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*27*
160:00
たくっちスノー
『…………お、良かったなお前ら、視聴者がどんどん増えていくぞ』
「………」
たくっちスノー
『もうお前達はカメラを止められない、今ここで止めれば野次馬が騒ぎの現場に乗り込んでくるだろうし、何よりあんたらのプライドが許さないんだろ?』
たくっちスノー
『傲慢傲慢!俺にとっちゃ悪くない結末だがな』
「…………もっと、もっとたくっちスノーを用意しなくては」
たくっちスノー
『無いんだろ?アンドロイドの【本来の】ハンターは』
「!!」
たくっちスノー
『アレを軍隊にする計画自体はあったが、戦闘力があるわけではない、そんなもの欲しくないよな?』
たくっちスノー
『お前らが量産型たくっちスノーを作ったのは都合のいいあやつり人形だからだもんなぁ?俺の【自由さ】は下手なアンドロイドより仕事が出来るからな』
たくっちスノー
『お前達は本当に楽をしたいだけだ、世界の管理も、自分たちの管理も、ぜーんぶそこの量産型にやってもらいたいだけなんだ、その上で偉い立場を維持して威張りたいだからな、ふざけるのも大概にしろよ………俺みたいなことしやがって』
「…………」
たくっちスノー
『どうした?黙ってもらいたいならリセットしてみろよ、未来の俺にやったみたいにな』
たくっちスノー
『量産型たくっちスノーにでも命令してみろよ』
「………いいや、こうなればこの手だ、カメラを回せ」
たくっちスノー
『何をして………』
と、その時たくっちスノーのマガフォンが鳴る……縄で縛られようと足から触手を生やし通話する
たくっちスノー
『はい、もしもし……ええまぁ、一応俺もたくっちスノーですが……』
たくっちスノー
『げっ、時空監獄かよ………なんですかいこんな時に、俺はもう収容される前に豚箱状態で………え?俺じゃない?』
たくっちスノー
『…………なんだって?それはマジか?』
たくっちスノー
『ああ、分かった………すぐに伝える、ああ、そっちも気をつけろ……って犯罪者に言われたくないわな』
プツン
たくっちスノー
『てめぇ、血迷ったか…………管理局!!』
たくっちスノー
『一刻も早くかなちゃん様に伝えなくては………』
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マガフォンから着信が入る
かなちゃん
「リニュ前のたくっちスノーさんからです、もしもし?」
たくっちスノー
【あっ、かなちゃん様!!大変なんです!さっき時空監獄から連絡が来て………】
たくっちスノー
【時空犯罪者を収容していた檻のロックが突然外れて、この世界に向かっているって!!】
かなちゃん
「な、なんですとー!!?」