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*9*
『第二話』
【取ろうぜ100万!狙うは頂点!】
マリアチャンネルによる生放送から一週間が経過した...
魔王
「ど...どうなんだ、この間のアレは」
ジャガー
「はい...あれから一週間経過しましたが、ネット上で少し話題になった程度ですかね」
魔王
「そうか...本当に誰か見ていたのか」
ジャガー
「とりあえず、掴みはバッチリと言ったところでしょうかね」
魔王
「うむ...これが、ヘルチューバー...」
ジャガー
「ダメですよ、この程度で根を上げちゃ、魔王様がやりたいと言ったのですから」
ジャガー
「一応これもお仕事なんです、最低限食っていけるぐらいは稼ぎませんと」
魔王
「何...動画を撮るだけで金が貰えるというのか?単なる趣味ではないのか?」
ジャガー
「趣味で仕事はできません...なんでも、誰かが動画を見てくれた場合、この数だけお金になったりするらしいですね」
魔王
「す、凄いな...最近の仕事は...」
ジャガー
「ほんとですね、動画撮るだけでお金が手に入るなんて楽なものですよ」
ジャガー
(まぁ見てなきゃ意味ありませんが)
魔王
「それでジャガー...どれくらい見てくれればいいんだ?」
ジャガー
「そんなの、軽く100万は越えないと生きていけませんよ」
魔王
「えっ!?」
ジャガー
「そりゃそうですよ、芸人やタレントみたいなものですから、大半がつまらなくて埋もれていったものばかりですよ」
魔王
「む...」
ジャガー
「ですが、魔王様ならすぐに大物ヘルチューバーになれるって信じてますよ!」
魔王
「そういうこと言わないでくれ...凄いプレッシャー」
ジャガー
(少し厳しいかもしれないが...貴方様は魔王、例えヘルチューバーという事であろうと大きな事をやり遂げ、名を残してもらいたいのです!)
魔王
「そ、それで...改めてれびゅーとやらを考えなくてはいけなくなったか」
ジャガー
「akumazonで買いたい物がありましたら、なんでも言ってください」
魔王
「えっ...!?」
ジャガー
「動画を撮るためですからね?」
魔王
「分かってるさ」シュン
ジャガー
(魔王様、貴方には一肌脱いでもらいます!)
魔王
「ジャガー来い、お前も探すんだ」
ジャガー
「はい」