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*68*
魔王
「コウモリ!?貴様今までどこに行ってたのだ!!」
コウモリさん
「悪い悪い、まぁ話を続けなよプロデューサー?」
プロデューサー
「...では改めて、私はこういう者です」
プロデューサーは魔王達に名刺を差し出す
魔王
「ん...スケイル・ホライトリング?」
プロデューサー
「ええ、まぁ私の世界でのフルネームですよ、呼ばれることは無いと分かっていても親から貰った名を忘れるわけにはいきませんので」
雪女
「お前の世界って?」
プロデューサー
「...実は私、プロデューサーというものに憧れてまして、アイドルをスカウトするためによその世界からやってきたのです」
イエティ
「よそって...別世界から!?」
プロデューサー
「ええ、貴方で言うたくっちスノーさんみたいな方や私は『時空の旅人』なんて呼ばれてますね」
魔王
「時空の旅人...」
プロデューサー
「私みたいに仕事だったり、たくっちスノーさんみたいに観光だったり...時空の旅人は様々な目的で世界を訪れます」
雪女
「このプロデューサーってどうなんだ?」
サキュバス
「んー、そだね、プロデューサーとしてはよくやってるんじゃない?」
ゾンビ
「ええ...なんだかんだでよくまとめてくれるし」
プロデューサー
「はは、君たちには頭が上がらないよ」
プロデューサー
「で、話を戻しますが...時には、こんな風に世界をめちゃくちゃにする悪質な者も存在します」
プロデューサー
「それらはたくっちスノーさんは『時空犯罪者』と呼ばれていますね、今回の騒動もそれらが原因かと」
魔王
「えーと、プロデューサー...でいいだろうか?」
プロデューサー
「ええ、好きなように呼んでください」
魔王
「ではプロデューサー、さっき我にそのたくっちスノーとやらが電話してきたが」
プロデューサー
「ああ、そうらしいね...彼は私をここまで導いてくれた人だ」
魔王
「そうなのか?人間界の神が何故そんなことを」
プロデューサー
「あの人は何かと正義感があるからね、困ってる人をほっとけないみたいな、そういう性質があるらしい」
雪女
「お節介焼きってやつか」
プロデューサー
「そうですね...たくっちスノーさんが貴方に電話をしたのは、恐らく貴方になんとかしてもらおうとしたから」
セイレーン
「なんでその人が解決しないのです? 」
プロデューサー
「そういうルールがあるらしいんだ、世界の騒動は世界の住民が解決させると」
魔王
「ほう...」
プロデューサー
「で、それを踏まえて見せたいものが...これです」
プロデューサーはヘルチューブから検索し、1つのチャンネルを見せる
魔王
「...クリーピーパスタ?」
プロデューサー
「ああ」