ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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積み木ゲーム
日時: 2010/02/13 14:38
名前: 薫 (ID: knWr5sbP)

こんにちは。薫ですー。(>V<♪)
 いきなりキャラ設定いきますよー。

星宮 愛瑠 ♀(ほしみや まなる)
 主人公。大金持ちの家に生まれた娘。
有人の双子の妹。

星宮 有人 ♀(ほしみや あると)
 愛瑠の双子の姉。

幸田 聖  ♂(こうだ ひかる)
 愛瑠の片思いの相手。でも、聖は愛瑠は好きでは
ない様子


はい、とりあえずこの3人!ま、他にも追加されると
思うけれど、とりあえず・・・と言うことで。

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Re: 積み木ゲーム ( No.1 )
日時: 2010/02/13 17:13
名前: 修也 ◆ohF1HVPuR. (ID: BsB4CdF8)

>>薫さん
 がんばってください!

Re: 積み木ゲーム ( No.2 )
日時: 2010/02/14 16:15
名前: 薫 (ID: knWr5sbP)

プロローグ

カッカッカッ
廊下にハイヒールの音が響く。
 ハァ・・・・ハァ・・・・
息が切れてきた。

 ドレスの裾がとてつもなく邪魔なので、
両手で持ちながら走る。

 走る。  
     走る。 
走る。

そして、彼女は一言呟いた。

「私は何処・・・・?」

Re: 積み木ゲーム ( No.3 )
日時: 2010/02/14 16:39
名前: 薫 (ID: knWr5sbP)

第1話

「私は何処・・・・?」
初めまして。私は、星宮 愛瑠と申します。

 今、私は、人探し・・・?でしょうか。

ある人を探すため、走ってるんです。

 場所は、コンサートホール。
今日、私は全国子供ピアノコンクールに出たの。

 見事、優勝したわ。

弾いた曲は「幻想即興曲」

 去年は「ラ・カンパネラ」を弾いたわ。

去年も優勝。2年連続って訳ね。

ま、いいわ。話を戻しましょう。

 きっと、さっきの話を聞いて、

「誰を探してんの?」
 と、思った人も居ると思うわ。

私は今ね・・・・

  ‘自分’を探してるの。

「そうなんだ。」
と、納得した人と、

「は?意味分かんないだけど。」
と、思った人が居ると思うわ。

 他にも居たかもしれないけれども。


貴方はこんなことがありませんでしたか?

 自分って、なんだろう。

 自分が自分じゃない。

 自分のことが分からない。

 自分は何処だろう。

このようなことがあった人と無い人が居ると思うわ。


 今の私は、「自分は何処だろう。」

そんな状況だわ。


 あー、これから一人旅ね。

いま、そんな心境よ。


   あー、有人姉さんはどうしてるかしら。

 有人姉さんというのは、私の双子の姉。

なんでもできて、私の憧れの存在だわ。


 私の将来の夢は有人姉さんみたいになること。

ダサッって思った人も居るかもしれないけど、
 そんなのどうでもいいわ。

  人は人それぞれだもの。

とりあえず、コンサートホールから出ようかしら。

  
  とりあえず、私は外に出た____

Re: 積み木ゲーム ( No.4 )
日時: 2010/02/15 16:04
名前: 薫 (ID: knWr5sbP)

第2話

外に出ると、向かいが公園なので、親子が3組くらい
いました。

 子供達はそこらへんに落ちている石を積み上げて
遊んでいるのを見て私はあることを思い出しました。

 4、5歳のころかしら。 お母様に、教えてもらった遊びなんだけど、‘積み木ゲーム’って言ってた
かしら。


「ねぇ、愛瑠。」

「なぁにー?」

「‘積み木ゲーム’って遊びを教えてあげるわ。」

「?」

「積み木をのせて遊ぶゲームなの。」

「ふーん。」

「のせてる時に、崩したらだめなの。」

「えー、つまんなそう。」

「確かにつまんないわ。」

「え?」

「でも、いつか、人生を左右するかも知れない
わよ。」

そう言った時のお母様は妖しく笑った気がするけど、
まだ小さかった私は気にしなかった。

「‘積み木ゲーム’・・・か・・・。」


その時だった。キィィィィィィ!!!!!!!!!!

ドンッッッ!!!!


  何かが、何かにぶつかる音がした。

まるで、大型車が人を轢いたような音。

「・・・・・。」
周りは、特に変わった様子は無い。

「気のせい・・・かしら。」
きっとそうだろう。


   これが、間違いでした・・・・


自分は、もう此処に居ないってことを・・・・


 人の瞳(め)にも

   鏡にも

水溜りにも 



    私はもう光ってないってことを・・・・


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