コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

【完結】脇役にもなれない君たちへ
日時: 2015/01/25 03:29
名前: みもり ◆EcL409OyWY (ID: DYDcOtQz)

 「脇役にもなれない君たちへ!」


はじめまして。懲りない人です。
タイトルは長いので「にもなれ」って略します。なんか上から目線なタイトルですんません。


※ついっつぁー @iromims

※1/8 2014年小説大会3位入賞ありがとうございます。
※1/25 完結しました。ありがとうございます。(´▽`)

 1/1 参照200突破
 1/3 参照300突破
 1/5 参照400突破 
 1/8 参照500突破
 1/10 参照600突破
 1/?? 参照700突破
 1/21 参照800突破

 episodeA 「私の小さな沈丁花」
 >>1 >>2 >>3 >>4 >>5 >>6 >>7 >>8
 episodeB 「公開処刑的RMT」
 >>9 >>10 >>11 >>12 >>13 >>14 >>17
 episodeC 「汚れた夜に銃声を」(R15くらい 注意!)
 >>18 >>19 >>20 >>21 >>22 >>23 >>24
 episodeD 「落ちこぼれたちのロックンロール」
 >>25 >>27 >>30 >>31 >>32 >>33
 episodeX 「脇役ではいられない俺たちへ」
 >>34 >>35 >>36 >>37 >>38 >>39 >>40
 episodeE 
 >>41


登場人物 >>26


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10



Re: 脇役にもなれない君たちへ ( No.13 )
日時: 2014/12/28 00:45
名前: みもり (ID: DYDcOtQz)
参照: 友達に、失格も合格もないっての。

 申し訳ございません、お子様ランチは小学生以下のお客様限定となっておりますと、申し訳なさそうな欠片もなく言った店員に夢乃さんは「それならこれで。ふわとろオムライス」と笑顔で告げる。

 「電子データにお金を入れるみーちゃん。私先程バイト代が入ったので、ここは私が助けてしんぜましょう」

 みーちゃんって、猫の名前じゃないんだから。
 ポケットから茶色の封筒を取り出す夢乃さん。その封筒を無造作に破き、テーブルの上に1枚ずつ福沢諭吉を召喚しだした。「今日は、5万円。最近羽振り悪いわぁ」と頬杖をつき、意味ありげに僕を見る。
 5万円。それは僕の一ヶ月分の食費兼ゲーム代に相当する。それをたった一日で稼いでしまう夢乃さんは何者なのだろう。いや、薄々はわかっていたのかもしれない。心のどこかで否定していたかったのかもしれない。

 「さっきラブホから出てくるとこ見られちゃったしね。口止め料ってやつかなぁ」

 微笑んで僕に1万円を1枚差し出した夢乃さんは、「これで美味しいもの食べてね」とまるで僕の母親のように言う。こんなお金、受け取れない。口止め料なんて言うけれど口外するような友達もいないし、夢乃さんもそれは分かっていると思う。いや、そんなことより。

 「らぶほ……」

 お城みたいなあの建物の名前をさらっと言う夢乃さんに、なんの言葉も出ない。ラブホテルですることなんてひとつしかない。夢乃さんには彼氏がいたのかと一瞬思ったが、彼女の手元に有る5万円を見て確信した。援交だ。

 「なに? 一緒に行きたいの?」
 「そ、そんなわけ……てか、高校生同士は受付入れないじゃんっ」
 「ラブホには受付なんてないよ。好きな部屋のパネル選んで、お部屋で会計するんだよ」
 「……っ」

 口元を抑えて笑いを堪えている夢乃さんが、「ほんっとおもしろい、大好き」と呟く。大好きな人に大好きと言われたのに、全然嬉しくないのはなぜだろう。顔が熱くなっていくのが自分でもわかるのが悔しい。

 僕が半年間見てきた、笑顔が可愛くて、大人しいけどしっかりしてて、清楚で、清純で、誰にでも優しくて、たまに生物の時間居眠りしてて、いつもピンクのお弁当箱を持ってきていて、僕が倒れた時保健室にわざわざ来てくれて、今日僕の携帯を没収した純粋健全大天使夢乃さんは処女ではないどころかどこの馬の骨ともつかない男と毎晩体を重ねる援助交際を繰り返していた。僕の純情を返して欲しい。こんなの、今日驚いたことベスト1に余裕のランクインだ。ちなみに第2位は僕がパズモンに200万円課金していたことで、第3位はテスト中に携帯が鳴ったこと。そして第4位は西澤さんがジャンプの発売曜日を知っていたこと。今日はいろいろありすぎだと思う。

 ちょうどいいタイミングで運ばれてきたとろとろのオムライスを見ても、僕の食欲は回復しなかった。
 目の前で夢乃さんがハンバーグを丁寧に切り分けて口に運んでいく。今日の昼僕の背中をさすってくれたその右手は、昨日誰の体に触れたのだろう。

 「食べないの? 私食べちゃうよ?」
 「ごっ、ごめん。ちょっと具合悪いから、もう帰っていいかな。こんな汚れたお金も、受け取れないし……」
 「お金に、綺麗も汚いもないっての。私一人じゃさみしいからディナーご一緒してよ」

 僕の袖を掴む、白くて細い指を振りほどく。握力なんて女子並みしか無いと思っていたが、夢乃さんの指は案外すぐに離れ、ファミレスのテーブルに叩きつけられる。「い、いたっ」と声を上げて、夢乃さんは指を押さえる。血が出ていたかもしれない。

 とにかく気持ちの整理がつかなかった。携帯ゲームに百万単位の金を注ぎ込む僕に比べたら、夢乃さんは賢いお金の稼ぎ方をしている。でも僕は彼女を許せそうにはない。

 「ごめん、みよしくん! お願い、ひとりにしないでよっ」

 いつもはちゃんと聞き取れる綺麗な透き通った声が聞こえない。ここで、会計で1万円を叩きつけて帰ったらカッコいいのだろうが、そんなお金なんてない。「あ、えーと、彼女が払うので」と、きょとんとした顔の店員に言い渡し、僕は店を出た。

Re: 脇役にもなれない君たちへ ( No.14 )
日時: 2014/12/29 00:14
名前: みもり (ID: DYDcOtQz)
参照: ららばいららばいおやすみよ〜

 彼女じゃないじゃんとか、夢乃さんに怪我させてしまったとか、やっぱりお腹すいたからオムライス食べてくれば良かったとか思いながら帰る夜の街はとても寒かった。夢乃さんのところへ戻ろうかと思ったが、ファミレスのガラスの窓越しに見た夢乃さんは悲しそうに俯いていて、合わせる顔なんてどこにもなかった。冷静に考えると夢乃さんは家計の事情とかで、仕方なく援助交際しているのかもしれない。この辺は時給も低いし、雇ってくれるところも少ないし。僕がもし女なら、ゲーム代のために援助交際してしまうということも十分に考えられる。お金もうまく使えない、僕のほうがダメなやつなのに、なんであんな態度とっちゃったかな。傷ついたかな。

 「あーもうほんと、死にたいなあ」

 どうしようもないこんな僕は、今日も一日を無駄に過ごすどころかクラスメイトの女の子に痛い思いをさせてしまった。
 どうやって家に帰ったかなんてよく覚えていないが、次に目を覚ましたら日が昇っていて、僕は眠い頭で今日は学校を休んでどこかへ消えてしまいたいな、と考えていた。


 「おっはよう、みよしぃ。お前バンドやってみたいとか思わね? 女の子にモテるって」

 電車に乗り合わせてしまった大嫌いな先輩が、イヤホンのコードを指でくるくる回しながらこっちへ向かってくる。この先輩は笹村涼太郎といって、人の都合を考えない、すぐ人を巻き込む、自分勝手と三拍子揃った人だ。全部意味同じじゃんとか、そういうのは現在受け付けておりません。
 僕の学校の決まりとして、学校を休む時は必ず親が連絡しなければいけないというものがある。何処の誰かは知らないが、ズル休みした生徒でもいるのだろう。迷惑な話だ、昨日も母は帰ってこれなかったから、今日休むことができなかった。それだけでもイライラしているのに一番嫌いな先輩に朝から会ってしまい、僕のテンションはマイナス100からマイナス200に大絶賛降下中である。
 目覚めてから急いでシャワーを浴びてきたので、まだ少し濡れている髪が冬の風に吹かれて寒い。

 「この前言った西澤エリカっているだろ? あいつ、意外と歌上手いんだよ。しかも顔もけっこう可愛いし、あいつをボーカルにして、俺がギターでー」
 「あー、はいはい。僕ゲームしなきゃいけないから」
 「でも携帯取られたらしいじゃん。夢乃に」

 この情報網はなんなんだ。この先輩、どんだけ情報が回るのが早いんだよ。よりにもよって夢乃さんの名前を出され、僕は笹村先輩から目を反らした。夢乃さんのことは考えないようにしていたのに。

 「もう、お前しか居ないんだよ。最後のチャンスだろ、頼むって」

 こんな僕なんかより、適役がいるはずだ。笹村先輩のその上辺だけの言葉にムカつきながら、僕は開いた電車のドアから出た。
 笹村先輩は、僕を下に見てくるクラスのいじめっ子達よりずっとタチが悪いと思う。

 「わ、わかったから、もう僕に関わんないでもらえるかなっ」
 「おう! じゃあまた放課後な!」

 ほんとに、意味がわからない人である。


 絶対に入りたくなかった1年2組に入ると、廊下側の一番前の席の、絶対に会いたくなかった夢乃さんが僕の袖を引っ張った。驚いて立ち止まると、彼女は机の横にかけてあった紙袋に手を伸ばした。

 「三好くん、その、昨日はごめんなさい……」

 コートの袖をぱっと離して、にっこりと笑う夢乃さんは、昨日のバカ女の面影もない。しかし右手の指にはピンクの絆創膏が巻かれていて、僕が傷つけてしまった跡がちゃんと残っている。ごめんなさいを言うのは僕の方だと思う。

 「酔っちゃうと、私ああなっちゃうんだよね。何が恥ずかしいかって、その酔った時の行動ほとんど覚えてることなんだけど……」
 「そんな、気にしてないから大丈夫だよ……」

 本当はめちゃくちゃ気にしてた。正直僕がゲームに200万入れてることより驚いた。でも今の夢乃さんを見ていると、許してしまえそうだった。昨日のあの女は夢乃さんじゃなくて、僕が見た幻覚だ、モンスターだと勝手に一人で納得し、僕は笑顔を浮かべる。「これ、昨日のお詫び。よかったら」と夢乃さんは、薄いピンクの可愛らしい紙袋を差し出した。
 その中には美味しそうなパンがいくつかと、手作りと思われるおにぎりが数個入っていた。

 恥ずかしそうに頬を染める夢乃さんを見て、やっぱりこんな女の子が援助交際しているなんて思えなくて、僕はうまく物事を考えられないふわふわした気持ちでそれを受け取る。

 「でも、200万はさすがにやりすぎだと思うな。私もゲーム好きだから気持ちはわかるけど、ほどほどにね?」

 夢乃さんは本当に出来た人だ。「ほら、鐘なるよっ」と送り出され、僕は夢乃さんにお礼を言って自分の席に急いだ。

 ホームルーム中にこっそり確認した紙袋の中には、メロンパンとクリームパンと、ツナマヨのおにぎりと、小さな封筒が入っていた。ラブレターかなぁなんて思いながらそれを開けると、中に入っていたのは1万円札だった。
 

Re: 脇役にもなれない君たちへ ( No.15 )
日時: 2014/12/29 19:21
名前: まーにゃ ◆znJHy.L8nY (ID: WoqS4kcI)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode=view&no=17505

 とてつもない緊張で心不全をおこしそうな、まーにゃと申します。
 影ながらこちらの作品を楽しみに読ませていただいておりまして、この気持ちをどうしようかと思ってコメントを書こうという結論にいたりました。

 本当に繊細な表現で、言葉の端々が丁寧と言いますか、素晴らしいです。
 開始から14レス目にして既に読み応えがあって、一レス一レスが非常に充実しているかと思います。こちらのサイトにはたくさん素敵な小説がありますが、個人としては脇役にもなれない君たちへが一番好きで、他の人にもお勧めしたい作品なくらい、とにかく好きです。

 ファンレター感覚で衝動的に(?)コメントを書いてしまったため、文章が全くまとまっていなくて、不快にさせてしまいましたら申し訳ございません。
 これからも更新を楽しみにしておりますので、ぜひとも執筆頑張ってください!

Re: 脇役にもなれない君たちへ ( No.16 )
日時: 2014/12/29 23:43
名前: みもり ◆EcL409OyWY (ID: DYDcOtQz)

>まーにゃさん

こんばんは、読んでくださってありがとうございます!感想を頂けてとても嬉しいです(^_^*)

こんなに丁寧な感想を頂けるとは思っていなくて、毎日頑張って書いた甲斐があったなあと、一人で感動しています。本当にこのサイトは面白い小説が多いですが、その中でも一番と言ってもらえるなんてもう嬉しすぎて画面が見えません(;_;)

ところで私もコメディ板にあった頃からまーにゃさんの夏の秘密を愛読しているのですが、いつ前田さんが子猫と話すのか気になって仕方ありません。(

コメントありがとうございました、これからも頑張るのでよろしければ、また読みに来てくれたらうれしいです!

Re: 脇役にもなれない君たちへ ( No.17 )
日時: 2014/12/30 01:10
名前: みもり ◆EcL409OyWY (ID: DYDcOtQz)
参照: 明日から夢乃さん編になります。がんばるぞい!

 それからずっと夢乃さんにお金を返す機会を狙っていたのだが、彼女は休み時間になると途端に姿を消し、帰ってきたと思えば僕が絶対入っていけないような女子グループに入って談笑を始める。返すとしたら昼休みが狙い目だろう。夢乃さんはいつも教室で、柴田さんという女子とふたりでお弁当を食べているからその時に返そう。メロンパンやおにぎりは嬉しいけど、お金はさすがに受け取れない。
 次の時間は体育で、それは僕が嫌いな授業ダントツぶっちぎり1位を飾る忌々しい時間だ。当てられた問題に正しく答えないと立たされる数学や、夢乃さんでも寝てしまうくらい退屈な生物も嫌いだが、座学なんて座って妄想でもしていればすぐ終わる。体育というのは周りとコミュニケーションも取らなきゃいけないし、僕みたいな運動音痴はいつもみんなに迷惑をかけてばかりなので、体育の1時間は自己嫌悪するばかりで、本当に嫌だ。だいたい僕は勉強するためにこの高校に入ったのに、なんで運動なんかしなくちゃいけないんだよ。「よっしゃあ体育だー!」と盛り上がるクラスメイトたちとは永劫に分かり合えそうにない。

 「あれー? ゆのちゃん、今日は見学なの?」

 甲高い声で女子が、夢乃さんの名前を呼んだ。反射的にそちらに目を向けると、揃って更衣室に移動しようとしている女子の輪のなかで、夢乃さんは「うん、ちょっとね。今日は腰が痛くて」と笑っていた。その腰痛の原因は絶対昨日エキサイトしすぎたからだと予想して、またもや僕のHPは削り取られていく。世の中には知らないほうが幸せな事があるとは聞くが、まさにそれを痛感しているなう。

 夢乃さん、体育休むのか。いいなぁ、僕だって本当は保健室のベットで寝ていたい。僕も見学していたい、あ、僕も見学すればいいんじゃん。糞真面目なくらい優等生(を演じていた)僕は、体育をサボるなんて発想はいままで無かったけど、こんなところに逃げ道があったとは。
 嫌な事から逃げて、何が悪いのかと思う。体育の成績は2から1になるかもしれないが、僕以外誰にも迷惑はかけていないんだし、今日くらい良いよね。ていうか僕は推定48キロ以下の、医学的に見てもハードな運動は避けたほうがいい不健康体だから、体育なんてやってられないのだ。そうと決まればすぐに休もう、僕は持っていたジャージを無理やりロッカーに押し込み、クラスの中でも比較的話しかけやすい丸メガネが特徴的な丸井くんに、「今日は具合悪いから体育休むねっ」と伝え、保健室に向かおうとして、同じく廊下に出ていた夢乃さんと目があった。

 「え、み、三好くんも休むの? あっ、えーと、お金は返さなくていいからねっ!」

 慌て始めた夢乃さんは、僕から逃げるようにして走っていこうとする。夢乃さんの言葉で思い出した、お金を返さなければ。でも夢乃さんは、僕から逃げるくらいお金を返して欲しくないらしい。僕のポケットの中の1万円は、貰ってしまわなければいけないのかもしれない。

 「か、返さないよっ!」

 僕が引きとめようとすると、夢乃さんはくるっと振り返って、「ほんと? よかったあ」と微笑んだ。可愛い。

 「三好くんって、多少強引にでもしないと絶対イエスって言ってくれないタイプだと思って。やっと受け取ってくれたね」
 「ごめんなさい、ゆめのさ……遠山さん。それと、あ、りがとうございます」

 えっ、と夢乃さんの驚いたような声が聞こえる。「三好くんは、本当に律儀で丁寧な人だね」と、廊下の角を見つめながら言う夢乃さんは、どことなく寂しそうで、今すぐ繋ぎ止めてあげないとそのまま消えてしまいそうに思えた。

 「ちゃんとご飯食べてね」

 夢乃さんの頼みなら、断るわけにはいかないし、こんな弱々しい笑顔を見せられれば、拒否権なんてどこかに飛んでいく。本当は夢乃さんは、僕が苦手な「節操のない女」にカテゴライズされるのに、昨日だって僕と会う直前まで誰かの上に乗っていたのに、僕は彼女を嫌いにはなれなかった。本当に彼女には敵わない。僕が頷くと、夢乃さんは安心したように息を一つ吐いた。

 「それじゃ、保健室行こっか」

 クラスメイトたちが揃って体育館に向かう中、僕たちふたりだけ別な場所に向かう妙な背徳感に胸が高鳴る。
 お金があれば、僕は彼女の全てを知ることが出来るだろうか。夢乃さんを知っている男が本格的に妬ましくなってきたのだが、この気持ちをどこにやればいいだろうか。ううん、僕はそんなお金で割り切った関係を望んでいるわけじゃなくて、純粋に彼女と仲良くなりたいだけで。

 少し前を歩く夢乃さんは、「どうしたの、もしかして具合悪い?」と顔を覗き込んでくる。

 こんな女の子が、どこの誰ともつかない男相手に毎日嬌声を上げているのがとてつもなく許せない。
 僕は彼女の援助交際を辞めさせたい、切実にそう思った。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10



この掲示板は過去ログ化されています。