魔王
「ああ...色々とすまない」

みぃは時空の渦を抜けて出ていく

魔王
「わ、我の知らない間に...新しい単語が生まれつつあるのだな」

ジャガー
「最近は時代遅れの勇者も来なくて世間を把握できずに居ましたからね」

魔王
「うむ...そ、それでそのれびゅーとやらをするには何か物が必要なのだろう?」

ジャガー
「食べ物でもオモチャでも道具でもなんでも良いですよ」

魔王
「そうか...」

しばらくして、再び時空の穴が開きみぃの頭が飛び出す

みぃ
「あああああ!!肝心なこと伝え忘れてた!!」ヒョコッ

魔王
「ひゃっ!?」

ジャガー
「こ、コラッ!!入る時はドアを開けて来なさい!!」

みぃ
「す、すいません...!!」

魔王
「そ、それで...何か用か?」

みぃ
「魔王様は初めてチャンネルを開設し、動画を投稿するんですよね!?」

みぃ
「それだったらまず、自己紹介動画を作らないと!!」

魔王
「じ...自己紹介だとっ!!?」

ジャガー
「...!!」

みぃ
「...あの、どうかしましたか?」

魔王
「自慢ではないのだが、我は...誰かに自身をアピールしたことがないのだ!!」

みぃ
「ええええ!?魔王なのに!?」

ジャガー
「僕とコウモリさんぐらいしか話し相手が居ませんからね...」

みぃ
「う...そのコウモリさん相手にやったこともないのですか?」

魔王
「ああ...ジャガーが連れてきた使い魔だからな」

ジャガー
「僕はメイドウィンなんです、全身全霊を賭けて魔王様の生活をお守りしなくてはならないのです」

みぃ
「うーん...とりあえず、撮ってみましょうか」

ジャガー
「ええっ!?ぶっつけ本番で!?」

みぃ
「ヘルチューバーは勢いが肝心なんですよ、大丈夫です!魔王様のスタイルと顔ならある程度視聴者を誘えます!」

魔王
「そ、そう...なのか...?」ドキドキ

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