ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

悪魔達の宝探しゲーム
日時: 2010/07/03 16:36
名前: クロウ ◆vBcX/EH4b2 (ID: TXIed2RW)

はじめましての人もいますね。九龍です!

今回はある悪魔の話を書きます。まぁ、題名通り、宝探しって感じの小説です。
僕が嫌いな人、あと……文才があるかないか僕には解りません。心配なら今すぐ逃げたほうがいいです。
……あ、あと、チェーンメールと荒らしは歓迎しないんで!

……これでも残ってくださるんですか? 心が広いんですね。
……できれば、お話を読んでくださるとうれしいです。


目次
第0話>>3

第1章    第2章
第1話>>10  第5話>>19
第2話>>13
第3話>>15
第4話>>16

お客様
怪物くん様、桃井様、ヴィナン様、ナサニエル様、雉明様

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20



Re: 悪魔達の宝探しゲーム ( No.27 )
日時: 2010/07/05 20:50
名前: クロウ ◆vBcX/EH4b2 (ID: Xgqnh5jE)

第9話


さて、要がサラの石像と銃を持ち、最上階に向かおうとしているのだが……。
最上階まであと一歩のところで、要は最上階へ続く階段に座っていた。

「……要様、後一歩で最上階ですよ?」
「ん、わかってる。だけど、少し休ませてくれ。疲れんだよ、こんな広い屋敷動き回ってるとよ!」

要が頬を膨らまし、ブーイングする。
ベリアルは深いため息をつき、要の隣に座る。

「……後1分たったら、休憩は終わりですよ?」

ベリアルが困り顔でそう言うと、要は笑った。
ベリアルは苦笑して、小さなため息をつく。
これが要様でなければ、急かしていたと思うのだが……。
私は、彼には甘いのかもしれないな。
ベリアルはそう思い、クスクスと笑った。


1分後、ベリアルと要は立ち上がり、階段を登り終えたところにある、大きな黄金の扉の前に立つ。
要は伸びをして、黄金の扉を押す。
要は目の前の光景を見て、目を丸くした。
目の前には、3つの頭をもったドラゴンがいて、その周りには、人間の骨がいつくも散らばっていた。

「……何これ、ベリアル、これ倒せってわけ?」
「いえ。あれは、アジ・ダハーカというドラゴンでして、人間を食べるようなやつですよ」
「俺、夜食かなんかか? ってか、さっきの質問の答えはどうした」
「あぁ、アジ・ダハーカの後ろに、宝箱があるでしょう? あれを開けたら、ゲーム終了です」

ベリアルはそう言い、扉に鍵をかける。
要は小さく舌打ちをし、ズボンのポケットから、ハンドガンを取り出した。

Re: 悪魔達の宝探しゲーム ( No.28 )
日時: 2010/07/06 22:13
名前: 雉明 ◆uqC/dldH8Q (ID: EM3IpZmD)

どうですかもう一度書いてみませんか((
あの中毒性はマジパネェなみたいな^p^

要さんとべリアルの間柄どうしようもなく好きです^p^
何だろうかね、あのなんか丁度いい主従感。←
わー、なんかすげェ戦闘がはじまりそうですね^^
面白くなりそうです!←

Re: 悪魔達の宝探しゲーム ( No.29 )
日時: 2010/07/07 19:39
名前: クロウ ◆vBcX/EH4b2 (ID: sjdSvJ4p)

雉明様へ

ん〜、どうせだし、要君が主人公で書いてみますかねぇ。
銃刀法違反上等グループ……。に、なりますねぇ。

まぁ、忠実すぎず、そんなにゆるくもない。しかも、要は御主人としか呼ばれてない。
つまりは、名前で呼ばれたことなくね?
面白くなるといいですね〜……。多分。

Re: 悪魔達の宝探しゲーム ( No.30 )
日時: 2010/07/08 20:43
名前: クロウ ◆vBcX/EH4b2 (ID: 0cbUjVkJ)

第10話


要は銃を構え、ニッと笑った。

「おっしゃ、どっからでもこい。アジ・ダハーカとやら!」

要がそう言うと、3つの頭の龍が一斉に火を噴く。
要は目を丸くしていたが、そんなことをしている時間などない。
急いで火にあたらない場所へ走り、部屋の隅で休んでいるベリアルを睨んだ。

「なんだよ、あれ!」
「なんだよ、と言われましても……。まぁ、見ての通り、あれは火を吐きますから」
「それ、何の答えにも……」

要はそう言いかけたが、途中でやめ、後ろを見る。
とても、嫌な予感と、異臭がしたからだ。
要が右に避けると、壁に、何か緑色の液体がかかる。しかも、ベリアルのすぐ隣に。
ベリアルはチラリと横眼でそれを見た。
壁が、音を立てて溶ける。
要はそれを見て、顔をしかめながら聞いた。

「なんだよ、これ」
「あぁ、毒ですよ。酸性っぽい毒。あれに当たったら、要様の骨、溶けますね」
「溶けるのか!?」

要がそう聞くとベリアルは、残念なことに、と言い、頷いた。
そう話しているうちに、アジ・ダハーカの翼の音と、鳴き声が聞こえてきた。
キンキンする、高い鳴き声。軽く、ガラスを20枚割れそうだ。

要は勢いよく振り返り、アジ・ダハーカを睨みつけ、リュックサックに手を入れた。
リュックサックの中には、石像の腕が1本あった。
要は石の腕を、アジ・ダハーカに投げた。
だが、アジ・ダハーカはそれをかわした。

「ひっかかったな」

要はそう言い、ニヤリと笑った。
要は銃をアジ・ダハーカの眼に向け、引き金を引く。
パン、という音が6回、部屋に響いた。
アジ・ダハーカの6つの眼のすべてが、血で赤く染まった。
アジ・ダハーカの3つの頭が、一斉に鳴いた。
それはもう、耳にキンキンと響き、今にも鼓膜が破れそうだった。
要は耳を塞ぎながら、宝箱を開けた。

「合格、ですねぇ」

ベリアルがそう言い、パチパチと手を叩いた。
宝箱の中には、赤い石が中心にはめ込まれた、十字架のネックレスがあった。

「では、早くそれを持っていきましょう。私、面倒事は嫌いなので」

ベリアルがそう言い要の手を引く、要はあわてて、あいた手でネックレスをつかみ、リュックサックに入れた。

ベリアルが小走りで扉の前まで行き、鍵を開ける。
カチリと音がし、扉を押すと、扉が開いた。
ベリアルと要は部屋から出て、扉の鍵を閉めた。
扉を閉めた途端、急に何も聞こえなくなる。
要はそれを疑問に思いながらも、ベリアルに手をひかれ、歩いて行った。

Re: 悪魔達の宝探しゲーム ( No.31 )
日時: 2010/07/08 21:25
名前: 雉明 ◆uqC/dldH8Q (ID: EM3IpZmD)

それは良い! また違った味が出そうですねー^^
それなんて危険グループですか^p^

あ、べリアルが要様って呼んだよ!←
わー、なんか戦闘シーン格好いい!
でも石像の腕、投げて怒られないんでしょうか……←


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20



この掲示板は過去ログ化されています。