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*54*
【第八話】
『人間滅亡まであと666』
零代目
「ギョポポポポポポポ」
零代目は四枚の写真を何百個ものの目を使い舐め回すように確認していた
零代目
「まずは...誰にするか」
零代目
「今の時間は、無限...ジャガーの精神は...もう、ここに帰ってくることはない」
零代目
「そして、口うるさい黒影は死んだ...誰も俺を止められない」
零代目
「ああ...まずは誰から...誰からにしよう、こんなにも居るんだ、沢山あるもの一つずつ選ぶ主義なんだ...」
零代目
「さて...とりあえずは、あいうえお順だ」
零代目
「となると...最初の狙いは...」
スレンダーマン
【ア イ ム だ】
零代目メイドウィン...スレンダーマンはノイズのように姿を消し、アイヌを追跡する...
そんな事は知らないアイムは...
アイム
「あー、何か仕事はないかな、バイトクビになったしなー」
アイム
「ま、全員クビになったんだけど!」
アイム
「つーか暇だなー...殆ど店が閉まってるしなー...」
零代目
「...あれか」
零代目
「奴がアイム...悪魔か、写真通りの顔だ」
零代目
「まだどこにも所属していないのか」
零代目
「都合がいい...では、早速」
零代目は体を黒くうねらせ、アイムにゆっくりと迫る
...
零代目
「おい」
アイム
「ん?」
零代目
「お前...悪魔だな」
アイム
「ああ、悪魔だよ」
零代目
「...お前には、『アイム』という名前があるな?」
アイム
「おっ...そういやそうだな、誰にも呼ばれたことはないけど」
零代目
「まあいい...お前、暇か?」
アイム
「え?見れば分かるだろ、スゴい暇だ」
アイム
「私だけじゃない、殆どの奴がニートになっちまって遊びが何にもないんだ」
零代目
「そうか...まぁ、そんなことなどどうでもいい...」
零代目
「お前...人間界を侵略する気はないか?」
アイム
「ええ?」
零代目
「暇なのだろう?」
アイム
「まー暇だな」
零代目
「なら...付き合ってもらおうか」
アイム
「...出来るのか?結構前にマリアーゼって奴が世界を遮断したって言うけどさ」
零代目
「俺に不可能などない...そう、俺にはな」
アイム
「...ま、いいか、よろしくな黒いの」
零代目
「まずは一人目」