ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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スパイは荒事がお好き——第一章完結
日時: 2010/11/14 21:21
名前: agu (ID: gzQIXahG)

スパイ物です。
舞台は1940年代のフランス。ナチス・ドイツに占領されています。

一応、現実の歴史ではなくそのパラレルワールド設定しておりますので、
現実の歴史とは色々と違う場面が出てくると思います。


そこら辺はご容赦ください。





【スパイ名簿】

*持ち出し厳禁!


・ハンニバル・アンダーソン

・ニコラス・ブロウニング >>2

・クラウザー・シューダー >>4

・イヴァン・カルメフスキー >>9

・メル・アルス・エネルス >>38

・サミュエル・ジョンソン >>43

・テレーゼ・ライリー >>65




「序章」>>11



一章【スパイ・コネクション】

>>13 >>19 >>20 >>24
 >>28 >>49 >>59 >>64
 >>68 >>69 >>72 >>88



二章【大西洋からの来訪者】

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Re: スパイは荒事がお好き—スパイ募集— ( No.70 )
日時: 2010/10/05 17:40
名前: 月鈴 (ID: 2bmr/VpX)

こんにちは。
楽しみに拝見させていただいています!
今一番お気に入りの本ですよ〜!
これからも頑張ってくださいね♪

割といつも見ています、他の小説もこっそり・・・。

Re: スパイは荒事がお好き—スパイ募集— ( No.71 )
日時: 2010/10/05 17:47
名前: agu (ID: NHSXMCvT)

おお、恐縮でございます。
そう言って頂けると、作者冥利に尽きるというものです。

他の小説はどうもマトモなのは少ないでしょう?w
それに更新が……orz

オリキャラの方は物語上、次の章で登場するという形となります。
何とか早く次の章に進めたい……

更新が遅い駄目作者ですが。月鈴さんの様な寛容なお人から応援を貰って頑張っている次第です。


これからも宜しくお願い致します(ペコリ)

Re: スパイは荒事がお好き—— ( No.72 )
日時: 2010/10/07 16:29
名前: agu (ID: NHSXMCvT)

林道に差し掛かった輸送部隊。ここを抜ければ、レジスタンスが潜伏している場所まではもう近い。
作戦指示書には、その手前の廃病院に例の“専門部隊”が待機していると書かれており、レジスタンスの攻撃が始まった際にすぐ駆けつけるという話。

しかし、ゴードンの心にはある種の不安が付き纏っている。それは彼自身にもがなんであるかは分からない。
ただ言えるのは、それは漠然とした物で、まるで霧の様に曖昧、はっきりとした形を持っていないという事。

例えるのならば、それは第六感。あえての俗に言う“直感”と呼ばれる物であろう。

ゴードンはそんな不明瞭な感情を持て余しながら、丁度、前方に見える輸送トラックを凝視した。


「もうすぐ林道に差し掛かります」


何処かふっきらぼうな声で運転席の軍曹が言う。
隣に座っている護衛役の先任曹長は、肩に掛けていたMP40短機関銃を静かに膝に置いた。

心配無い、大丈夫だと自分に言い聞かせながら、ゴードンは目を瞑る。
昔から落ち着こうとする時はいつも瞼を閉じて、深呼吸。一種の癖として染み付いてしまったそれは、彼にとっては信頼できる、最も効果的な方法だった。

それから数十秒。ゴードンは閉じられている目をゆっくりと、緩慢に開く。

すでに辺りの景色は緑一色。針葉樹が道の周囲に鬱蒼と繁っており、先程の道とは明らかに違う。
たったの数十秒で、ここまで違ってしまう事に不思議な感慨を抱きながらも、彼は気を引き締める。
そうして、腰に携帯するルガー拳銃を点検しようとした、その直後の————轟音。

凄まじい爆発が前方で発生する。
完全に不意を取られた形になった輸送部隊は前方の車両の急ブレーキに混乱し、横転や、後部に激突。

隊列はバラバラとなり、最後部にいたゴードンの指揮車でさえも、何とか車体を横に滑らせて回避できた次第だった。

突然の非常事態。

どうしたのだ?作戦予定地はまだ先のはず……
大佐が読み違えたのか?それとも連中に情報が……

ゴードンは半ば呆けている自分に喝を入れながら、前部座席で何事かと慌てている二人に指示を出す。


「軍曹、それに先任曹長!爆発だ、レジスタンスの襲撃に違いない!!急いで前方に進み、大佐殿の救出を!」


それに間髪入れず運転席の軍曹が異論を挟む。


「中佐、それはあまりにも無謀すぎます!この状況じゃ、歩いて行くしかありませんよ!!この場からすぐに脱出を———」


「Schweig!!(黙れ)そのお喋りな口を閉じろ!さぁ、降りるんだ!」


「……了解しました、Scheisse!(クソ忌々しい)」


軍曹は苦々しげな顔をしながら、シフトレバーを倒すと、ホルスターに携行していたワルサーP38拳銃を引き抜く。
助手席の先任曹長もMP40を構え、二人は姿勢を低くしながら指揮車から降りた。

当のゴードンもルガー拳銃のグリップにゆっくりと手を滑らせる。

ここは危険だ。大佐殿を迅速に救助し、そして脱出しなければ……

彼は後部座席の扉を開くと、足早に“混乱の極み”にある前方へとその歩を進めた。

Re: スパイは荒事がお好き—— ( No.73 )
日時: 2010/10/07 23:07
名前: 月鈴 (ID: 2bmr/VpX)

いえ、他の小説も愛読させていただいています☆
航空機の小説も面白いですね・・・!!
更新はゆっくりな分、楽しみが増えますよ?

オリキャラは、どうぞお好きになさってください。
もう、貴方のキャラですし♪

寛容・・・ですか? ありがとう!
いやでも、そんな優しくないと思っているのですけれど・・・。
貴方の方がお優しいですよ!
その物腰かっこいいですし・・・!
惚れちゃいますよ・・・?www

でも、私をファンになさってもよろしいのですか?
ふっふ〜、鬱陶しいですよ?
というか、既に貴方に懐いています、私(笑)

タメで結構ですよっ
私は大阪弁出そうなので、あまり使わないのですけど、お気になさらず。

Re: スパイは荒事がお好き—— ( No.74 )
日時: 2010/10/08 17:28
名前: agu (ID: NHSXMCvT)

>>月鈴さん

あれ?目から水が……

いや、本当にありがとうございます!
月鈴さんの癒しオーラで元気百倍あんぱn(殴打

逆に俺が惚れてまうやr(殴打


ファンになってくださったら多分、主はその場で小躍りしますね。ええ。

懐いてくださいw自分はすでに月鈴さんに懐いておりますので……餌くれ。わんわん。


大阪弁最高すぐる。
食い倒れ!食い倒れ!食い倒…ぐふゥ……



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