ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 狂人の遊び 番外編
- 日時: 2011/01/23 20:43
- 名前: 月夜の救世主 (ID: 07JeHVNw)
どうもー!小説書くのめちゃ初心者の月夜の救世主です
ヘタクソな小説かもしれませんが・・・
温かい目で、見てやってくださいw
最近、リク掲示板で名前屋始めました。
よかったら覗いてみてください(宣伝ッ!!?)
※月夜の救世主のステータス▼
・コメくれたら喜ぶ▼
・お調子者である。(自分で言うな。)▼
・弱点:メンタルが弱い。▼
・出現場所:アメーバピグ、チョコットランド、小説カキコシリアス・ダーク掲示板、リク掲示板、チャベリ▼
※分かってて欲しいこと
①血とかグロ系含んでます。無理な方スルーで。
②おもしろくないかもよ?それでも読んじゃいます?
※こんな方はスルー
①はぁ?荒らすぞコラッ!(それだけは、ホントやめて・・・。)
②喧嘩しに来た。なのでかかってこいや。(無理です!私、喧嘩弱いもので・・・。)
※逆にこんな方大歓迎!♪
①ん?しゃあねぇなぁ、こんなもんでもオモロそうやな。読んだるわ、アホ。
②あぁ、駄目だ。アドバイスしねぇとこりゃ駄作で終わる。アドバイスしたるわ、書かせろー。
以上!
登場人物(自作)
名前:浅村 零
歳:18歳
性別:男
種類:実験体
容姿:赤毛。群青色のパーカーを着ている。Gパンをはいている。黒いスニーカーを履いている。瞳の色は空のように青い色。髪の毛は肩に少し付くぐらいで後で薄く小さくくくっている。
備考:10歳の頃に大手軍に入っている天才児。両親は軍に殺された。軍を憎んでいる。14の頃に騙され、ある実験体になった。強化実験・火属性操作の実験である。
瞳の色は元々烈火のように赤かった。だが実験により青になった。クールであり、孤独を好む。
武器:妖刀・炎神轟炎丸。炎神の血で作られた刀。火の力があるため、ものすごく熱い。
能力:火属性操作(火を操る力)・強化人間(力が通常の人間よりも500倍以上持っている。)
名前:浅村 白
歳:18
性別:男
種類:実験体
容姿:青毛。赤いパーカーを着ている。Gパンをはいている。白いスニーカーを履いている。瞳の色は赤色。髪の毛は肩に少し付くくらいで後で薄く小さくくくっている。
備考:零の双子の弟。零と同じく10歳で大手軍に入った天才児。零と同じく軍を憎んでいる。15の頃に例と同じく騙され実験体にされた。強化実験・水属性操作の実験である。瞳の色は元々海のように青かった。だが実験により赤くなった。兄の零とは全く正反対の性格であり、活発。おっちょこちょいである。
武器:妖刀・水神龍水丸。水神の血で作られた刀。水の力があるため、少し濡れている。
能力:水属性操作(水を操る力)・強化人間(上記)
小西 黒夜&狂神 黒影>>4
ブレッグ&ガルベル>>24
〜黒の刺客リスト〜
NO.1:高木 翔真
NO.2:北条 直希(死亡)
NO.3:原田 明実
NO.4:川西 詠(死亡)
NO.5:アペルプシア(死亡)
NO.6:船越 馨(死亡)
NO.7:風見 陽輔(意識不明)
NO.8:綾瀬 鈴(死亡)
NO.9:黒沢 勇星(意識不明)
NO.10:空内 琉黄(睡眠)
NO.11:長谷川 洋清(死亡)絵>>171
NO.12:鵜飼 疾風(死亡)
NO.13:西川 牙怜(死亡)
NO.14:紅賀崎 弥生(死亡)
NO.15:坂本 海清(意識不明)
※プロフィールは登場した順番に更新します。
黒の刺客プロフィール
NO.1>>221
狂神 黒影の用語説明
1.>>27
第一章「軍・本部編」
第1話「ゲームスタート」>>2
第2話「遊びの秘密」>>11
第3話「実験室の悪魔」>>15
第4話「軍の地下研究室」>>16
第5話「奇妙な研究室」>>17
第6話「失踪」>>19
第7話「世界破滅」>>20
第8話「救出作戦」>>21
第9話「タイムオーバー」>>25
第10話「真力の覚醒」>>26
第11話「動き出す世界の破滅」>>28
第2章「仲間探索編」
第12話「白い死神」>>29
第13話「駄神の野望」>>30
第14話「罠」>>34
第15話「漆黒のマント」>>35
第16話「レストランの死闘」>>39
第17話「相手は普通」>>41
第18話「黒獅子に乗る者」>>43
第19話「狂神 黒影の出生」>>46
第20話「都会の眠り姫」>>47
第21話「黒の刺客」>>56
幻道ルート
第22話「聖地の谷」>>67
第23話「聖地の遺跡シナイ」>>70
第26話「釈朱の彼女」>>75
第29話「北の街の博物館」>>78
黒薙ルート
第24話「亡神の願い」>>71
第27話「緑髪の少女」>>76
第30話「殺人虫」>>80
三木ルート
第25話「魔の森」>>72
第28話「魔の森の親玉、赤い悪魔」>>77
第31話「記憶喪失の男」>>81
第32話「全員合流」>>88
第33話「15人の戦士」>>90
第34話「聖の力をまとう少女」>>93
第35話「王」>>94
第36話「釈朱のプラン」>>97
第37話「決断の夜」>>100
第38話「黒い刺客NO.14」>>102
第39話「エピカの男」>>103
第40話「幻覚トンネル」>>109
第41話「アジトの手がかり」>>110
第42話「黄色い雪」>>115
第43話「エピカの悪戯」>>117
第44話「悪戯は最高の遊び」>>120
第45話「王は悩む」>>122
第46話「高木は何者?」>>123
第47話「恐怖の塊」>>124
第48話「静寂の教会」>>125
第49話「眠る青年」>>129
第50話「祖父」>>130
第三章「夢編」
第51話「相手はもう1人の自分」>>138
第52話「悲しみの記憶」>>139
第53話「強い心」>>140
第54話「怒涛の炎」>>143
第55話「白き者の記憶」>>145
第56話「温かみはもう感じている」>>146
第57話「夢の崩壊」>>150
第58話「隠れた記憶」>>151
第59話「悲しみの狂神」>>152
第60話「幼き子供の悩み事」>>154
第61話「全ての元凶」>>157
第62話「記憶の道しるべ」>>158
最終章「白と黒の闘争」
第63話「嵐は戦いの始まり」>>163
第64話「戦いは最高だ」>>166
第65話「鏡は僕だけ見てくれる」>>170
第66話「牙狼の若き忍者」>>172
第67話「本当の能力」>>173
第68話「母は息子のために」>>174
第69話「鏡は皆を見る」>>175
第70話「呪師とシスター」>>176
第71話「鴉は狼を狩る」>>181
第72話「俺は人間なのか?」>>182
第73話「1つと2つの大事な話」>>185
第74話「暗闇なんて怖くない」>>186
第75話「変化錬金術」>>188
第76話「心を操る少女」>>190
第77話「姫は怒る」>>193
第78話「救世主出現」>>194
第79話「盗みは俺の味方」>>195
第80話「魔法コンボ」>>198
第81話「弟」>>199
第82話「真似る聖者」>>201
第83話「巫女の悲しみ」>>208
第84話「王座強奪対決」>>209
第85話「空気は武器と化す」>>211
第86話「魔女は巫女を救う」>>215
第87話「その心があれば」>>216
第88話「母子の戦い」>>217
第89話「聖者は捨てた」>>219
第90話「負けてられない」>>220
第91話「復讐」>>222
第92話「狂神は駆ける」>>223
第93話「私頑張りますから」>>225
第94話「魂が動く」>>227
第95話「強大な電気」>>228
第96話「朱嵐の瞬間勝利作戦」>>229
第97話「待っててね」>>233
第98話「全てを守る盾」>>234
第99話「聖の神霊と闇の神霊」>>235
第100話「嘘つきは泥棒の始まり」>>236
第101話「玉座に座るのは」>>238
第102話「人形は友達」>>240
第103話「神霊と妖霊の思い出」>>241
第104話「人工神」>>242
第105話「爆破で散れ」>>243
第106話「永遠の友達」>>246
第107話「最後の戦場へ」>>247
第108話「悪魔が笑う」>>248
第109話「1人で闘うな」>>249
第110話「運命は途切れる」>>250
第111話「屍姫」>>251
第112話「銃撃の神」>>254
第113話「次は俺たちの番だ」>>256
第114話「駄神の善意」>>257
第115話「双子と親友」>>258
第116話「少しの希望」>>259
第117話「祈れ 誓え 勝て」>>260
第118話「三つの光り」>>261
最終話「それぞれの道」>>262
オリキャラ募集してます!
※オリキャラ募集は終了しました
名前:
種類:(人間でもおk、逆に人間じゃなくてもおk!
性別:
歳:
容姿:
備考:
武器:
能力:(無しでもおk^^
サンボイ(何個でもご自由にー^^
オリキャラ登録一覧
三木 彩佳>>1(水練さん作)
坂下 狢>>5(ヴィオラさん作)
幻道 裂>>6(パーセンターさん作)
雪砂 彩>>8(浅葱さん作)
黒薙 故>>10(neonさん作)
釈朱 神牙>>22(駒犬さん作)
レアリス・ポリアンサス&アスター>>31(Aerith さん作)
朱嵐 蓮>>55(風華さん作)
幻道 千恵>>61(パーセンターさん作)
ベイル・ウォーカス>>62(Aerith さん作)
シャルロリア>>63(Aerithさん作)
藍染 柚梨>>68(駒犬さん作)
サラン・カファル・エル・リグナール>>83(更紗蓮華さん作)
ルィン・カファル・ローゼッタ>>84(更紗蓮華さん作)
玖我瀬 瑠華>>87(パーセンターさん作)
コメントお待ちしてます!
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- Re: 狂人の遊び 過去へ“終焉”の知らせを放つ刻 ( No.216 )
- 日時: 2011/01/15 21:48
- 名前: 月夜の救世主 ◆WABCAFs6Hg (ID: 07JeHVNw)
- 参照: http://ameblo.jp/pokemon19/
第87話「その心があれば」
もうダメか。
こんな近距離でよ、血だらけのボロボロで・・・。
キレた、コイツを回避できるなんて無理だよな。
残念だが、ばあちゃん・・・俺は、先に逝くかもな。
幻道は諦めた。
勝てるはずがないと。
バキュンッ!!
銃声が聞こえた。
黒沢から血が噴出す。
黒沢も驚きが隠せないのか、周りを見渡す。
「よーし、命中。」
「だから!!殺しちゃいけないってっ!」
男女の話し声が聞こえた。
幻道は意識が朦朧とする中、その声の方を見た。
赤髪のスーツの男と栗色のポニーテールの女・・・?
「お前・・・ら・・・。まさか・・・。」
そのまさか。
ベイルとレアリスとアスターである。
幻道は「幻覚でも見てるのか?」と思ったが・・・できれば本当であってほしかった。
「なんなんだ・・・?!お前たちは・・・!どうやってここへ・・・。」
「それは、秘密だよっ。」
ベイルが弾を撃つ。
その後にレアリスが呪文を唱え、弾に魔力が宿る。
魔力によって弾は電撃を帯びる弾と化した。
青白い電気が「バチバチ」と鳴りながら、黒沢へと飛んでゆく。
バリバリッ!
黒沢に電気弾が直撃する。
電気が体中に響く。
黒沢はその後よろめきながら倒れた。
ベイルはガッツポーズ、レアリスは額についた汗を拭った。
幻道はじっと二人と一匹を見つめる。
ベイルは顔を青白くし、幻道に駆け寄って揺すった。
「おい!!黒マント野郎ゥ!!死んでねぇか!?なぁ!!」
幻道はなにも表情を変えず、途切れ途切れの言葉で、
「あぁ・・・・・・・。」
と、返事をした。
その声を聞いた、ベイルはさらに顔を青白くした。
このままでは幻道は死ぬと思ったのか、レアリスに泣きつく。
「なぁ!!治癒できるのかぁ!?なぁ!!なぁ!!!」
「わぁぁぁぁ・・・。あ、焦らないで。私が治すから、ね?」
それを聞いて安心したのか、ベイルはさらに泣き出す。
アスターはちょっと小さなため息。
レアリスが祈りの力で治癒する。
傷はみるみるうちに塞がり、血も消えていく。
「うぁ・・・。」
幻道はバッと起き上がる。
周りを見回し、ベイルたちを見る。
「なぁ、俺ってまさか生きてる-------
「あったりめぇだろーが!!心配させやがって、きょとんとしてんじゃねぇよ、きょとんと!!ビシッとしやがれ、クソッタレェ!!」
そんなこといってながらベイルの目には大粒の涙がこぼれていた。
幻道はニッと笑って、ベイルの首を絞める。
「俺は不死身だコラァ!!いつでもビシッとしてらぁ!!」
「ぐべべっ・・・。」
「それよりよ。」
幻道がレアリスたちに聞いた。
「どうして、んなとこに来れたんだよ。」
「星のみんなが異次元渡りのお手伝いをしてくれてるんだ。こうやって異次元渡りをしている理由はね---------。」
その影で舌打ちの音が聞こえた。
- Re: 狂人の遊び 過去へ“終焉”の知らせを放つ刻 ( No.217 )
- 日時: 2011/01/15 23:18
- 名前: 月夜の救世主 ◆WABCAFs6Hg (ID: 07JeHVNw)
- 参照: http://ameblo.jp/pokemon19/
第88話「母子との戦い」
「1人ってやだなー。」
巨乳の美女が広い遺跡へと足を踏み入れる。
まあそんなに有名でもなさそうな遺跡だった。
でも、1人で気味悪いこんなところに来るなんて無理だと思いつつ歩く。
そう、その巨乳美女とは三木のことである。
「・・・来たかい、あなたが・・・三木 彩佳だろう?」
「え・・・あぁ、そうですよって・・・黒軍の人?!」
大きな銅像の隅から出てきた、白髪の男子。
無表情で三木を見つめる。
「僕は黒の刺客NO.12の鵜飼 疾風。あまり闘いたくないけど、よろしく。」
「あはは・・・よろしく・・・。」
なんか闘いにくいと三木は思ったのか、なかなか刀を出さなかった。
でも、勇気を出して刀を抜き、襲い掛かる。
鵜飼も闘う気を出したのか、大きな金槌を取り出し、身を守る。
「おっきぃー・・・。」
おそらく、3mはあるだろう。
鵜飼はブンブン振り回し、地面を叩く。
すると、地が割れ、足が引っかかる。
「うわぁ!動けない!」
「もらったよ。」
「いやいや、まだまだぁ!」
三木は刀で守る。
だがとてつもない重さが三木を苦しめた。
刀がポッキリ折れそうな感じがして怖かった。
でも三木にはもう一つ武器ある。
「言霊!!」
刀で守りながら詠唱する。
「火よ燃えろ、燃えろ・・・。炎の言霊ぁ!」
鵜飼の足元に火がつく。
鵜飼は火に気を取られ、隙を作ってしまった。
三木はその隙を逃さず、地面から抜け出し、刀を振り上げる。
「しまった・・・!」
「・・・疾風ッ!」
女性の声が聞こえた。
三木が刀を降り下げようとした時、いきなり息苦しくなった。
咳も出てきた。あれ、おかしいなと思った。
ふと、目を鵜飼へやると横に女性が立っていた。
「へっ・・・?だ、誰・・・?」
「・・・私は鵜飼 疾風の母親よ。ある者の命令に従い、あなたを殺します・・・。」
「えぇ・・・?親って・・・。」
三木は咳をしながら母親を見る。
なにか悲しそうな顔をして、構えている。
そして手をパッと広げる。すると手のひらから紫の粉が飛んできた。
「え・・・ナニコレ!」
三木は何にもないかなと油断していた。
だが、その粉は・・・・
「菌よ。」
「へ?」
確かに、三木の体に異変が起きる。
急に息苦しくなり、手が震え、寒気がし、咳が止まらない。
「私は、鵜飼 叶瑚。黒の刺客とは何にも関係ない普通の能力者です。私の能力は「菌(ウイルス)」毒性の菌や良性の菌など様々な菌を出すことができるのです。」
三木はついに座りこんでしまうほど毒が回り始める。
このままでは死ぬ。
確実に死ぬ。
三木の頭の中になんども再生される。
「かあさん・・・なんで来たんだ!」
「・・・あなたを守るためよ。私に考えがあるから・・・。」
鵜飼は下を俯き、座り込む。
叶瑚は鵜飼の肩をポンッと触れ、
「今は倒す気で行きなさい。」
と助言した。
鵜飼はコクリと頷き、スッと立ち上がる。
目を瞑る鵜飼。
三木は苦しいが立とうと足を何度も立たせようとするが、あしが竦む。
「僕の能力は創造。頭の中でなんでも創り、実体化させることができる。今、僕は何を考えているかわかるか?」
三木はそんなことを無視し、なんとか立ち上がった。
鵜飼はバッと目を開く。
すると、魔物が10体召喚される。
「うっ・・・相手は12人か。これは・・・もう、ダメかも・・・。」
魔物たちは一斉に三木に襲い掛かる。
菌が体の中で暴れ回り、外部では魔物が暴れまわる。
これより痛いものってあるのかと意識朦朧としている中で思った。
ついに三木が気を失う。
叶瑚は鵜飼に、
「あの魔物たちを戻しなさい。」
「うん・・・。」
叶瑚は三木に触れた。
すると手から白い粉が出てくる。
その粉は良性の菌だった。
「かあさん!良性の菌は、出したら・・・!」
「いいのよ。あなたを置いて・・・・逝きたくはないけど。」
三木の顔色が徐々によくなって行く。
その代わり、叶瑚の顔は悪くなっていく。
そう、良性の菌とは全ての悪性菌を殺傷する菌だった。
だがその菌を出すには、自分の命が源だった。
鵜飼は涙を流し、叶瑚の腕を掴む。
「やめてよ、母さん!!」
「私の代わりにこのひとに釈朱を倒してもらうの。釈朱はとんでもないことを考えている。あのままじゃ、黒の刺客だって1っ子1人残らない・・・。」
「どういうことですか、叶瑚さん・・・!」
三木は叶瑚に問う。
それはこの戦争の真実を語る話だった。
- Re: 狂人の遊び 過去へ“終焉”の知らせを放つ刻 ( No.218 )
- 日時: 2011/01/16 09:26
- 名前: 月夜の救世主 ◆WABCAFs6Hg (ID: 07JeHVNw)
- 参照: http://ameblo.jp/pokemon19/
おっはようございまあーす!
ふおおおぉ!!!寒い!
そういや、雪がふるだのなんだのって。
ふってねーじゃねぇか。寒いだけじゃねぇーかぁぁぁぁ!!(´皿`)
クーラーめ、もっと温かくしやがれってんだぁ!
っつーことで!
今回も頑張って更新していきますので、ヨロシクお願いします!^皿^v
- Re: 狂人の遊び 過去へ“終焉”の知らせを放つ刻 ( No.219 )
- 日時: 2011/01/16 09:59
- 名前: 月夜の救世主 ◆WABCAFs6Hg (ID: 07JeHVNw)
- 参照: http://ameblo.jp/pokemon19/
第89話「聖者は捨てた」
殴り合いが続く。
川西の武器は、朱嵐の蹴りによって破壊された。
正直、頭脳派で闘う川西の検討はずれであった。
まさか蹴り一発で硬い武器を粉砕するなんて・・・。
「えぇい!!」
朱嵐は川西の肩を踵落としを喰らわせた。
肩はいっきに下へ下がる。
それほど大きな衝撃だったのだろう。
骨を変形させたようだ。
「くはっ・・・!や、やりますね。私の体力では無理なようです。」
川西はキラリと眼鏡を光らせる。
すると、川西の周りに青白い光が・・・。
「ん?必殺技・・・?」
朱嵐はビッと構える。
だが、川西は「ふっ」と鼻で笑った。
「違いますよ。僕の能力発動です。」
「あぁ、真似しっこね。っで、何真似したのさッ!」
朱嵐は腹に一発パンチを食らわせようと狙った。
だが、守られてしまう。
「あなたの運動能力を真似らせていただきました。」
川西は朱嵐の頬を殴る。
さっきとは力が違う。
今の川西は朱嵐と同じ攻撃力と運動神経を兼ね備えた状態。
朱嵐にとってちょっと辛い戦いだ。
「いってぇ・・・。全然力が違うじゃん・・・。」
「勿論です。僕は貴女と同じ状態ですから。」
「よーし。魂のぶつけ合いか。」
蹴る音や殴る音が聞こえる。
飛ばされたり、守ったり。
格闘ゲームを自分たちで動いてるような気がする。
「でぇい!!」
朱嵐の足が川西の頬に当たる。
「はぁっ!!」
川西の拳が朱嵐の腹部にあたる。
「うっ・・・!!」
「貰いましたよ。」
口についた血を拭い、朱嵐に襲い掛かる。
朱嵐は素早く腕を出し、川西の連続攻撃に耐える。
「くっ・・・。まだそんな力が残ってるとは・・・。」
「ん?」
朱嵐は川西のズボンや服に目をやる。
そこには十字架のアクセサリーが多数ついていた。
黒の刺客らしくないと思った。
(あ、そうだ。ちょっと回復がてらに、十字架のこと聞いちゃお。)
朱嵐は「ねぇ」と川西を呼ぶ。
「あんたさ、いっぱい十字架つけてるけど、キリスト教とか好きなの?」
川西は少し下を俯き、喋らない。
なんか嫌なことあったのかと朱嵐は気になり、川西の元へ行く。
顔を覗き込むと、悲しい目をした川西がいた。
「えぇぇぇ。さっきのあれはど〜したの!?なーんでそんば顔してるわけよ。」
「聖者は捨てました。」
俯く川西の口からでる言葉。
元聖者かと思われるその言葉。
「僕は生まれつき、能力者で友達に気味悪がれ、人っ子一人近づきませんでした。自分の生きているこの世界は自分を拒絶し、生きる道を壊す世だと。でも、僕のお父さんは言ってくれました。「神は困るものを救う」と。だから僕は聖者になりました。神に一番近づきやすい存在だから・・・。でも、一向に何の兆しも来ない・・・。僕は神に騙されたんですよっ!!ペテン師だ・・・。」
「それって、ただ単に神様にすがり付いてる自分が悪くないの?なんで自分でしようと思わないのさ。だっらしな。」
川西はバッと顔を朱嵐に向ける。
「神様ってね、自分で何かして呼ぶんだよ。神様はいっそがしいから自分では来ないけどねー。」
「そうですか・・・。闇の道を通った僕は、もう神は・・・。」
「心入れ替えなよ!人間ってさ、簡単に変われるものだよ。」
川西は唇を噛む。
自分は愚か者だと。自分で何もせず、ただただ兆しを待つだけの人間だと。初めて気づく自分の本性。
ショックでたまらない。
川西は拳を構える。
「さあ、続きと行きましょう。なにかスッキリしました。さっきの鈍い僕とは違いますよ。」
「そうこなくっちゃ。一発で倒す・・・!」
- Re: 狂人の遊び 過去へ“終焉”の知らせを放つ刻 ( No.220 )
- 日時: 2011/01/16 17:07
- 名前: 月夜の救世主 ◆WABCAFs6Hg (ID: 07JeHVNw)
- 参照: http://ameblo.jp/pokemon19/
第90話「負けてられない」
二酸化炭素が藍染を襲う。
まさか二酸化炭素まで操れるなんてと、彼女は後から思った。
でももう遅い。悪魔のような笑みで操る刺客。
「うはははははッ!苦しめぇぇ!」
藍染は落としたアイスソードを取ろうとする。
が、手を刺客に踏まれる。
そうはさせるかとばかりに思い切り踏む。
「いいのかい?この、NO.15の坂本 海清は一番弱い刺客だぞ?」
坂本は苦しむ藍染を挑発する。
勝ち誇ったような顔で嘲笑う。
だが彼女は、まだ諦めてはいない。
大事な彼氏に会う前に死んでられない。
ふと目を地面にやる。
すると草がたくさん生えていた。
(しめた・・・!)
草に手を向ける。
すると草は見る見るうちに長く成長し、坂本の体に巻きつく。
集中が途切れ、二酸化炭素は酸素へと変わった。
藍染は深呼吸し、アイズソードを取る。
「うぁぁ!しまったっ・・・!!てんめぇ・・・。」
坂本は藍染をじっとにらみつけた。
だが、冷たく無視する。
一番弱い敵に負けてちゃいけないとアイスソードを構える。
「さあ、ここから存分に痛いと言ってもらいましょうか!」
「ひぃぃ・・・!!」
アイスソードで乱れ切りにし、自然操作で攻撃する。
これの繰り返しである。
草に巻きつかれているため、逃げようにも守ろうにもいかない。
なんにもできないというわけである。
斬るたび、悲鳴が轟く。
「うああああっ!!!お、お願いだから・・・やめ---------」
それは藍染だってこんなことはやりたくない。
人を殺すなんてしたことがないし、そんな根性さえない。
でも、倒さないと世界を救えない。
最期の一発を食らわそうとし、アイスソードを振り下げる。
その瞬間、刀を重なり合った。
「待ってくれ---------。」
男の声がした。
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