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白銀の巫女姫 【オリキャラ募集中!!】
日時: 2013/08/16 05:41
名前: シア (ID: 0cRf5/D/)

初めまして。
シアといいます。
なかなか更新できないと思いますが、コメントをお待ちしております。











目次

プロローグ >>1
登場人物 >>4
用語解説 >>5
第一話 >>6
第二話 >>7
第三話 >>8
第四話 >>9
第五話 >>11 >>12
第六話 >>13 >>18
第七話 >>19 >>22
第八話 >>25 >>30
第九話 >>31 >>35
第十話 >>37 >>42
第十一話 >>43 >>47
第十二話 >>48 >>52
第十三話 >>56 >>57
第十四話 >>60 >>61
第十五話 >>64 >>65

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Re: 白銀の巫女姫 【オリキャラ募集中!!】 ( No.55 )
日時: 2013/08/01 20:31
名前: シア (ID: 0cRf5/D/)

参照が…………………………
300に到達しましたぁぁぁっ!!

これも、読者様の
いろはうた様
遊麻様
冬の雫様
明鈴様
李々様
ひよこ様
乃愛様
海月姫様
本当にありがとうございます!!

感謝してもしきれません!!

Re: 白銀の巫女姫 【オリキャラ募集中!!】 ( No.56 )
日時: 2013/08/01 21:30
名前: シア (ID: 0cRf5/D/)

第十三話

ひとしきり泣いたあと、ジルキヴィルに飛翔を開始するように言った。
飛翔を開始すると、一つに結った白銀の髪が風に靡き、空に登った太陽に反射して輝く。
それから、私とジルキヴィル、カーディナル、イグドラシルは会話をせずに、ただひたすら飛翔をしていたその時だった。
「お前が〈忌まわし姫〉か。確かに、噂通りだな」
背後から聞こえた声に、ジルキヴィル達はその巨体を反転させる。
「お前………誰だ」
私は怒気を含ませた声で、問う。
少し長い金髪で、藍色の瞳を持つ彼に。
何処かで見たことがある姿に、何処かで聞いたことがある声に。
「そんなに怒らなくてもいいんじゃねぇの?」
「だったら名を名乗りなさい!」
私は、ジルキヴィルの背の上で私は立ち上がった。
そして、背後で魔法陣を展開する。
いつでも、戦闘ができるように。
「スティール・セラン・フェブロム。フェブロニアの第一王子で王太子だよ」
呆れたような声を出す、フェブロニアの第一王子で王太子と名乗った青年、スティール・セラン・フェブロム。
大体の予想はついていたけれど。
「驚かねぇのな」
「予想はついていたから。あと、貴方魔法が使えるのね」
「この魔法だけだがな。主に弓だけどな」
「今は愛用してる弓は無いのね」
「まぁな」
予想通りの返事だった。
なんせ彼の背には、矢が見当たらなければ、弓だってない。
攻撃のチャンス。
だが、
「俺は戦闘をしにきたわけではないぜ?」
「じゃあ、何のため?」
戦闘をしにきたわけではない、と聞いても、魔法陣を解く気にはなれない。
そう簡単に気を許せない相手なのだから。
なんせ、隣国であり敵国でもあるフェブロニア王国の第一王子で王太子なのだから。
一発魔法陣を撃ちたい所だが、彼の戦意がなければ、私は何もできない。
戦意がない者に、戦いを挑んでも、何の意味もない。
「宣戦布告………って言うより、戦況の報告だな」
「………何ですって?」
「第一王女のエーヴ・シュトラ・フェブロムは知ってるか?」
「えぇ」
「そいつが〈アイドル〉を出してきたぜ」
私は顔面蒼白になっているだろう。
「ち、〈超戦闘形態〉ですって!?」
「そうだよ。ま、まだエーヴしか出してないから安心しな」
「安心なんてできるわけないでしょう!?」
フェブロニア王国が王族一人一人に与えられたという〈超戦闘形態〉。
それは恐るべきもので、それを纏えば国一つを一回の攻撃で滅ぼす程の威力を秘めた鎧。
私はその事実に、声を荒げた。
「そんなものを使ってまで、ヴァイシュバル皇国の土地を手に入れたいの!?こんなことをして土地を手に居れても、国民の傷は癒えることはないわ!」
「………俺らの目的は国じゃねぇよ」
「じゃあなんなの!?」
「今は教えられねぇな」
「………っ!………〈聖火〉!!」
私は魔法陣から無数の火球を生み出した。
もう、知らない。
何を言われても。
「行けっ!」
私の言葉で、一斉に飛ぶも、すべて避けられた。
「じゃあな。また戦場でな」
そう言うと、戦場へと向かって逃げられてしまった。
〈超戦闘形態〉………。
急がなければ………!
私はジルキヴィルに飛翔を開始するように命じた。
全速で飛ばすように。
胸に込み上げる不安を抑えながらも、あの第一王子の言葉が脳裏に焼き付いて離れなかった。

Re: 白銀の巫女姫 【オリキャラ募集中!!】 ( No.57 )
日時: 2013/08/07 22:09
名前: 水無月 (ID: 0cRf5/D/)

「イグドラシル」
『何?』
「シュヴィルの位置は?」
『もう、こちらに着くはず』
「わかったわ」
私が切羽詰まった声で、イグドラシルにシュヴィルの位置を聞いたのは、四天竜達が揃わなければ、本来の力を振るうことが出来ないからだ。
けれど、もうすぐで追いついてくるなら問題は無い。
『もう着くぞ』
「戦場に?」
『それ以外に何がある』
ジルキヴィルは、少し楽しげだ。
元の身体で力を振るうのは久しぶりだからだろう。
「楽しむ前に、あいつを探して」
『あいつ?』
「そう、王太子よ。あと、第一王女のエーヴもよ」
『扱い雑くないか?』
「雑くなんてないわよ」
私はジルキヴィルと憎まれ口を叩きながら、命じた。
「もっと飛ばして。戦況が知りたいわ」
『解ってる』
だいぶ大きな音が聞こえるようになった。
悲鳴。
破壊音。
この二つが入り乱れる場所。
それは、即ち戦場。
その破壊音の中に、ひときわ大きなものがあった。
それは、恐るべきものだった。
私が恐れた〈超戦闘形態〉、通称〈アイドル〉。
それが地上で、上空で、火の魔法を、水の魔法を、雷の魔法を、風の魔法を、荒ぶる神の如く、魔法の雨を降らしていた。
地上には多くのヴァイシュバル皇国の騎士と、魔導師達。
国の者達を、国民達を殺したのは、一目瞭然だった。
すべて、あのエーヴの〈超戦闘形態〉がやったのだ。
「許さないっ!」
その私の言葉と共に、ジルキヴィル、カーディナル、イグドラシルが加速し始めた。
その時だった。
「っ!」
何かが私の頬を掠めた。
それを撃った相手も、撃った物も、全てが解った。
その者は私の目の前に居たのだから。
「………スティール………」
「覚えててくれたか」
「さっき会ったばかりでしょう?」
「それもそうだな」
笑いながらそう言うスティール。
余裕すら感じる。
「何が目的なの?」
「あ?」
「国を、どうして攻めるの?何が目的なの?」
「いちいち聞かれてもたまんねぇ。答えてやるよ」
そう言うと、彼は私を指差した。
嫌な予感しかしない。
その予感は的中した。
最悪な形で。





「お前を俺の妃、即ちお前を王太子妃にすることだ」





その言葉に、私は呆然とした。
たった、たったそんなことだけに戦をしかけたのかと。
けれど、指差した時から、解っていたのかもしれない。
こう言われることを。
心に響くジルキヴィル、カーディナル、イグドラシルの声も、私の心には聞こえない。
私は、どうすればいいのかも解らないまま、私はスティールの言葉を認めたくなくて、無数の魔方陣を、あたりに展開させた。
全て、スティールに向けて。




ray ban outlet ( No.58 )
日時: 2013/08/03 02:58
名前: ray ban outlet (ID: 9ez.6nxF)
参照: http://www.albertabeef.us

白銀の巫女姫 【オリキャラ募集中!!】 - 小説カキコ

Луи Витон ( No.59 )
日時: 2013/08/04 21:07
名前: Луи Витон (ID: Pyv8f8xO)
参照: http://louisvuitton.web-box.ru/

・PIW東京公演最終日(7月15日)の2公演が収録され、8月9日夜、BSジャパンにて2時間枠で放送されるそうです。安藤さんはこの公演では連日、昼はAmazing Grace、夜はMusic of the Nightを披露していました。どちらが(どちらも?)見られるか楽しみですね。


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