ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 時の魔術師(第二章・開始
- 日時: 2010/01/24 20:03
- 名前: 白魔女 (ID: tPOVEwcZ)
ふははははっ、時の魔術師、復活ーっ!(狂
消えたと思ってたのに、復活しているという奇跡。
果たして待ってくれていた人がいたのか、という話だが……まぁ、細かいことはよしとしよう。
ってわけで、「時の魔術師」、またまたヨロシクお願いします。
「呪われた瞳と愉快な魔女達」にも、主人公のソラが登場するんで、よろしければそちらのほうも……(宣伝w
では、どうぞ(。・ω・。)ノ
- Re: 時の魔術師 ( No.40 )
- 日時: 2010/01/16 19:33
- 名前: 白魔女 (ID: PwsOoYFR)
第二章——黒い時の魔術師——
一話——カイトという少年
「あぁ、君か。懐かしいな。あえて嬉しいよ」
暗闇の中で、図太い男の声がした。
「ありがたきお言葉、光栄です、クラークさん」
ソラは静かに言った。
そして静かな沈黙。暗闇の中で、さらに音さえもなくなってしまったらそれは完全なる“闇”なのだと、思い知らされるような……。
そんな不気味な闇の中で、二人は同時に笑い出した。
「あははっ、何なの、その劇」
ソラが、腹を抱えて笑い出す。
「ふんっ、好きでやってるわけじゃあない」
図太い男の声とは打って変わって、普通の少年の声がした。するとパッと、明かりがつき、部屋を照らした。そこは普通の部屋だが、部屋の住民の悪趣味のおかげで、ホルマリン漬けがあちらこちらに、そして人体模型、あとはよくわからない薬品が飾られる部屋と化している。
その中に溶け込むように、クラークという委員長でもあり、そして私と一緒に師匠の下で弟子をやっていたカイトがいた。
「相変わらず、悪趣味だね。カイトは。最初は真っ暗にして、そして一気に明かりをつけ、みんなを驚かせる……」
「そうかい?僕は好きだよ。この部屋。そして、この部屋の物を見たときのみんなの顔ときたら!ソラが最初にこの部屋に来て、このコレクションたちを見たときの顔、僕はよーく覚えてるよ」
「どうぞ、ご勝手に……」
カイトは、私と同い年くらいの少年だ。そのカイトが、部屋の奥にある、よくテレビで社長などが座るイスに座っていた。イスとデスクは高級なものだが、こんなものたちに囲まれては高級感などでない。
「ホント、カイトの悪趣味ぶりには感心するよ」
「ふん……下界の悪魔達と比べたら、どうってことないさ」
カイトが立ち上がり。私の元へ歩み寄った。
カイトは、黒髪の、茶色い瞳をした普通の少年だ。脳みそ以外はね。
「最初はビックリしたよ。あんたが委員長になったって聞いたときはね」
「そりゃどうも。そのイスに掛けて」
カイトはどこからともなく紅茶を差し出した。
「一緒に居たときから、頭はいいな、と思っていたが……」
「思っていたが、何?」
「いや、悪趣味って印象しか、残ってなかったわけで」
クックックと笑う私を、カイトは恨めしそうに睨んだ。
「いやなヤツだな……」
「カイトに言われたか、ないさ」
そして一緒に笑いあう。会うたびに罵り合っているが、これでもよき友だ。
「それにしても、クラークってのはなに?それにあの図太い声」
「悪かったなぁ、ネーミングセンスもなくて」
「いやぁ、別に良いけど。サタンなんて名前にされたら私、あんたのこと見る目変わるだろうし」
「えあ!?それ候補だったのに……」
「……、で、なんでクラークなんて呼ばれてんの」
紅茶を一口飲む。
「いや、この若さで委員長になったなんていわれたら、委員会の名が廃るってモンでしょう?だから、おじさんっぽい名前にして、おじさんっぽい声してんの」
「なーるほど。つまり偽ってるんだ」
「うぐ……僕の事はいい。ソラはなんでまた、魔法界に来た?そっちで上手くやってたんじゃないのか?」
「ふ……わかっているくせに。騎士団もお前の指し向けだろう?」
なんのことやら、とカイトは肩をすくめた。
「まあいい。本題へ入るよ……」
- Re: 時の魔術師(第二章・開始 ( No.41 )
- 日時: 2010/01/23 16:45
- 名前: 茄穏 (ID: 1JjPbNpp)
こんにちは、何か本当に復活していますね。
一時は、ソラがケントと人間界に帰ってきて分かれて終わりだと思っていました。
でも、このお話の調子でいくと、そうそう終わりそうにありませんね。
でも!!!私は、白魔女さんの小説が、とても好きなので、これからもあなたの二つの小説を読み続けますね。
- Re: 時の魔術師(第二章・開始 ( No.42 )
- 日時: 2010/01/23 20:09
- 名前: 白魔女 (ID: tPOVEwcZ)
あぁぁ、茄穏s、ありがとうございます!
前の小説だったし、もうみんな忘れているものだと思っていたので、そう言ってもらえると、と————っても嬉しいです!v(≧∀≦)v うれし〜
“呪われた瞳と愉快な魔女達”と“時の魔術師”ともども、どうぞよろしくお願いします。
- Re: 時の魔術師(第二章・開始 ( No.43 )
- 日時: 2010/01/27 16:25
- 名前: 茄穏 (ID: 1JjPbNpp)
こんにちは、時の魔術師は消えてなくて良かったです。
呪われた瞳と愉快な魔女達が、読めなくなっていて、すごくびっくりしました。
何かあったんですか?
- Re: 時の魔術師(第二章・開始 ( No.44 )
- 日時: 2010/01/27 21:30
- 名前: 白魔女 (ID: tPOVEwcZ)
茄穏s、な、なんででしょうね……。
私こそ、とーってもビックリして、続き書きたいのですが、入れなくって……(泣
この掲示板は過去ログ化されています。