ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- スパイは荒事がお好き——第一章完結
- 日時: 2010/11/14 21:21
- 名前: agu (ID: gzQIXahG)
スパイ物です。
舞台は1940年代のフランス。ナチス・ドイツに占領されています。
一応、現実の歴史ではなくそのパラレルワールド設定しておりますので、
現実の歴史とは色々と違う場面が出てくると思います。
そこら辺はご容赦ください。
【スパイ名簿】
*持ち出し厳禁!
・ハンニバル・アンダーソン
・ニコラス・ブロウニング >>2
・クラウザー・シューダー >>4
・イヴァン・カルメフスキー >>9
・メル・アルス・エネルス >>38
・サミュエル・ジョンソン >>43
・テレーゼ・ライリー >>65
*
「序章」>>11
一章【スパイ・コネクション】
「>>13 >>19 >>20 >>24
>>28 >>49 >>59 >>64
>>68 >>69 >>72 >>88」
二章【大西洋からの来訪者】
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18
- Re: スパイは荒事がお好き—スパイ募集— ( No.25 )
- 日時: 2010/08/29 17:03
- 名前: シュルル ◆RMw3.cMGUE (ID: dBCG1FA1)
- 参照: http://kaki-kaki.daa.jp/bbs_s/view.html?1295096
更新キターーー!
ケツにショットガンてwww
- Re: スパイは荒事がお好き—スパイ募集— ( No.26 )
- 日時: 2010/08/29 17:09
- 名前: agu (ID: zr1kEil0)
散弾は痔に良く効くぜ、ベイビー。byニコラス
はい、どう考えてもそんなはずないですね。
デリケートな所が吹っ飛びます。
久々に更新いたしました。これからもご愛読お願いします。
- Re: スパイは荒事がお好き—スパイ募集— ( No.27 )
- 日時: 2010/08/29 17:14
- 名前: シュルル ◆RMw3.cMGUE (ID: dBCG1FA1)
- 参照: http://kaki-kaki.daa.jp/bbs_s/view.html?1295096
ニコラスwwww
応援してます!
- Re: スパイは荒事がお好き—スパイ募集— ( No.28 )
- 日時: 2010/08/31 19:29
- 名前: agu (ID: zr1kEil0)
大男は威圧感たっぷりのその巨躯に、ピンと糸が張るように背筋を伸ばす。
そうすると余計に身長が高くなり、その威厳が増した。
近くにいたアプヴェーア隊員が、二人。
運転席から降りてきた男が一名。そして大男が出てきた後部座席から、新しくもう一人。
その二名が威厳たっぷりのこの大男に付く。両方とも油断なく周囲を警戒している。
最後の一人。助手席から降りた男は、どうやら自動車、ロールスロイスの警備に当たるようだった。
大男と二名の隊員は、堂々とした足取りで管理所の内部に入っていく。
管理所の中は如何にもお役所と云った内装で、無機質なコンクリート造りが、
かすかに冷たさを感じさせた。
いきなり入ってきた、如何にも高級軍人と云った風体の大男と
アプヴェーアの制服を着た男が二名。
かなり驚いたに違いない。ホールにいた職員達は皆、一様に目を見開いていた。
突然の事に驚愕する職員達を尻目に、三人は受付まで足を進める。
受付の担当職員は気が気でない様子で、彼らを不安げに見つめ、
震える声で呟いた。
「……何の御用でしょうか?」
大男はその職員にずいと顔を近づけると、まるで神託のような
重々しい声で、意を伝える。
「ここの司令官と話がしたい。何処にいるのか?」
職員は萎縮しながらも、答える。
「……二階の……その……突き当たり……」
それを聞くと大男は薄く笑い、言った。
「協力に感謝する」
すっかり怯えている職員を残して、大男とその護衛の二名は
近くにあった階段を上っていった。
ゴードン・ゴロプは退屈な男だった。
自他と共に優秀な補給士官と認められている彼であったが、
人格的には気弱で慎重、そして冗談の一つも言わないその真面目さ。
誰もが彼といると息苦しくなり、彼をつまらない、味気ない男と感じるようになる。
そんな彼はあまり上官にも気に入られず、結局、集積所の司令官という
閉職に就かされる事になってしまう。
しかし、不満を言うことなく、左遷されたからと腐ることもなかった。
彼は生来の真面目さで、仕事を淡々とこなしていったのだ。
彼のオフィスは今日も書類だらけ。
しかしゴードンはそれでもただ、自分の職務を果たすだけだった。
不意に、オフィスのドアがノックされる。
ゴードンは自分の頭脳に記憶してある来客予定を確認しながらも
立ち上がり、ドアの前まで足を進めた。
(この時刻には来客予定はないんだが……)
ゴードンはそんな事を思いながらもドアのノブに手を掛け、内側に開く。
予定にない“来客”の姿を見た彼は硬直する。
熊、巨人。そう言い表すことしかできないような大男が
ゴードンを見下ろしていたのだ。
- Re: スパイは荒事がお好き—スパイ募集— ( No.29 )
- 日時: 2010/08/31 19:34
- 名前: シュルル ◆RMw3.cMGUE (ID: dBCG1FA1)
- 参照: http://kaki-kaki.daa.jp/bbs_s/view.html?1295342
待ってました!
真面目すぎる人と居るのは確かに息苦しいですねww
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18