コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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私が辞書を貸す理由。【参照800感謝】
日時: 2015/05/04 17:37
名前: チィク (ID: as61U3WB)

≪プロローグ≫


 あの日、私は先輩にぶつかった。
男嫌いな私は、やばいと思いました。


でも、迷惑ながら先輩はその日から毎日私の教室に顔を出して辞書を貸してと頼むようになりました。


そして、不思議なことに男嫌いなはずの私なのにだんだんと先輩にかれて惹れていきました。


先輩。

私が辞書を貸す理由。
笑わないで、聞いてください。


小倉 千尋 OGURA CHIHIRO 高一

チビなので、通称、おぐちび。
目が大きく色が白いのでモテる。

東  涼介 AZUMA RYOUSUKE 高三
青木 佑真 AOKI YUMA 高一

朝倉 萌黄 ASAKURA MOEGI 高一
小倉 朔来 OGURA SAKURA 中三

  *イラスト*

>>38 ちひろ
        >>39 萌黄
>>40 先輩


2014.9.14 〜第一期 *END*

>>64 【赤ずきんちゃん】
>>65 【東先輩×萌黄だったら】
>>66 【佑真×ちひろだったら】

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Re: 私が辞書を貸す理由。【イラスト追加!】 ( No.48 )
日時: 2014/08/10 08:36
名前: 風香 すみれ (ID: LV9Enekb)

360度!!!!?

いえいえ

本当に面白いですし

イラストも可愛いです。

Re: 私が辞書を貸す理由。【イラスト追加!】 ( No.49 )
日時: 2014/08/10 08:43
名前: チィク (ID: as61U3WB)



三笠屋から出ると、もう外は薄暗くなり始めていた。
「そろそろ帰ろっか。」
私が言うと、先輩だけが頷いた。

さくらは、ボーっと空に薄く映る月を眺めている。

「俺、送ってくよ」

先輩がそういったので、言葉に甘えて家の前まで送ってもらった。
帰り道、さくらは一言も話さなかった。

「じゃあ」
先輩が今来た道を引き返していくと、さくらは私をチラッと見て
玄関を開けた。

「さくら…?私、何か悪いことでもした?」
「……」
さくらは私が問いかけても、答えようとせず、玄関の靴を片付けている。

「さくら」
「お姉ちゃんって、何考えてるかわかんない。」

顔をあげるとさくらが目に涙を浮かべて私をにらんでいた。


Re: 私が辞書を貸す理由。【イラスト追加!】 ( No.50 )
日時: 2014/08/10 08:48
名前: チィク (ID: as61U3WB)
参照: 大雨特別警報出てる。三重県に。



風香 すみれ 様*

その言葉、この駄作にはもったいないです。w
別の神小説に使ってくだs((本心 褒めてもらって興奮してるw

本当にありがとうございます:)

Re: 私が辞書を貸す理由。【イラスト追加!】 ( No.51 )
日時: 2014/08/10 09:06
名前: チィク (ID: as61U3WB)



「お姉ちゃんのバカァ——!」
さくらは叫ぶと、リビングに走って行った。

えっと、こういう時どうすれば…

「さ、さくらぁ」
「訳が、わか、んない」
しゃくりあげながらさくらは言った。

「ねぇ、何で泣いてるのか教えてよ」
私が言うとさくらはクッションに顔をうずめながら話し出した。

さくらは佑真の事が好きだった。
告白しても無駄だと思ってたけど、思わず本人に伝えてしまった。
でも、佑真は私。ちひろのことが好きだからと断った。

哀しかったけど、さくらは私と佑真の事を応援しようと決めた。

だけど、少し経ったある日、スーパーに行った帰り近くの公園で佑真を見つけた。近寄ると佑真が泣いているのが見えた。

居ても立ってもいられなくなったさくらは理由を聞いた。

『ちひろは先輩の事が好きだよ。きっと』佑真はそういったという。
佑真の思いを知ってるのにそれを振り切ってほかの人と恋愛するのがさくらには許せなくなった。

さくらは言った。

Re: 私が辞書を貸す理由。【イラスト追加!】 ( No.52 )
日時: 2014/08/10 09:15
名前: チィク (ID: as61U3WB)


朔来≪さくら≫のぼやき

お姉ちゃんが困った顔で私を見ている。
お姉ちゃんは可愛い。私よりも可愛い。

だからモテるんだって小さいころからよく感じてた。
姉妹でいると必ず可愛いねって言われるのはお姉ちゃんだった。

お姉ちゃんは男嫌いだった。
可愛いお姉ちゃんに近づくために私を利用されたりした。


そのたびに私は哀しくなって、でもいつも近くにいてくれる佑真さんを好きになった。

耐えきれなくなってお姉ちゃんの前で佑真さんに告白したら
お姉ちゃんの風邪で邪魔された。

お姉ちゃんがくしゃみをすると佑真さんはすぐにお姉ちゃんに駆け寄った。

だめなんだ。と思った。
お姉ちゃんには一生負けるんだと思った。

だから、男にモテる方法とか、もうバカらしいことばっかり実践して
自分に自信をつけようとした。

だけど。
お姉ちゃんは、一つ年上の先輩と付き合っていた。

どう見ても二人はお互いに好いてて幸せそうだった。

私は、お姉ちゃんが嫌いだ。


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