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*77*
ヤード
「イビルジョーって………あの男が倒したって言ってたやつか」
イビルジョー
「我が魂 肉体無くとも 尽きることなし 鍵爪となり皮となり骨髄となり 永遠に語られる」
イビルジョー
「我が代わりを浴びて魂の底まで染まりし時、身も心も恐暴竜となりて顕現する」
ヤード
「なんかめんどくせぇのが来たな………時間は掛かりそうか?」
ボッスン
「もうちょっとだ!」
イビルジョー
「我こそは【恐暴竜】イビルジョー ただ喰らう為に生き、生きるために喰らうもの」
イビルジョー
「生態系や地理が砕け散ろうとも、我1人がここにいる」
ヤード
「ふざけた怪物が………!!」
イビルジョー
「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!」
イビルジョーに支配されたグリードの肉体が赤く染まる
イビルジョー
「ブルルルルアッ!!」
ヤード
「ぐっ!!………強さだけはさっきより上になっているな!」
イビルジョー
「ガルルルルルルアッ!!!」
グリードは床を踏み荒らし、龍素の大量に詰まったブレスを撒き散らす………肉体がどんどんイビルジョーに支配されていく
ヤード
「これじゃバケモンを通り越して怪物だ!攻撃する暇もない!」
ボッスン
「よし、出来た…………受け取れヤード!ボッスン特製スペシャルミートボールだ!」
ボッスンはスリングにティッシュを被せ、ミートボールを引っ掛けて伸ばす
ヤード
「おお!それが作戦か!」
ボッスン
「…………集中、スリングショット!!」
ボッスンはゴムを捻りミートボールを発射する
イビルジョー
「汝の栄養素 汝の血肉 全て我が元に還る 」
ヤードはミートボールを追う……が、イビルジョーの猛烈なタックルで弾かれ、そのままイビルジョーの口の中へ………
左右田
「あーーー!!!」
ヤード
「しまった!!」
ボッスン
「掛かったな、作戦通りだ!」
ボッスン
「そのボッスンスペシャルは普通のミートボールじゃない………!」
イビルジョー
「…………ッ!!?」
ボッスン
「奥田の作った麻痺薬を存分に混ぜた【マヒ肉】だーーーー!!」
イビルジョー
「………………!?!!?!!?」
ヤード
「そこだコンチクショウーーーーッ!!!」
ヤードは鋭い拳をグリードの頭部に目掛けて振りかぶり、グリードは凄まじい勢いで床に叩きつけられる
ヤード
「…………よしっ!終わりっ!」
ボッスン
「肉が無かったらどうなってたか」
左右田
「冗談抜きで死ぬかと思った………」