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*32*
この戦いには決定打がない。
監理局にもそれらを止める者達にも
メイドウィンやキャラクター達が結集しても量産型たくっちスノーの流れを止めることが出来ず、監理局もまたリニュ前たくっちスノーが言ったように量産型たくっちスノー以外の数のある戦力がなかった
協力者がいなくなったからだ、監理局内部の人間も少しずつ抜けていったからだ。
力を貸すものは誰もいない、無限に湧き続ける人形だけが残っている
この状況は奇しくも、名無しの怪物が1度監理局に戻ってきた状況に似ていた。
そして互いの勢力は共に陣営を崩されることなく、ただ懸命に戦い続け………
逃走中アルティメット開始。
たくっちスノー救出と時空太陽崩壊の阻止の為にリニュ前たくっちスノーの作戦決行より………30分経過。
150:00
たくっちスノー
『……………ふーむ』
時空犯罪者達は抑え込まれていくが、時空監獄のロックは開けられたままなのでまた送られていくといういたちごっこが続いていた
たくっちスノー
(まだか………あいつが素直に言うことを聞いてくれるとは思わないが、これしか方法がないんだぞ)
「やったぞ!!やった!!」
たくっちスノーが寝転がっていると監理局の人間が上がり込んでくる
「どうした!?」
「逃走者の中に鑢七実もいたんです!今捕まえたんで持ってきます!」
「よし!今行く!」
鑢七実、日本最強の剣豪にして鑢七花の姉。
1度七花に討たれた肉体を監理局は蘇らせ、設定を得ようとしていたのだが………それに関しては別の話
※メイドウィン逃走中外伝参照
七実は元々監理局が狙っていただけはあり、あっという間に監理局は七実の元に向かっていく
たくっちスノー
『マジかよ、あの日本最強が…………』
たくっちスノー
『ま、これも計画のうちなんだけどな』
リニュ前たくっちスノーは誰もいなくなったのを見計らって、黒い液体をオリジナルたくっちスノーへと伸ばす
たくっちスノー
『なめんなよ………俺だって、たくっちスノーなんだからな………』
たくっちスノー
『何の取り柄も個性もない、誰にも勝てないクズみたいなマガイモノのなりそこないだが………俺だって』
たくっちスノー
『1回だけでいいから誰かを守りたい』