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マモノチューバーズ!全てはゼロのままに(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 105ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 ファンタジー 配信者 
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*95*

【最終回】
『ようこそニセモノ世界へ』

魔王
「ん...んん...おは、ええ!?」

魔王は目が覚めて驚愕する

零代目
「おはようだなシルバー、今日から俺がこの世界のメイドウィンだ」

魔王
「え、えーと」

零代目
「スレンダーマンでいい」

魔王
「スレンダーマン、聞きたいことがある」

零代目
「どうした?」



魔王
「この、グニャグニャの世界はなんだ?」

零代目
「え、魔王城だが?」

魔王
「ここがか!?」

魔王の城は、あっちこっちがカラフルになり、変わったオブジェクトで埋め尽くされていた

零代目
「ようこそニセモノ世界へ」

コウモリさん
「おっすシルバー!どうよ、俺がプロデュースしたニセモノ世界は?」

魔王
「落ち着かん!元に戻せ!」

零代目
「いいか?」

コウモリさん
「シルバーがそう言うなら?」

零代目
「そうか」

零代目が指をならすと、この間までの魔王城に早変わりする

魔王
「む...余計なことはするな」

コウモリさん
「喜んでくれるって思ったがな~」

零代目
「まぁ、イロモノではなくニセモノ、つまり紛い物なんだからな、別にそっくりでも良いだろう」

コウモリさん
「そうだな」

魔王
「...ジャガーがどうしたか?」

コウモリさん
「おいおい、まだ寝ぼけてるのか?」

魔王
「分かってはいるが、帰ってくるのだろう?」

零代目
「...さあな、俺の時空のジャガーの匙加減かな」

零代目
「ただ、時空最狂の犯罪者のクローンだ、刑期が短くはないだろう」

コウモリさん
「だなー、根深く侵略してたしな、シルバーの精神に」

魔王
「え?...そういえば、何故我を名前で呼ぶ?」

コウモリさん
「え?何故ってそりゃ...」

零代目
「もう『魔王』である必要はないからな...なぁ?『シルバー』」

魔王
「...落ち着かんな」

コウモリさん
「大魔王だってギンちゃんって言ってるだろ?」

魔王
「それはそうだが...」

零代目
「まぁ、こんなところで話をしなくてもいいだろう、外に行くぞ」

魔王
「え?」

コウモリさん
「おいおい、ヘルチューバーなんだぞ?遅刻は厳禁!」

魔王
「え...ああ」

...

魔王
(思い出せない...ジャガーと過ごした日々が昨日以上に薄れている...)

魔王
(本当に、ありもしない思い出だったのか?全て...)




『ニセモノの人生を歩んでください?』

魔王
「.....」

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