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『✕✕✕アルティメット』ブレイク(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 119ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 時空監理局編 逃走中 オールスター 
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マサクゥル
「この数年間、局長がいない間指揮を取っていたのは私です」

マサクゥル
「部下だって私が雇いますとも、はい」

マサクゥル
「が、彼らは...………まぁ、見ての通りです、利益と賞賛と楽が大好きな、どこにでもいる人間です」

マサクゥル
「まぁ、ここには合わなかったようですね、細々と支援する便利な脇役みたいな職場ですから、とにかく目立ちたい愛されたい楽したい遊びたいで」

メイドウィン
「お前、よくそんなの雇ったな」

たくっちスノー
『親父だって似たようなのよく雇ってるだろ』

メイドウィン
「そうだっけ?」

マサクゥル
「ま、彼らが暴走して見ての通りですよ、もう無理だから来世に期待しようとこの有様」

メイドウィン
「自分は悪くないって言いたいの?」

マサクゥル
「もちろん悪いとは思っています、ですが………私は貴方を止められないし、貴方は今の私を殺せない」

霊歌
「どういうこと?」

マサクゥル
「私の後ろの赤いボタンで杭の原材料となっているナノマシンを停止させることが出来ます、さあ、どうぞ」

たくっちスノー
『え、そんなあっさりと』

たくっちスノー
「分かった」

たくっちスノーは触手をのばし、ボタンを押すと…………時空監理局が揺れ始める

Konakun
「ひいいいっ!!じ、地震!?」

月詠
「あっ、最後お決まりのアレだ」

たくっちスノー
『おい!罠かよ!?』

マサクゥル
「いいえ、そのボタンを押したことでナノマシンは止まり、いとも容易く杭は壊せるようになりました」

マサクゥル
「そして、この部屋にある全ての未完成マガイモノが私とひとつになってしまい、究極のマガイモノが生まれます」

たくっちスノー
『はあ!?』

マサクゥル
「私がこんな所で突っ立ってて妙だと思わなかったんですか?………知らぬ間に先程言った部下に改造されていたようで」

マサクゥル
「時空太陽破壊用マガイモノのコアにされてしまいました」

sorutymata
「時空太陽破壊用マガイモノ!?」

マサクゥル
「杭は単なるフェイントということです、それでは皆さんさようなら」

たくっちスノー
『おい、お前らさっさと逃げるぞ!!あとこの縄ほどいて!!』




マサクゥル
「そして、たくっちスノーさん」



マサクゥル
「もう二度と、死にたいなんて言わないでくださいね」


マサクゥル
「貴方はいいやつになりたいのだったら……………一生、正義の面被り続けてください」


マサクゥル
「さよなら」

部屋から黒い液体が飛び出していき、部屋全体を包み込む…………!!

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