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*87*
87:58
鑢七実の無力化と同時刻。
たくっちスノー達はある部屋の、ある壁にたどり着いていた
たくっちスノー
「あった!改装されてるけどここで間違いない………」
月詠
「ここが入口?」
霊歌
「ただの壁にしか見えないけど………」
たくっちスノー
「はい、というかほぼ壁です……誰か、メイドウィンの人、ここを叩いてみてくれませんか?」
メイドウィン
「ん、お前もメイドウィンだろ?」
たくっちスノー
「数年も前だから自分じゃ無理みたいです、ほら」
たくっちスノーが壁を叩いてもいい音が鳴るだけで特に変化は起きない
sorutymata
「では私が………この部分で良かったですか?」
たくっちスノー
「はい、力はあまりいりませんので、机を叩くような感覚でどうぞ」
sorutymata
「………………っ!」
sorutymataが壁を叩くと、まるで最初からレンガが積まれていただけだったかのように、いとも容易く壁は崩れ道が出来る
Konakun
「壁の中に道が!?」
たくっちスノー
「この先は特別な部屋でね……メイドウィン以外はこの部分だけ壊せないようにしていたんだ、隠し物には持って来いってわけか」
ヤード
「マジか………そんなん偶然倒れ込んだりでもしないと気付くわけないよな………」
sorutymata
「特別な部屋………と言ってましたが、一体…………」
たくっちスノー
「マガイモノにとって特別な部屋なんて決まってますよ」
壊された壁の奥………底には無数のアンプルや研究装置が置いてあり、保管装置の中には黒い液体が………
たくっちスノー
「リメンバー・ツルギ・プロジェクト………名無しの怪物、この時空の父さんが黒影剣を作るための監理局だけが知っていた計画」
たくっちスノー
「自分はあの人の作った生涯最後のマガイモノでした」
Konakun
「んじゃ、ここって局長サンが生まれた場所…………」
たくっちスノー
「自分は元々失敗作でしたが、この場所で数多くのアニメやゲームの設定を大量に取り込むことで、こうして肉体を形成することが出来たんです」
たくっちスノー
「そして自分はその中でもバランスのよかった2つの名前を合わせて【たくっちスノー】と名乗るようになったんです」
「そして、リメンバー・ツルギ・プロジェクト………理想の恋人を作るという一大計画は黒影亡き後に遂に実現した」
「あなたの死と……量産型たくっちスノーによって!」
たくっちスノー
「貴方は…………マサクゥル・ドゥレス・ラウル!」
メイドウィン
「唐突に新キャラ出すのやめーや」
ヘレン
「唐突な新キャラがラスボスなんてわりとよくあるだろーがよ」