コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました！使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例）鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- ファンタジー(仮)
- 日時： 2015/12/20 10:58
- 名前： 明鈴 ◆kFPwraB4aw （ID: bIAXyXLC）
- 参照： http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode=view&no=16841
■お知らせ■
ひっそりとこの物語をベースに、新たな僕アリを書き直しております。
複雑ファジー板で執筆中のウェルリア続編が完結したら、再アップしようと考えております。
設定に若干の変更がありますが…なんとか完結させますよ(涙)
いつも閲覧くださるそこのあなた、本当にありがとうございます！
☆:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::☆
■お客様♪■
・書き述べる様『2次創作(紙)板：AsStory』
・シア様『コメディ板：白銀の巫女姫』
・一ノ瀬美鈴様『コメディ板：Clear the Dimension』
・如月神流様
★━━━━−−———————————————————————————————
『コメディ・ライト板』書き始め日*2014.07.21〜
参照100突破*2014.07.29 参照200突破*2014.08.04
参照300突破*2014.08.20 参照400突破*2014.08.31
参照500突破*2014.09.23 参照750突破*2015.04.01
参照800突破*2015.04.06
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
- Re: 僕とアリスと白ウサギ【毎日更新予定】 ( No.38 )
- 日時： 2014/09/04 19:12
- 名前： 明鈴 ◆kFPwraB4aw （ID: KVMT5Kt8）
思わず硬直した。
今、なんと……？
「どうやらこの近辺に潜んでいるみたいなんだ。君なら心当たりがあるかと思ってこうして君を尋ねたんだがね」
「……なんで僕が【アリス】の行方について知っているって思うんですか」
「余計なことを口にしなくて良い。君はただ、知っているか否かを答えてくれるだけで良い」
「イヤだね。もし知っていたとしても、アンタたちには教えない」
……そう言いたかったのだが、どんな目に合わされるか分かったもんでも無いので、僕は代わりにこう言った。
「……アナタたちは、【何者】なんですか」
途端、双子の兄の夢がククッとくぐもった笑い声をたてた。
累と顔を見合わせてから、ゆっくりと口を開く。
「私たちはねーーとある国家機密に携わる【政府の狗】なんだ」
僕は思わずゴクリと喉のどを鳴らしていた。
おお……
なんというか……
こういうのを『中二病』というんじゃなかろうか。
「だからね、美ヶ原くん。これは自分のためでは無く、この国の、いや、これからの世界のためにも大切なことなんだよ」
大の大人が突然何を言い出したかと思いきやーー
僕は目の前の人物に再度不信感を抱いていた。
ーーこの世に存在しない小説の登場人物の【行方】が、この世界の行く末に関わる、だって？
妄想にも程がある。
僕は、逆にこの双子の精神状態と今後の行く末を案じたのであったーーなどと、先ほどから脳内で毒づいてはいるが、流石に面と向かって口には出せない。
かと言って、このまま口を開けば毒づいてしまいそうになるので無理にでも口を固く閉ざしていると、痺れを切らしたのか夢が笑みを引きつらせながら懐から煙草を取り出した。
「…………校内は禁煙です、よ」
「……チッ」
親切心から忠告したのだが、舌打ちされた……ような気がした。
果たして政府関係者がそんなことをするはずが無い……と、信じたい。
極度の緊張状態に強いられている僕をよそに、校内全体に授業の始まりを告げるチャイムが鳴り響いた。
- Re: 僕とアリスと白ウサギ【毎日更新予定】 ( No.39 )
- 日時： 2014/08/30 22:10
- 名前： 明鈴 ◆kFPwraB4aw （ID: 0T2ECwzo）
Ⅳ.
「美ヶ原くん。本当に心当たり無いかな」
今、僕は学校の応接室にいる。
目の前には頑丈な造りのソファがあり、そこには黒服スーツに身を固めた(自称)政府関係者が2人並んで腰掛けており、僕をジッと見つめていた。
同じ顔に見つめられ、妙な気分だ。
この状況下、早くどうにかしたい。
「心当たり無いですよ。そんな……【アリス】なんて子、この辺りじゃ見たことも聴いたことも……」
「…………とかなんとか言って。まさか君が【アリス】だったりしないよね？ 《ウツクシガハラ君》」
ハッ、と、顔を上げた。
ーー僕が【アリス】だって？
何を言ってるんだ。
「僕は……僕は僕だ！」
「失敬失敬。《僕》は《僕》、ね。随分と哲学的な答えだ」
「……用はそれだけですか」
僕は早くこの場から立ち去りたい一心で、ソファから腰を浮かせた。
「無いのなら、失礼します。もう1限目の授業始まってるんで」
「美ヶ原くん」
スライド式の扉に手を掛けたところで、累が声で僕を制した。
「こちらも無理に君から情報を引き出そうとは思っていない。ただ、これだけはちゃんと聴いて欲しいんだ」
僕は「なんですか」と半ば怪訝そうに声をくぐもらせた。
「【白ウサギ】の言うことを鵜呑みにしちゃあ、ダメだよ」
「それじゃあね。また会えるのを楽しみにしているよ」
僕は、黒服を振り返ること無く応接室を後にしたのだった。
【第二章：アリスと白ウサギ 完】
- Re: 僕とアリスと白ウサギ【毎日更新予定】 ( No.40 )
- 日時： 2014/08/31 09:45
- 名前： 明鈴 ◆kFPwraB4aw （ID: vGUBlT6.）
幕間『滑稽な英雄の詩』
Tweedledum and Tweedledee
Agreed to have a battle;
For Tweedledum said Tweedledee
Had spoiled his nice new rattle.
トゥイードルダムとトゥイードルディー
決闘をすることになった
トゥイードルダムが言うことには、トゥイードルディーが
彼の素敵な新品のがらがらを壊した
Just then flew down a monstrous crow,
As big as a tar-barrel;
Which frightened both the heroes so,
They quite forgot their quarrel.
ちょうどそのとき、巨大な鴉が飛んできた
その大きさときたら まるでタールの樽のようだった
二人の英雄はおそれをなして
決闘のことはまったく忘れてしまった
『×××××なのね』
『そう、似た者同士』
- Re: 僕とアリスと白ウサギ【毎日更新予定】 ( No.41 )
- 日時： 2014/08/31 10:36
- 名前： 如月 神流 （ID: IvmJM/UO）
どうも！神流と申します*
小説カキコにきて初めて読ませて頂いた作品でした！
まだ自身で書いてはいないのですが、
皆様の作品を参考にこれから徐々に始めていきたいと思ってます♪
それにしてもこの物語…コメディチックで、かつファンタジー！
まさに私の好きな部類ドストライク!!笑 でした！
また更新されるの楽しみにしてます♪
頑張ってくださいねっ！
- Re: 僕とアリスと白ウサギ【毎日更新予定】 ( No.42 )
- 日時： 2014/09/01 11:39
- 名前： 明鈴 ◆kFPwraB4aw （ID: vGUBlT6.）
>>如月神流 様
はじめまして！
コメントありがとうございます(*^^*)
とても嬉しいです////
カキコで初めての…ですかっ！
クリックありがとうございますm(_ _)m
終始こんなノリの作品ですが、、(⌒-⌒; )ゞ
神流さんの小説も楽しみにしております♪
よければまたご感想頂けたら嬉しいです(汗)
それでは、失礼致しました(*^^*)
明鈴
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
この掲示板は過去ログ化されています。