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私が辞書を貸す理由。【参照800感謝】
日時: 2015/05/04 17:37
名前: チィク (ID: as61U3WB)

≪プロローグ≫


 あの日、私は先輩にぶつかった。
男嫌いな私は、やばいと思いました。


でも、迷惑ながら先輩はその日から毎日私の教室に顔を出して辞書を貸してと頼むようになりました。


そして、不思議なことに男嫌いなはずの私なのにだんだんと先輩にかれて惹れていきました。


先輩。

私が辞書を貸す理由。
笑わないで、聞いてください。


小倉 千尋 OGURA CHIHIRO 高一

チビなので、通称、おぐちび。
目が大きく色が白いのでモテる。

東  涼介 AZUMA RYOUSUKE 高三
青木 佑真 AOKI YUMA 高一

朝倉 萌黄 ASAKURA MOEGI 高一
小倉 朔来 OGURA SAKURA 中三

  *イラスト*

>>38 ちひろ
        >>39 萌黄
>>40 先輩


2014.9.14 〜第一期 *END*

>>64 【赤ずきんちゃん】
>>65 【東先輩×萌黄だったら】
>>66 【佑真×ちひろだったら】

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Re: 私が辞書を貸す理由。【イラスト追加!】 ( No.53 )
日時: 2014/09/02 18:21
名前: チィク (ID: as61U3WB)


一カ月以上も放棄してしまいました。((オイ
夏休み中「たぁっくさん更新するぞぉぉ!」と思ったものの、
休み明けのテスト勉強に追われ、結局更新できませんでした。

今日、頑張って更新します(*´ω`*)

Re: 私が辞書を貸す理由。【イラスト追加!】 ( No.54 )
日時: 2014/09/02 18:27
名前: チィク (ID: as61U3WB)



「…どうしよう。」
「な、小倉、落ち着いて。冷静になろう」
先輩が私の頭を私を撫でてくれる。

今までのさくらとの事を先輩に相談した。

「小倉の妹はさ、小倉の為に頑張ってきたんじゃないかな。」
「…だったのかな。さくらに可哀想な事、したかも…」

「とりあえず!もう一度家に帰って話し合ったらいいんじゃね!」
先輩の適当な答えが後にとって大切な答えを導くヒントになるのだった。


Re: 私が辞書を貸す理由。【イラスト追加!】 ( No.55 )
日時: 2014/10/05 21:23
名前: チィク (ID: as61U3WB)

朔来≪さくら≫のぼやき

公園のベンチに一人座る、私。

言い過ぎた、かもしれない。
お姉ちゃんは悪気があって人に好かれてるわけじゃないし。
でも、周りの事を何も考えてない気がする。

佑真さんに、会いたい。
佑真さんに、抱きしめられたい。

佑真さんに……——————。

「ちひろの妹…?」
「っ!」

顔を上げると佑真さんが私の顔を覗き込むように立っていた。

「泣い…てる?」
佑真さんの指が私の頬を触る。
「え…?」
瞬きをすると、手の甲に涙が一粒、こぼれた。

泣いてたんだ、私。

「さくら、何かあったのか?」
「………」
佑真さんの鋭い指摘に黙り込んでしまう。

って。
…あ、れ?
さくらって言った?今。
初めて下の名前で呼んでもらった。

「泣くなよ、みっともねえよ。」
最初はそういっていたが、
小さい声で言った。「俺はさくらの泣いてる顔より笑顔の方が好きだぜ。」
「え!」
佑真さんが私の横に座った。

この間お姉ちゃんにフラれて泣いてた人がお姉ちゃんの妹が泣いてるのを慰める。

「…プッ!」
思わず吹き出してしまっった。

「えっなんだよいきなり!」
「だってこの間泣いてたくせに私を慰めてるってっ!ククク、笑える!」
私がお腹を抱えて笑っていると佑真さんは照れたように、そっぽを向いた。
「いつまでも笑ってんなよ」
佑真さんがいきなり振り返ったので、おでこがゴツン!とぶつかった。

「「いったぁぁ!」」

二人して額に手を当てて顔をしかめているとまた笑いが込み上げてきた。

今度は、佑真さんの笑い声も私の笑い声にと重なった。

「「ハハハハ」」
さっきまでの哀しい気持ちはどこかに吹き飛ばされたようで、心地が良かった。
お姉ちゃんへの憎しみもいつのまにか消えていた。

Re: 私が辞書を貸す理由。【イラスト追加!】 ( No.56 )
日時: 2014/09/02 18:48
名前: チィク (ID: as61U3WB)



「ただいまー」
家に帰っても返事がない。
やっぱり、怒ってるのかな、さくら。

「さくらー?」
ノックして部屋に入ってもさくらはいなかった。
「どこに行ったんだろ…」

サンダルを突っかけて、外に出た。
「さくらぁっ?」
まるで迷子の子を探すように私は名を呼びながら走った。

「「ハハハハ」」
公園の方から笑い声が聞こえた。
「佑真…とさくら?」
覗いてみると額をおさえて笑い合ってるさくらと佑真の姿があった。

さくらは幸せそうな顔をしていた。

やっぱり、佑真の事を大好きなんだなと感じた。
私は木にもたれかかって空を仰いだ。

さっきまでは青空が広がっていたのにもう空は夕焼けに染まっている。

さくら、ごめんね。
私は目を閉じて心の中で呟いた。

Re: 私が辞書を貸す理由。【イラスト追加!】 ( No.57 )
日時: 2014/09/02 22:00
名前: 月出まひる ◆k.ZVpEgvW. (ID: sjVsaouH)

コメ失礼します!!

このお話、すごく好きです!!
文章も優しい感じだし、内容も甘酸っぱい感じで…
題名が結構好みだったので見てみたのですが、すごく良かったです(*´∀`*)

イラストもすごく可愛らしくて…(≧口≦)
何を使って描いているんですか…?!
URLをタッチした瞬間にクオリティにやられましてね←

更新、頑張って下さい!!
あと、ツーショットのイラストとかも見てみt((殴

図々しくてすみません!!
長々と失礼いたしました(≡人≡;)


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