ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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僕の嫌いなモノ。
日時: 2009/11/28 19:23
名前: 藍羽 (ID: eM8uJ0aJ)

こんにちわー!

藍羽(アイハ)と申します。

えっと、このお話には、少しグロイところがあります。
気をつけてください・・・!

では、頑張ります。

♪お客さま

ジョーカー様   朝崎疾風様  架凛様  要竜(のび太)様
白魔女様    叉紗様

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Re: 僕の嫌いなモノ。 ( No.41 )
日時: 2009/11/21 20:02
名前: 藍羽 (ID: KCnf7FEj)

しばらくリオは、目を覚まさないだろう。
そう思いながらリオの部屋を出る。

「リオ、お父さん、帰ってきてないの?」

「あー・・・まだ、外国にいるらしいよ・・・」

「お母さんは、まだ退院できないの・・・?」

「・・・・・・できるかな」

そう。リオの父さんは、外国で働いている。
母さんは、おもい病気にかかり、退院できないでいる。
だから、こわい。
リオが忘れてしまう。リオが、自分の親を忘れてしまうんじゃないか。
・・・いつも、そう思っていた。
もしかしたら・・・もう忘れているかもしれない。

「・・・忘れてないの、かな」

「さあ」

そう言いながら、リオの家のドアに鍵をかける。

「リオを、一人にしていいの?不安じゃないの?」

「・・・・・・不安だよ」

「いつかっ・・・何もかも忘れてッ、分からなくなるかもしれないのに!」

「・・・・・そうだよ」

「リオを孤独にしないでよおおおッ」

神田さんは、涙を目にため、僕の肩を掴む。
泣き叫ぶ神田さんが、いた。

「孤独になんか、しないよ」

「してるじゃん・・・・・・」

「君は、本当の孤独の意味を知らないんだ」

どういうこと?
というような顔をした、神田さん。
僕は知っている。
孤独の意味を。本当の孤独の意味を・・・・・・

Re: 僕の嫌いなモノ。 ( No.42 )
日時: 2009/11/21 20:12
名前: ジョーカー (ID: Kv3UCL6v)

藍羽 おひさwwww

ジョーカー参上

3連休がんばって更新しなきゃO(≧▽≦)O ワーイ♪

よかったらよみにきてね

Re: 僕の嫌いなモノ。 ( No.43 )
日時: 2009/11/21 20:17
名前: 藍羽 (ID: KCnf7FEj)

「ただいまー・・・・・・」

私は、つぶやき、靴をぬぐ。
誰も私の「ただいま」に、返事なんか、しない。
神田沙世は、いつも思っていた。

「ただいま」

ソファに座っている、血の繋がらない母親に言う。
私にとっては、ただの女の人。
父さんにとっては、新しい愛人。
私は、この人が、嫌い。

「・・・・・・」

やっぱり、何も言わない。
それでいい。
私はのそのそと、階段を上がる。
部屋のベッドに寝転がる。

ガチャ、と。部屋のドアが開いた。

「帰ってたのー」

私の嫌いな、女の人だった。
さっき「ただいま」って言っただろうが。
私の性格が変わってしまうくらい、嫌い。

「うん」

「相変わらず、可愛くないよね。沙世だっけ?名前」

「そーですけど」

私も貴方の名前なんか、覚えたくない。
はやく私の部屋から、出て行け。

「はッ。美世にソックリだよ。・・・その可愛くないところ」

「母さんを、馬鹿にするな」

美世は、私の母さん。
もちろん、私を産んでくれた、大好きな母さん。
私の母さんと、この女の人は知り合いらしい。

「あたしが今、あんたの母さんですけど」

殺してやる。

「血が繋がらないからって、他人扱い?」

殺してやる。
殺してやる。

「クスクス。まあいいけどさ。クソガキが」

殺してやる。
殺してやる。
殺してやる。

「あ、忘れてないよね。あの火傷。反抗したら、もう一回やるから」

殺 し て や る !

・・・・・・いけない。
私の性格が、崩壊してた。

Re: 僕の嫌いなモノ。 ( No.44 )
日時: 2009/11/21 20:19
名前: 藍羽 (ID: KCnf7FEj)

ジョーカー。

おお!お久しぶりですねッ
もちろん読みに行きますよ☆
ジョーカーも頑張ってくださいね!

Re: 僕の嫌いなモノ。 ( No.45 )
日時: 2009/11/21 20:32
名前: 藍羽 (ID: KCnf7FEj)

・・・あれ。
何でベッドで寝てるんだろう?
わたしは、屋上で拓真と話してたよね?
倒れちゃったのかな?
とりあえず、メールしとこ。

「・・・・・・・ぁ・・・?!・・・ッ」

メール送信。
した瞬間に、ものすごく痛い頭痛が、佐倉リオをおそう。
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いッ!

「は・・・ァ・・・ぁぁああああ!痛い!あああッ」

いくら叫んでも、わたしの家は、無人。
でも、これは孤独じゃない。
本当の孤独じゃない、って、拓真が言ってた。
わたしも知ってる。
本当の孤独を・・・

何だ。これ。
過去の記憶かな?

わたしの頭の中で、知らない光景が、うつる。
たぶん過去の記憶だろう。

『今日からよろしくお願いします、伯母さん』



『ごめんなさいッ!ごめんなさい、伯母さんッ』



『拓真ぁ・・・・・・拓真ぁ・・・・・・!』


分からない。
これは、わたしの過去?


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