コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 白銀の巫女姫 【オリキャラ募集中!!】
- 日時: 2013/08/16 05:41
- 名前: シア (ID: 0cRf5/D/)
初めまして。
シアといいます。
なかなか更新できないと思いますが、コメントをお待ちしております。
目次
プロローグ >>1
登場人物 >>4
用語解説 >>5
第一話 >>6
第二話 >>7
第三話 >>8
第四話 >>9
第五話 >>11 >>12
第六話 >>13 >>18
第七話 >>19 >>22
第八話 >>25 >>30
第九話 >>31 >>35
第十話 >>37 >>42
第十一話 >>43 >>47
第十二話 >>48 >>52
第十三話 >>56 >>57
第十四話 >>60 >>61
第十五話 >>64 >>65
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
- Re: 白銀の巫女姫 【オリキャラ募集中!!】 ( No.35 )
- 日時: 2013/07/09 21:42
- 名前: シア (ID: 0cRf5/D/)
「皇帝陛下にお取り次ぎを」
私は、静かにそう命じた。
すると、重々しい扉が音を立てながら開き、謁見の間が露わになった。
玉座に座るのは、私の父君様。
その傍には、母君様もいる。今にも泣きそうになりながら。
「御呼びと伺い、参りました」
「そなたには、明日の朝、ここを発ってもらわねばならない」
「急ですね」
単刀直入に言ってくるとは、思いもしなかった。
あくまでも、ソフトに言ってくれるのかと期待していたが、父君様の性格を考えれば、そんなわけないのに。
「見送りは?」
「いいえ。人しれず、イアルとミラージュだけに伝え、戦場へと参ります」
「そうか………。無事に、ここに帰って来い」
「それは、お約束できません」
私の凛とした声は、謁見の間全体に響いた。
けれど、これは本当のこと。
予知が起こるか起こらないかは、まだ定かではない。
だから、曖昧な答えを言うよりかは、本当のことを言った方がいい。
その方が、私は本気で、命をかけて、戦える。
「どういう意味だ…………………………?」
父君様は、驚きを含ませた声で問うてきた。
それだけ気にかけている、ということなのだろう。
「以前、予知を見たのです。その内容は、私に関することです」
「で、見た予知とは?」
「私が戦場で、自分自身の血で血塗れになり、戦場で虫の息になっているようでした。私が見た予知は、そういう内容でした。ですから、無事に帰ってくるというお約束は、できません」
凛とした声で話す私を見るのに耐えきれなくなったのだろう。
母君様は側近の者に連れられて、謁見の間を出て行った。
「お前は、我と皇后の愛する娘だ。そんな容姿に産ませてしまい、申し訳ない」
「父君様!!!」
私は声を荒げてしまった。
父君様に謝られるとは、不本意だ。
なんせ私は…………………………。
「父君様」
私は父君様の方へ、一歩踏み出した。
「私は、この容姿を気に入っております」
その言葉に驚きを表した父君様に、私は微笑んだ。
「私は、このような容姿でも、父君様と母君様に産んでもらいました。それを恨んだり、憎んだりしたことはありません。たとえこの容姿のせいで、私が〈忌まわし姫〉と呼ばれようとも」
私は微笑みながら一礼をし、謁見の間を後にした。
これから訪れる、死の戦いに、恐怖に心を煽られながら、私は自室へと戻って行くのだった。
- Re: 白銀の巫女姫 【オリキャラ募集中!!】 ( No.36 )
- 日時: 2013/07/10 22:44
- 名前: シア (ID: 0cRf5/D/)
乃愛さん!
コメントのお返しが遅れてすみません!!
レベルなんて低くないですよーーー!
私の方が低いですよぅ。
お互いに更新頑張りましょうね!!
- Re: 白銀の巫女姫 【オリキャラ募集中!!】 ( No.37 )
- 日時: 2013/07/13 22:04
- 名前: シア (ID: 0cRf5/D/)
第十話
父君様にはああ言ったものの、やはり恐ろしいものは恐ろしい。
“死”への恐怖が薄れるわけがない。
けれど、彼と共に頑張ることを誓い合い、共に生きるために戦うことを決めた。
だから、万が一の覚悟でさえできている。
私は、四天竜の背に乗り空中で戦い、彼こと、イアルは地上で戦う。
私より、彼の方が“死”への確率が高いと思う。
けれど、戦うことに決めたから、逃げ出すという愚かな行為だけは、絶対にしない。
たとえ、そのせいで自分自身の命がこの世から失われることになろうとも。
そう思っている内に、庭園への扉の前に立っていた。
イアルがここに居ると叫んで居るかのように。
意を決し合言葉を唱える。
「シャイニング・ロード」
光る道という意味は、これからの未来を暗示しているようで。
どこか、悲しく、悲痛でありながらも、確かな光の道標のような気がしてならなかった。
扉を開けると、そこには何ら変わることのない庭園の景色があった。
けれど、違っていた。
たった、一つだけ。
一つだけ違っていたのは、イアルが居たこと。
「イル………?」
私は、囁くような小さな声で言ったのに、イアルに届いていたみたいだ。
「フィ」
私を呼ぶとイアルは手招きをし、近づいて行くと、不意に抱きしめられ、キスをされた。
いつもの優しいキスではなく、激しいキス。
その熱に思考が途切れながらも、力が入らなくなっていく両足を立たせるために、必死にイアルの背に腕を回した。
私が腕に力を込めるのに比例して、イアルの抱きしめる強さ、キスの激しさが増していく。
キスの合間に弱々しく制止の声をいうも、イアルには聞こえてなかった。
数分して、キスは終わったが、抱きしめる強さは変わらなかった。
「イル………?どうしたの?」
「これから、離れ離れになるから…」
「だから、どうしたの?こんなの、イルらしくないよ…………………………?」
私の声は、小さな囁き声しか出なかったが、イアルには十分に届いていた。
「怖いんだ」
「え?」
「あんなこと言ったけど、怖いものは怖い。当たり前の感情だ。でも俺は…っ俺は…っ」
イアルの肩は、少し震えていた。
私は、ろくな言葉もかけられない。
けれど、これだけは言える。
「明日のために、これからの未来のために、生きるんでしょ?長く辛いと思うけれど、二人なら、大丈夫だよ」
その言葉に驚きを表したイアルは、すぐに微笑むとまた、より一層強い力で、私を抱きしめて来た。
それは、イアルからの返事であった。
共に、生きるということの。
- Re: 白銀の巫女姫 【オリキャラ募集中!!】 ( No.38 )
- 日時: 2013/07/13 00:05
- 名前: いろはうた (ID: VHEhwa99)
…………。
の、のっくあうと…
KOだKO…
や、やられた…
イアルくんというすーぱーはいぱーいけめんが
いらっしゃることを完全に忘れて突撃したら完敗しました…
もうまじいけめん。いけめん。(真顔
それに、ふ、フィ…ちゃん…?
とよんでいいかな?
が、もうなんというか…姉貴ぃ!!って呼びたくなる!!
同じ女の子として尊敬します。はい。
変わらない文章力に感服いたしました。m(ーー)m
更新頑張ってね!!
- Re: 白銀の巫女姫 【オリキャラ募集中!!】 ( No.39 )
- 日時: 2013/07/13 00:10
- 名前: シア (ID: 0cRf5/D/)
いろはうたさんっ!
フフフ…………………………。
イアルってやっぱり罪な男だねぇ…………………………。
フィーアのことならフィと呼んで構いませんよ〜。
文章力衰えたきがします〜〜っ!
文章力分けてください〜〜〜〜〜っ!
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
この掲示板は過去ログ化されています。