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*86*
一護
「……【悪刀・鐚(びた)】ッ!」
洋輝
「悪刀?それは一体」
一護
「………古来に作られた謎の刀【完了形変体刀】」
一護
「その中で死神から見て唯一形と能力が分かってンのが悪刀・鐚」
一護
「アイツを心臓にぶっ刺すと、刀が【死を拒んで】無理矢理生かすんだ」
洋輝
「不死になる………のはちょっと違うか」
一護
「心臓部分に穴が空いていたな」
遊戯
「それって、もう一回は使ったってこと………?」
七実
「…………」
悪刀・鐚が突き刺さった胸元の血管は禍々しく変色し、肌は生気を感じられないほどに白く染まる
七実
「では、面倒なことになるのは御免ですので、どうか死なないでくださいね」
ルフィ
「あっそーだ、おい洋輝!おれ捕まえる方法思いついた!」
洋輝
「本当か!?」
ルフィ
「ギア3!」プクー
ルフィは親指を咥えて空気を込め、大きく膨らませる
七実
「先程の高速移動に加え、肉体の膨張まで出来るとは………貴方は一体何者ですか?」
ルフィ
「おれは…………海賊王になる男だァ!ゴムゴムの~~!!」
ルフィ
「ギガントピストル!!」
七実
「『ごむ』………ああ、未来に存在する軟物質ですか」
七実
「でしたら………」
ルフィの巨大な右腕を七実は押し出すように受け止め、瞬間移動でルフィの真上へ飛ぶ
七実
「骨の肥大化……普通の人間には不可能に近い技術ですが、見稽古で見てしまえば」プクー
七実
「類義した物を発動することは出来なくないんです」
七実の右腕も大きく膨らみ、ルフィの真下へ……
洋輝
「ルフィ!」
と、そこに洋輝が素早く動いてルフィを押し出し、直撃は間一髪免れるが、余波で2人は吹き飛ぶ
遊戯
「無茶だよ!あの危険な技を真似させるなんて!」
ルフィ
「ニシシ、これでいいんだ!」
七実
「あら、あらららららら」
拳を叩きつけた後の七実は空気が抜けたように空を舞い…………ただでさえ小さめの身長が更に小さくなって床に落ちる
ルフィ
「お前すっげぇな、ギア3まで真似出来るんだからさ、おれも最初使った後そんな風になったまって大変だったからな~」
洋輝
「……そうか!ギア3の副作用!弱点まで綺麗さっぱり真似したことで無力化させたのか!」
悟空
「おめぇやるなぁ!」
ルフィ
「へへっ、今のうちに縄で縛ってどっかに置いとこーぜ!」