コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 魔界の姫と白竜・黒竜
- 日時: 2014/08/15 16:15
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
- 悪魔と人間の日常を描いた騒ぎがありながらもアクションあり、シリアスあり、コメディありというエキサイティングな小説です。最後の最後まで読んでいただけたらうれしいです。 
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- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(373) ( No.381 )
- 日時: 2016/03/15 14:45
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
- 辺りを見回すと雪がもう先に行っている。 
 「みんな…スライムの様子がおかしいみたいだけど…」
 まずい。
 これじゃいつ毒ガス化しても不自然じゃなさそうだ。
 「い、急がなきゃな」
 霜も少し焦り気味だ。
 「こりゃ話をしている場合じゃないな。とにかく早く逃げよう!」
 もう何がどうなったっていいや。
 とにかく逃げよう。
 風よりも何よりも速く走って逃げよう。
 そのスライムをかなり突き放したその時だった。
 危惧していたことが起きたのは。
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(374) ( No.382 )
- 日時: 2016/03/15 14:56
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
- まさかのまさかでスライムが本当に毒ガス化してしまったのだ。 
 何か様子がおかしいと思ったはガス化の前兆だったんだ。
 もう走って逃げるしかないね。
 あれ?
 あれは…
 海軍?
 どうしてここにいるんだろう?
 研究所のロビーの2階の窓から先に着いた雪が見た光景は恐ろしいものだった。
 1人の海兵が逃げ遅れてガスの中に入ってしまった。
 「あぁ…た…す…」
 彼は固まって口を聞かなくなってしまった。
 これはもしかして…
 化学兵器!?
 化学兵器は現実世界では1997年に禁止されているものだ。
 でもここはファンタジーな世界。
 使われていてもおかしくない。
 けれども海軍は逃げ切れるのだろうか?
 僕はロビーで息を殺しながら隠れていた。
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(375) ( No.383 )
- 日時: 2016/03/17 09:32
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
- さて、こちらは青龍院兄弟… 
 「何この毒ガス!」
 「こんな不思議な走り方でも追いつかれそうだ!」
 「恐ろしいほど侵食のしようが速いって!」
 「海軍も恐ろしいようにやられていくよな」
 「飛んだところねここは!」
 走っている6人は毒ガスの恐怖と戦っていた。
 海軍の先陣と6人は無事ガスから逃げられた。
 けれど、僕はここからが戦いだということを知らなかった。
 その毒ガスとの戦いがまた始まることも、背後の人間との戦いも。
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(376) ( No.384 )
- 日時: 2016/03/17 09:43
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
- さて、こちらは子供達。 
 彼らの中の1人が脱走してロビーの方へ逃げて行った。
 その少女はヨハンナ。
 みんなの姿を見ていられなかったかは知らないけれど、もういたたまれなくなった彼女は逃げることにした。
 5歳にしては145センチはある大きな体でとある1室の中で隠れていた。
 この毒ガスの正体は吸い込むと肺胞の機能を麻痺させることで敵兵を殺して行く化学兵器なのだ。
 他にも、あの研究者が作った兵器を挙げると天然痘ウイルスやペストウイルスといった生物兵器がその代表だ。
 けれども機械系の兵器を作ったことはない。
 というのも彼がそれに興味がないからだ。
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(377) ( No.385 )
- 日時: 2016/03/17 10:11
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
- さて僕らは走っていると、門番の『鬼門番フェリペ』が待ち構えていた。 
 足が正味おかしい。
 「足がおかしい…僕は認めないぞ!一体…お前は何タウロスなんだよ!」
 鬼門番に一発蹴りを入れるとブサーの鳴る門を潜り抜けた。
 一方、後方40mにいる雷と雫は、
 「何だ!?このブザーは!!?」
 「多分、この門が閉ざされようとしているんだろう」
 さて、さらに後方70mにいる篤たちはと言うと…
 「走ってばかりだよもう」
 「なんですかもう弱音ですか?」
 「ただの愚痴だよ!」
 「もうこんなの嫌だー!」
 もう露は弱音を吐いている。
 海軍もやっと状況を理解したのか扉へまっしぐら。
 でも予想だにしなかったことが起きた。
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