コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- お姫様は笑わない!
- 日時: 2011/02/26 15:25
- 名前: 白銀の夜 ◆/.wGEvSoxI (ID: bQbYMR0G)
初めまして。
白銀の夜です。
白銀はシロガネと読んで下さい。
ハクギンでも構わないですが。
とりあえず
荒らし
中傷
などなどはやめてください。
コメント
アドバイス
ばっちこいです。
というわけで始めます。
お客さん。
紅茶s 菫s 真飛s 虎々s 羅輝s サジュs クロ+s 花梨s hanas
オリキャラ用紙 >>16
オリキャラ*
アヤカ(菫s作)>>18 レルシェ・アーシェント(サジュs作)>>25
メイ・サリズム(真飛s作)>>19ココ・メルシェ(サジュs作)>>25
リト(虎々s作)>>22 アミン・テナー(サジュs作)>>25
ロロ(羅輝s作)>>23 シャーラ・サンドグルフ(クロ+s作)>>34
リリ(羅輝s作)>>23
プロローグ >>1
一話「夜の星」 >>7 >>9 >>10 >>11 >>12 >>13 >>14
二話「森の神」 >>15 >>17 >>21 >>28 >>30 >>33
「昔の記憶〜a purple princess〜」 >>36 >>42 >>43 >>44 >>45
三話「白い少女」 >>46 >>47 >>53 >>55 >>61 >>62 >>63 >>64
四話「表の裏側」>>67
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- Re: お姫様は笑わない! ( No.64 )
- 日時: 2011/01/27 18:46
- 名前: 白銀の夜 ◆OnuzI5zYIA (ID: bQbYMR0G)
地下までの道のりはそこまで長くなかった。
薄暗くもなかった。
この村か?と思えるくらい明るかった。
たどり着いたのは広い部屋。
そして一つの扉。
全部白で埋め尽くされていた。
その中央で。一人の。女の子が。いた。
白、白白、白白白な少女。
「……ユイ、ユイ!」
リトが叫ぶ。
ユイはそれを見て、笑った。
可愛らしくて、妖艶だった。
少女の、笑いではない。
無邪気そうな少女はこんな笑い方をしない。
「……なんでこんなことをするの」
白の少女は
「おじさんがそう言ってたから」
「おじさん?」
「うん。髪は白くなっちゃったけど、貴族たちに反発するための実験を成功させるためなら、ね?」
「……どういう実験?」
「特殊なガスの実験だよ。子供のほうが実験しやすいって渡されたやつの」
「…俺たちにやったあれか?」
「そうだよ。あれの強力なのをつくるの」
スラスラとなんでもないように言うが、とても大変なことだ。
あれだけでも気絶するのにそれ以上。
子供なら死んでもおかしくない。
「……なんで、そんなことをするの」
「お姉ちゃんには分からないよ。他人に関心がないもん。おじさんは気づいてくれたんだよ、私が寂しいことに。うれしかったもん」
子供らしい答えだ。
だけど
「……ユイは、人殺しの手伝いをするのよ?」
「……貴族に私のお母さんとお父さんは殺されたんだよ!?」
その言葉を聞いて、アヤカの目が微かに開いた。
静かにペンダントに触れる。
「貴族がよくて私はいけないの?いいじゃん。どうせ、あの扉の向こうの子供たち動かないもん」
「……!」
リクシナとアヤカが同時に動いた。
アヤカは一瞬にして、黒い刀をユイの首筋へ。
リクシナはナイフを投げ、ユイの頬を少し掠めた。
ユイは声を出せなかった。
アヤカとリクシナは本気だった。
その後ろでリトがユイで睨む。
「……まさか、この歳で人殺しですか。貴族にもいませんよ」
カツンカツンと靴の音を響かせる。
異様な空気を纏いながら。
「死に、ますか?あなたがいなくなっても誰も困らない。困る両親は他界しているようですし。ていうか、人殺しのあなたを愛しく思う親はいませんね、きっと天国に行っても一人です」
別のナイフを取り出し、ユイの心臓に突きつける。
「年下だからって、やらないとも限りません」
「………っあ、いやだ……」
涙目で訴える。
リクシナはアヤカとアイコンタクト。
アヤカは膝でユイの腹を蹴る。
少し跳んだユイは動かなかった。
きっと精神でも疲れていたはずだ。
リクシナたちは扉を開けた。
そこには横たわっている子供たちとルグエス。
ルグエスは少し意識があるようで、目をこっちに向けた。
リトが指揮をして、地下から地上へと運んだ。
子供たちは一応生きているみたいで、応急処置をすました。
家族の人がリクシナたちに頭を下げる。
そうして、この事件は幕を閉じた。
- Re: お姫様は笑わない! ( No.65 )
- 日時: 2011/02/12 11:49
- 名前: hana (ID: lJTa6URm)
こんにちは。
おもしろいです!!!
小説化されちゃってもいいんじゃ・・・。
・・・と、すっかり夢中なhanaであります。
とにかく、がんばってくださいね。
更新、今か今かと待ってますから!
・・・あ、うざいですね。
すみません・・・。
- Re: お姫様は笑わない! ( No.66 )
- 日時: 2011/02/12 12:33
- 名前: 白銀の夜 ◆OnuzI5zYIA (ID: bQbYMR0G)
hanas>>
こんにちは。
…小説化って…褒めすぎですよ。
頬がなぜか緩んじゃいます。
更新おそくてすいません。
うざくなんてないですよ。
コメントもらったほうがやる気でますから。
- Re: お姫様は笑わない! ( No.67 )
- 日時: 2011/02/12 13:16
- 名前: 白銀の夜 ◆OnuzI5zYIA (ID: bQbYMR0G)
四話「表の裏側」
シナヴァという町は、一言で言うと綺麗だ。
白い建物に海の青。どこにいても展望台。
この国の都市、といってもいいくらいだ。
そんなこともあってこの町にはたくさんの外国人が住んでいる。
国民と外国人と半々。
言葉は世界共通なので通じる。
貴族たちも泊りがけでここにくることが多い。
今もあそこに——
「邪魔よっ、この愚民がっ」
「——ッ」
貴族にけられている平民が。
何をしたのか、遠巻きで見ている人たちにリクシナは聞く。
「何があったんですか」
「あのけられている人が、貴族が道を歩いているところに立ちふさがったんだ」
「理由、分かりますか?」
「ほら、あそこを見てみ」
その人が指す方向に倒れている犬。
起き上がる気配は、ない。
「貴族が乗っている馬車に轢かれたんだ。なのに謝りもしないから怒ったんだよ。“謝れ”って」
なるほど。
貴族の道をふさいだあげく、謝れとの命令。
貴族が怒るはずだ。
でも、どちらが悪いのかここにいる人たち全員が知っている。
死んだ犬と誇りを捨てない貴族。
あなたたちはどちらを選ぶか。
この人たちは貴族に加勢したんだ。
ただ見ているだけ。
心だけでは意味がないんだ。
ならリクシナの答えは決まっている。
「そこの貴族、その者に対する暴力をやめなさい」
あえて、怒鳴らず。静かに。
満月のように光る目の刃を向ける。
その立っているだけで感じる威圧感は、どれほどのものか。
貴族はリクシナを知らなかった。
いや、髪の色が紫のこの少女を王族と見分ける目がなかっただけ。
リクシナはずっと前にこの貴族の息子に虐められたことがあるのだから。
親がそのことを忘れているだけ。
「な、なんだ貴様。私にたてつくか!」
「……だから、何ですか。あなたがそのままこの者に傷をつけるというのなら、法により牢屋にぶち込んでやります」
「…貴様がそんなことできると——」
「——できますよ。王族の力で、あなたを牢屋の中に入れることくらい簡単です」
そこで貴族は気づいたみたいだ。
紫の髪をした貴族と縁のなさそうなこの少女が誰かを。
「入れられたくなければ、今すぐこの者に謝罪をしなさい」
「はっ!?」
貴族は嫌そうな顔をして
「すまなかった」
それでも頭を下げなかった。
貴族の汚い誇り。
「あなたもあまり無茶をしてはいけませんよ」
そういい立ち上がらせる。
そして死んだ犬のほうに目を向けると、そこには何もなかった。
「……リクシナ、このこ死んでなかった」
「…えっ!?」
「……いや、死にそうだったから応急処置をした。だから早く動物病院へ」
リトは犬を飼い主にあずけ、急かせた。
リクシナには一つの疑問。
「なんで、あなたがいるんですか」
- Re: お姫様は笑わない! ( No.68 )
- 日時: 2011/02/12 13:22
- 名前: 白銀の夜 ◆OnuzI5zYIA (ID: bQbYMR0G)
ピンポンパンポーン。
白銀の夜さんからのお知らせです。
えー……とですね。
なんか、参照が500突破したのです。
ここまでこれたのもコメントをくれたお客様や
この小説をクリックしてくれたカキコ住民のおかげです。
更新が遅いですがこれからもがんばっていこうと思いますので
白銀の夜を見捨てないで、最後まで読んでくれればうれしいです。
以上です。
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