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- 白銀の巫女姫 【オリキャラ募集中!!】
- 日時: 2013/08/16 05:41
- 名前: シア (ID: 0cRf5/D/)
初めまして。
シアといいます。
なかなか更新できないと思いますが、コメントをお待ちしております。
目次
プロローグ >>1
登場人物 >>4
用語解説 >>5
第一話 >>6
第二話 >>7
第三話 >>8
第四話 >>9
第五話 >>11 >>12
第六話 >>13 >>18
第七話 >>19 >>22
第八話 >>25 >>30
第九話 >>31 >>35
第十話 >>37 >>42
第十一話 >>43 >>47
第十二話 >>48 >>52
第十三話 >>56 >>57
第十四話 >>60 >>61
第十五話 >>64 >>65
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- Re: 白銀の巫女姫 【オリキャラ募集中!!】 ( No.40 )
- 日時: 2013/07/13 17:26
- 名前: 冬の雫 (ID: JxRurJ5z)
Σ(=゜□゜=;) 
キ、キス……っ!!
イアルさん強引だ…。現実にいると相当モテるでしょうね…(*´_ゝ`)
……っまぁ!更新頑張って!応援してるよ∩(´∀`∩)
- Re: 白銀の巫女姫 【オリキャラ募集中!!】 ( No.41 )
- 日時: 2013/07/13 17:28
- 名前: シア (ID: 0cRf5/D/)
モテるだろうなぁ…………………………。
現実にいて欲しいなぁ…………………………。
- Re: 白銀の巫女姫 【オリキャラ募集中!!】 ( No.42 )
- 日時: 2013/07/13 18:59
- 名前: シア (ID: 0cRf5/D/)
私はイアルと共に自室へと向かっていた。
その時、会いたくない人物に出くわした。
「あら、〈忌まわし姫〉」
心が歪んでいる。
こんな人が皇女だなんて、考えたくないわ。
「フィアレスイル………」
後ろに控えているイアルが一歩踏み出したが、私はそれを制した。
「何のつもり?」
「これを」
フィアレスイルがそう言うと、後ろに控えていたリーネが歩み出て来た。
その手には一輪の花があった。
「渡してあげなさい?」
「はい」
リーネは一礼し、私にその花を差し出してきた。
「その花は、キリエルワ。花言葉は?」
「知らないわ?」
「しらをきるつもりなの………?………イアル」
イアルの名を呼ぶと、一瞬にして花が真っ二つになった。
それを見て、リーネは顔面蒼白だ。
「ひっ………!」
フィアレスイルは小さく悲鳴をあげた。
けれど私にはそんな悲鳴、聞こえないことに等しい。
私は悲鳴なんて御構い無し。
「花言葉は、死。貴女の意思がその花には含まれて居るわね」
呆然とするフィアレスイルの脇を通る。
その時、私にははっきりと聞こえた。
フィアレスイルの「死ね」という言葉が。
けれど、そんなことを聞いたからといって、挫けるわけがない。
私には幼い頃から、誰からも罵声を浴びてきたのだから。
それに、私が明日行かなければいけない場所は、“死へと至る道”なのだから。
「散々だったな」
「えぇ。会うたびにあれだもの。呆れるわ」
私は自室に着くなり椅子に深く腰掛けた。
そしてため息をつく。
「毎回毎回言い争ってる時間はないのに、突っかかってくるんだもの。相手しなかったら相手しなかったで、うるさいもの。あれが妹だとは思いにくいし、まず、あの人格は皇女に向いてないでしよ」
私は一通り早口でまくし立てた。
イアルはそれに対し苦笑いを浮かべる。
「私は、皇女に相応しい姿ってどんなものか、考えたことがあるの」
私はイアルにそう語りかけ、言葉を紡いでいく。
「でも、答えなんてないの。自分自身のありのままの姿が国の民に認められて初めて、皇女として成り立つの。私はそう考えてる。そうなると私は皇女ではなく、フィアレスイルが皇女なんでしょうね」
私自身気づかなかったが、少し悲痛な感情がこもっていた。
「フィ………」
心配げな声を出すイアル。
私はそんなイアルに向かって微笑みかけた。
「私は大丈夫。明日を共に生きていくんでしょ?」
私は、この世で一番大切な人に向かって、そう語りかけた。
その言葉にイアルは微笑み、私を抱きしめにきた。
「あぁ。一緒に、明日を生きよう」
私はイアルの暖かさを感じながら、頬に一粒の涙の雫をこぼしたのだった。
- Re: 白銀の巫女姫 【オリキャラ募集中!!】 ( No.43 )
- 日時: 2013/07/15 05:25
- 名前: シア (ID: 0cRf5/D/)
第十一話
私は、いつも起きる時間の数時間前に起きた。
ベッドの上にいた四天竜達は居ない。
周りを見渡すと窓が空いていた。
四天竜達は窓を開け、空に飛んで行ったみたいだ。
支度ができたら招集しなければ。
支度ができたならば、私は戦場にいかなければならないのだから。
そんなことを思いながら、戦闘をする時に着る服、巫女姫の名に相応しい巫女装束を着込む。
白銀の髪もいつもは結っていないが、今回は頭上で一つに結う。
支度が終わる頃に、部屋の扉がノックされた。
「入りなさい」
すると、扉が開き現れたのは、イアルだった。
「イル………」
イアルは私に微笑みかけてきた。
「支度はできたか?」
その問いに対し、私は頷く。
「あとは、四天竜達を呼ぶだけよ」
「そうか」
イアルの返答で、会話が途切れてしまった。
必死になり、私は話題を見つけようとするが、今は楽しげな話題を出す時ではない。
これから、“死”が充満する場所に行かねばならないから。
迂闊にその話題に触れれば、イアルが心配げな表情をする。
そんな表情を作らせたくはない。
「なぁ、フィ………」
「なっ、何!?」
突然名を呼ばれ、私は素っ頓狂な声をあげてしまった。
「怖いか?」
「え…………………………」
私はその言葉に、はっきりとした返事はできなかった。
この頃のイアルは、おかしく感じる。
「ど、どうしたの?イル………この頃おかしいよ…………………………」
私の言葉に、イアルは驚いている。
虚をつかれた。
そんな感じで。
「質問に答えるね?」
「あ、あぁ」
「怖いよ」
私は微笑んでそう言った。
私の言葉に対し、イアルはさほど驚きは知らなかった。
「戦場は、いつもが死と隣り合わせ。そんな場所で、生き残れるなんて思ってない。でも、生きたいの」
私が言葉を切ると、イアルが問うてきた。
「何故?」
私は、苦笑しながらイアルの元へと歩み寄った。
イアルの、澄んだ空色の瞳を見つめながら、私は言葉を紡ぐ。
「約束したでしょう?これからの未来を、共に生きるって」
イアルは、その言葉に驚きを瞳ににじませた。
「私が、どれだけその言葉に救われたか、貴方は知ってる?私、この国で生きるのに限界がきてたの。だから、戦に出て、わざと死のうって考えてたの。でも、イルから気持ちを伝えられて、混乱したの。何で?って。でも、私を必要としてくれてるって思って、気づいたの。貴方のことを、心から愛しているということを」
「フィ…………………………」
「死のうって思ってた私の心に、希望を灯してくれたのが、貴方のあの言葉。だから私は、生きることを選ぶの。貴方の傍で生きることを。だから私は、生きるんだから」
イアルは目を瞑り、もう一度開けた時、空色の瞳には、いつものイアルが戻っていた。
私は微笑み、イアルに手を差し出した。
「行こう?明日を生きるために」
苦笑しながら、イアルは自身の手を私の手に重ね、握ってきた。
手から手へと伝わる温もりは、全身へと巡っていく。
「あぁ」
頷いたイアルに今日一番の笑顔を向けて、私とイアルは部屋を後にし、庭園へと向かって行った。
- Re: 白銀の巫女姫 【オリキャラ募集中!!】 ( No.44 )
- 日時: 2013/07/15 00:24
- 名前: シア (ID: 0cRf5/D/)
祝!参照200突破しました!!
これも皆さんのおかげです!!
いろはうたさん
遊麻さん
冬の雫さん
明鈴さん
李々さん
ひよこさん
乃愛さん
本当にありがとうございます!!
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