完結小説図書館
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~
*84*
...
リザードマン
「この世界の神は本当は貴様だと!?」
コウモリさん
「そ。」
リザードマン
「それに、自らの娯楽のために...世界を書き換えたと!?」
零代目
「そうだな」
リザードマン
「...暇潰しのためにそんなことを?」
コウモリさん
「だってさ、改変前はすっげぇつまらないところだったんだぜ?」
リザードマン
「...!!」
零代目
「どういう気分だ?」
リザードマン
「全てを否定されるというのはこういう気持ちなのだろうな」
零代目
「そうなのか」
リザードマン
「その...連れてきた五人はどうする気だ?」
零代目
「俺の計画に荷担させたとはいえ、よくやっているよ」
コウモリさん
「普段見下してるお前でも誉めたり出来るんだな」
零代目
「こんなものは誉め言葉なんかじゃないだろう」
コウモリさん
「ふーん?」
リザードマン
「それで何の用だ」
零代目
「いや、魔王に伝えておきたいことがあってな」
コウモリさん
「そろそろ結界が破れそうってな」
リザードマン
「...破る、ではなくてか?」
コウモリさん
「あったりー」
零代目
「まあ、実際俺たちが破ることも可能だが...全人類が生命活動を維持できなくなると解除される仕組みとなっている、出来ればそうしたい」
リザードマン
「ならどうして」
零代目
「押さえつけていたジャガーの結界がもう限界だ」
リザードマン
「えっ」
コウモリさん
「何日もったよ」
零代目
「3カ月ぐらいだろうか...」
コウモリさん
「マジか、ジャガー失踪して3カ月経ってんのか、そんな気しねー」
零代目
「まぁ、時間が止まってたからな」
コウモリさん
「もう戻したほうがいいか?」
リザードマン
「何故時を止めた?」
コウモリさん
「歴史がジャガーをメイドウィンとしていたのがムカついた、零代目にやるつもりだったのに」
零代目
「ああ...俺が考案したんだ、物だけが止まる世界」
リザードマン
「早く元に戻せっ!!」
コウモリさん
「あーいよ、やるぜ零代目」
零代目
「ま、待て...俺の体に負担がかかるから結界内で」
コウモリさん
「んじゃこいつ連れてくぞ」
零代目
「えっ」
コウモリさん
「後で演説するからもうぶちまけようぜ?」
零代目
「...お前、最終手段に出たな」
リザードマン
「え?え?」
コウモリさん
「アイラビュ~!!」
コウモリと零代目は魔王を連れて、時空の渦を抜けていく
リザードマン
「お、おい待て!!」