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『✕✕✕アルティメット』ブレイク(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 119ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 時空監理局編 逃走中 オールスター 
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「失敗作ごときがこのマガイモノに勝てると思って………イテッ!」

背後からスパイダーマンの右腕を生やしたリニュ前たくっちスノーが巨大マガイモノの首を絞める

たくっちスノー
『そこのマガイモノだって、失敗作の寄せ集めだろーがよ!』

たくっちスノー
「なんでこんなことをした………改造までして、マサクゥルが嫌いだったのか!」

「嫌いさ!今の監理局も、マサクゥルも!お前も!時空の全員も!」

監理局の人間は一斉に喋る

たくっちスノー
「嫌い…………!?」

「自分達が監理局に入ったのは、たくっちスノーに復讐をしたかったわけでも、はたまた世界を救いたいわけでもない!」

「圧倒的地位の高い所だと思ってたんだ!なのに来てみたらどうだ!」

「その世界に文化を与えることは禁止されるし、自分から事件の解決に乗り出してヒーローにもなれない!」

「もっと英雄扱いされたい!敬え!!誰がお前らの平和守ってやってると思ってんだ!」

たくっちスノー
「…………はぁ」

たくっちスノー
「僕達はヒーローじゃない!ヒーローの味方だ!」

たくっちスノー
「過度に関われば逆に世界に悪い影響を与える!…………それに、英雄になれなくても友達になる事は構わないって、ちゃんと規約書に書いたはずですが」

「友達は嫌だ!もっと上下関係で下にならない関係がいい!だから英雄!常にトップ!監理局という組織はそれがある!」

たくっちスノー
『だから、嫌いか………俺たちの事が』

「善は、俺たちの邪魔をする!悪は、俺たちが倒すために生まれても、勝手に増えていく!」

「善も、悪も嫌いだ!!必要なのは…………何も言わず命令を聞く【量産型(モブ)】だけだ!」

「犯罪者のお前だってそうだろう!?誰も彼も嫌いでたまらなかっただろう!?」


たくっちスノー
「…………んなわけあるかっ!!!」


たくっちスノー
「僕が時空犯罪者になったのは…………コンプレックスからだ」

たくっちスノー
「僕は何物でもない!善にもなれず、悪にもなれない【中途半端な怪物】だ!」

たくっちスノー
「だから僕は………黒影やデーリッチが羨ましかった!!あの頃は………どんな手を使ってでも………誰かのようになりたかった」

たくっちスノー
「僕は、真似するだけで何も出来ない、真似したところで誰にも勝てない……そんなやつさ」

たくっちスノー
「でもこの時空の皆は違う!代理局長になってより一層そう思った!」

たくっちスノー
「みんながみんな、精一杯生きてる!失敗もして、辛いことがあって!それでも成功して、幸せになって!」

たくっちスノー
「どんなに辛い目にあっても自分や仲間を信じて諦めない善も!たとえ非道な方法でやりたい事のため動く悪も!」

たくっちスノー
「幸せのために頑張ってるんだ!!」


たくっちスノー
「そんな皆が………僕は、僕は…………」










たくっちスノー
「大好きなんだああああああああああああああああぁぁぁっ!!!!!」

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