完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

『✕✕✕アルティメット』ブレイク(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 119ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 時空監理局編 逃走中 オールスター 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~

*76*

グリード
「オオオオオオオオ!!!」

ヤード
「うわっ、また来た!!」

キュアビート
「ビートソニック!!」

グリード
「グオッ!」

ヤード
「隙ができた!」

キュアビートの音波がグリードを押し出し、一瞬浮いた所をヤードが蹴飛ばした!

その衝撃でグリードから生えていた尻尾が宙を舞う

キュアビート
「しっぽ!!?」

奥田
「獣人だったんですか………」

グリード
「ウウ………オウ、オウ、オウ」

起き上がったグリードは千切れた自分の尻尾を覗くとそのまま喰らいついた

ヤード
「本当にバケモンじゃねぇか……」

左右田
「えーと、ここをこうして………よっしゃあ!開いたぞ!」

左右田が扉を引っこ抜くと、ぎゅうぎゅう詰めになっていた缶詰や肉が落ちてくる

左右田
「って、なんで肉ばっか詰まってんだよ!!」

絵里
「非常食的な?」

宮本
「長い間詰め込まれていた形跡があるのに腐ってるものは1つもない………監理局の技術はとんでもないわね」

左右田
「感心してる場合かよ!?」

グリード
「オオオオオオオオ!!!」

吉井
「アーッ!こっち見た!!」

左右田
「食べないでください!!(恐怖のあまり裏声)」

ボッスン
「お前がそれを言うのか………」

ヤード
「ほら!!皆早くこっち来るんだ!!」


グリードは大量の肉目掛けて突っ込み、左右田達は慌ててヤードの後ろに回る

左右田
「結局餌与えただけかよ!俺の苦労って一体………」

吉井
「何気に肉抱えてる人多くて草」

律子
「良いじゃないもったいないし」

絵里
「いい匂いしてたし」

ボッスン
「お前らなぁ……ん?宮本、お前が持ってるそれミートボールの缶詰か」

宮本
「ええ、缶詰なら手軽に掴めるし持ち帰りやすいと思ってね」

ボッスン
「…………ミートボールか、なぁヤード、作戦思いついたから時間稼ぎしてくれ」

ヤード
「任せとけ」

ボッスン
「奥田!ちょっと手を貸してくれ!」

奥田
「はい!」

グリード
「ウウウウウ…………!!」

ヤード
「来いよ、怪物!!」


グリード
「汝 我が糧となり 我が栄養となり 骨と散れ」


ヤード
「!?」

グリード
「獣の性、食物連鎖の崩壊、煉獄の傷跡我が身にありて」


ヤード
「なんだ……食事したら様子が変わった 」

グリード
「我が名は全てを喰らい尽くすモノ」




グリード
「イビルジョー」

75 < 76 > 77