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*114*
Sonic.exe
「また来たな」
たくっちスノー
「………君は」
ーーーーーーーーーーーーーーー
海斗
「……」
たくっちスノー
「数年たったというのに………変わらないね、君は」
海斗
「既に1度死んだ身ですから」
たくっちスノー
「あ、そっか………うん」
たくっちスノー
「あの時はごめんね………あの事件の直後だったよね、僕がああなったの」
海斗
「うん」
たくっちスノー
「君も………あそこにいたの?あそこで僕を取り戻そうと?」
海斗
「そうだったら嬉しい?」
たくっちスノー
「うん、本音を言うとね」
海斗
「これから、貴方はどうするんですか?」
たくっちスノー
「うん、それを考えてる………最期にできることは無いかってさ」
海斗
「えっ、最期って何を………」
たくっちスノー
「さっき、時空監獄からメールが来たんだ」
たくっちスノー
「【たくっちスノーは時空に必要ない】ってね」
海斗
「そ、そんな…………!!」
たくっちスノー
「うん、仕方ないよ、ほら僕もともと時空犯罪者だし、監理局の局長だから今回の件に責任取らないと」
たくっちスノー
「でも………僕の被害者を救えなかったことだけが心残りだな」
海斗
「どうして……皆で頑張って雪さんを取り戻したのに」
たくっちスノー
「………ま、気を落とすなよ海斗君、僕がいなくなった位でなんだ」
たくっちスノー
「言ったろ?黒影の代わりにはなれなかったが、たくっちスノーの代わりならいくらでもいるんだ」
たくっちスノー
「むしろごめんな、時空犯罪者ってこと黙ってて………それ言っとけば、ここまでの関係にもならなかっただろうしさ」
海斗
「……」
たくっちスノー
「自分さ、君に会ってから夢を見たんだ………君との夢を」
たくっちスノー
「でも、結局のところ夢だから跡形もなく無くなる」
たくっちスノー
「………海斗君」
たくっちスノー
「君は彩都氏の世界のキャラなんだ、ダストヒューマンはただ協力しただけ。」
たくっちスノー
「だから、この世界のみんなと会える期間は少なくなるかも………ほら、うちのキャラはフリー素材だけど、勝手によそのキャラを使っちゃ怒られる」
たくっちスノー
「ぶっ飛んでるけど迷惑はかけない人達だから、その時がきたらよろしくね」
海斗
「…………はい。」
たくっちスノー
「僕から言えるのは、これだけだ………じゃあ、【三千回愛してる】………リニュ前に教えてもらったんだ」
海斗
「…………いつか、また、どこかで会おうか
」
たくっちスノー
「うん、もし、いつかがあれば………ね。」