完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

マモノチューバーズ!全てはゼロのままに(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 105ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 ファンタジー 配信者 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~

*83*

【第十三話】
『 エンディング後の台本を用意しろ 』

魔王
「...と、いうことがあったのだリザードマン」

リザードマン
「...はぁ」

魔王
「我も信じられん」

リザードマン
「分かります、意味不明ですね」

魔王
「だが...相談できるのはお前しかいないんだ」

リザードマン
「そうですか...しかし驚きましたよ、魔王様が雪国出身だったこととか、母親がまだ生きていたこととか」

魔王
「む...そういえば言ってなかったな」

リザードマン
「ええ、話す暇もありませんでしたからね」

魔王
「そうだな」

リザードマン
「ジャガーが二人いて、もう一人のほうはこっちを探している...と」

リザードマン
「さらにこちらは怪しい..と」

魔王
「うむ、我は...情報が多すぎて...なんか、疲れたぞ...」

魔王はゆっくりとリザードマンの膝へと倒れ混む

リザードマン
「きゃっ!?ま、魔王様!?いけません!誰かに見られたら...」

魔王
「リザードマン...なんだか我は眠たいぞ」

リザードマン
「...」

魔王
「少し...だけ...休ませて...くれ..Zzz」

リザードマン
「...魔王様?」

魔王
「ん...」

魔王はそのまま、眠りにつく


リザードマン
「...弱ったな、こんな岩山は魔王様の寝床に相応しくない」

リザードマン
「どこか...寝床は...といっても、物は止まっているから鉄板同然か」


零代目
「いや、元通りには出来る」

リザードマン
「!?」

リザードマンと魔王の背後から、黒い液体とコウモリが現れる

コウモリさん
「おっす、リザードマン」

リザードマン
「コウモリ!?それにその男は...」

零代目
「魔王、眠っているのか肝心なときに」

リザードマン
「.....魔王様に何か用か?」

零代目
「まあな、魔王を起こしたほうがいいか?」

リザードマン
「魔王様は疲れている、寝かせてくれないか」

コウモリさん
「それもそうかい、まぁあいつに事実を伝えるのも酷だしな」

零代目
「そうだな...それにアレも、長くは持たないだろう」

コウモリさん
「マジかよ...早めに終わっちゃうの?」

零代目
「監理局にバレた以上はな」

コウモリさん
「それもそっかー?」

リザードマン
「何の話をするつもりだ」

零代目
「この世界の話だ」

コウモリさん
「あとヘルチューバーの話」

リザードマン
「はあ?」

82 < 83 > 84