ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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狂人の遊び 番外編
日時: 2011/01/23 20:43
名前: 月夜の救世主 (ID: 07JeHVNw)

どうもー!小説書くのめちゃ初心者の月夜の救世主です
ヘタクソな小説かもしれませんが・・・
温かい目で、見てやってくださいw

最近、リク掲示板で名前屋始めました。
よかったら覗いてみてください(宣伝ッ!!?)

※月夜の救世主のステータス▼
・コメくれたら喜ぶ▼
・お調子者である。(自分で言うな。)▼
・弱点:メンタルが弱い。▼
・出現場所:アメーバピグ、チョコットランド、小説カキコシリアス・ダーク掲示板、リク掲示板、チャベリ▼

※分かってて欲しいこと
①血とかグロ系含んでます。無理な方スルーで。
②おもしろくないかもよ?それでも読んじゃいます?

※こんな方はスルー
①はぁ?荒らすぞコラッ!(それだけは、ホントやめて・・・。)
②喧嘩しに来た。なのでかかってこいや。(無理です!私、喧嘩弱いもので・・・。)

※逆にこんな方大歓迎!♪
①ん?しゃあねぇなぁ、こんなもんでもオモロそうやな。読んだるわ、アホ。
②あぁ、駄目だ。アドバイスしねぇとこりゃ駄作で終わる。アドバイスしたるわ、書かせろー。

以上!

登場人物(自作)
名前:浅村 零
歳:18歳
性別:男
種類:実験体
容姿:赤毛。群青色のパーカーを着ている。Gパンをはいている。黒いスニーカーを履いている。瞳の色は空のように青い色。髪の毛は肩に少し付くぐらいで後で薄く小さくくくっている。
備考:10歳の頃に大手軍に入っている天才児。両親は軍に殺された。軍を憎んでいる。14の頃に騙され、ある実験体になった。強化実験・火属性操作の実験である。
瞳の色は元々烈火のように赤かった。だが実験により青になった。クールであり、孤独を好む。
武器:妖刀・炎神轟炎丸。炎神の血で作られた刀。火の力があるため、ものすごく熱い。
能力:火属性操作(火を操る力)・強化人間(力が通常の人間よりも500倍以上持っている。)

名前:浅村 白
歳:18
性別:男
種類:実験体
容姿:青毛。赤いパーカーを着ている。Gパンをはいている。白いスニーカーを履いている。瞳の色は赤色。髪の毛は肩に少し付くくらいで後で薄く小さくくくっている。
備考:零の双子の弟。零と同じく10歳で大手軍に入った天才児。零と同じく軍を憎んでいる。15の頃に例と同じく騙され実験体にされた。強化実験・水属性操作の実験である。瞳の色は元々海のように青かった。だが実験により赤くなった。兄の零とは全く正反対の性格であり、活発。おっちょこちょいである。
武器:妖刀・水神龍水丸。水神の血で作られた刀。水の力があるため、少し濡れている。
能力:水属性操作(水を操る力)・強化人間(上記)

小西 黒夜&狂神 黒影>>4
ブレッグ&ガルベル>>24

〜黒の刺客リスト〜
NO.1:高木 翔真
NO.2:北条 直希(死亡)
NO.3:原田 明実
NO.4:川西 詠(死亡)
NO.5:アペルプシア(死亡)
NO.6:船越 馨(死亡)
NO.7:風見 陽輔(意識不明)
NO.8:綾瀬 鈴(死亡)
NO.9:黒沢 勇星(意識不明)
NO.10:空内 琉黄(睡眠)
NO.11:長谷川 洋清(死亡)絵>>171
NO.12:鵜飼 疾風(死亡)
NO.13:西川 牙怜(死亡)
NO.14:紅賀崎 弥生(死亡)
NO.15:坂本 海清(意識不明)
※プロフィールは登場した順番に更新します。

黒の刺客プロフィール
NO.1>>221

狂神 黒影の用語説明
1.>>27

第一章「軍・本部編」
第1話「ゲームスタート」>>2
第2話「遊びの秘密」>>11
第3話「実験室の悪魔」>>15
第4話「軍の地下研究室」>>16
第5話「奇妙な研究室」>>17
第6話「失踪」>>19
第7話「世界破滅」>>20
第8話「救出作戦」>>21
第9話「タイムオーバー」>>25
第10話「真力の覚醒」>>26
第11話「動き出す世界の破滅」>>28

第2章「仲間探索編」
第12話「白い死神」>>29
第13話「駄神の野望」>>30
第14話「罠」>>34
第15話「漆黒のマント」>>35
第16話「レストランの死闘」>>39
第17話「相手は普通」>>41
第18話「黒獅子に乗る者」>>43
第19話「狂神 黒影の出生」>>46
第20話「都会の眠り姫」>>47
第21話「黒の刺客」>>56

幻道ルート
第22話「聖地の谷」>>67
第23話「聖地の遺跡シナイ」>>70
第26話「釈朱の彼女」>>75
第29話「北の街の博物館」>>78

黒薙ルート
第24話「亡神の願い」>>71
第27話「緑髪の少女」>>76
第30話「殺人虫」>>80

三木ルート
第25話「魔の森」>>72
第28話「魔の森の親玉、赤い悪魔」>>77
第31話「記憶喪失の男」>>81

第32話「全員合流」>>88
第33話「15人の戦士」>>90
第34話「聖の力をまとう少女」>>93
第35話「王」>>94
第36話「釈朱のプラン」>>97
第37話「決断の夜」>>100
第38話「黒い刺客NO.14」>>102
第39話「エピカの男」>>103
第40話「幻覚トンネル」>>109
第41話「アジトの手がかり」>>110
第42話「黄色い雪」>>115
第43話「エピカの悪戯」>>117
第44話「悪戯は最高の遊び」>>120
第45話「王は悩む」>>122
第46話「高木は何者?」>>123
第47話「恐怖の塊」>>124
第48話「静寂の教会」>>125
第49話「眠る青年」>>129
第50話「祖父」>>130

第三章「夢編」
第51話「相手はもう1人の自分」>>138
第52話「悲しみの記憶」>>139
第53話「強い心」>>140
第54話「怒涛の炎」>>143
第55話「白き者の記憶」>>145
第56話「温かみはもう感じている」>>146
第57話「夢の崩壊」>>150
第58話「隠れた記憶」>>151
第59話「悲しみの狂神」>>152
第60話「幼き子供の悩み事」>>154
第61話「全ての元凶」>>157
第62話「記憶の道しるべ」>>158

最終章「白と黒の闘争」
第63話「嵐は戦いの始まり」>>163
第64話「戦いは最高だ」>>166
第65話「鏡は僕だけ見てくれる」>>170
第66話「牙狼の若き忍者」>>172
第67話「本当の能力」>>173
第68話「母は息子のために」>>174
第69話「鏡は皆を見る」>>175
第70話「呪師とシスター」>>176
第71話「鴉は狼を狩る」>>181
第72話「俺は人間なのか?」>>182
第73話「1つと2つの大事な話」>>185
第74話「暗闇なんて怖くない」>>186
第75話「変化錬金術」>>188
第76話「心を操る少女」>>190
第77話「姫は怒る」>>193
第78話「救世主出現」>>194
第79話「盗みは俺の味方」>>195
第80話「魔法コンボ」>>198
第81話「弟」>>199
第82話「真似る聖者」>>201
第83話「巫女の悲しみ」>>208
第84話「王座強奪対決」>>209
第85話「空気は武器と化す」>>211
第86話「魔女は巫女を救う」>>215
第87話「その心があれば」>>216
第88話「母子の戦い」>>217
第89話「聖者は捨てた」>>219
第90話「負けてられない」>>220
第91話「復讐」>>222
第92話「狂神は駆ける」>>223
第93話「私頑張りますから」>>225
第94話「魂が動く」>>227
第95話「強大な電気」>>228
第96話「朱嵐の瞬間勝利作戦」>>229
第97話「待っててね」>>233
第98話「全てを守る盾」>>234
第99話「聖の神霊と闇の神霊」>>235
第100話「嘘つきは泥棒の始まり」>>236
第101話「玉座に座るのは」>>238
第102話「人形は友達」>>240
第103話「神霊と妖霊の思い出」>>241
第104話「人工神」>>242
第105話「爆破で散れ」>>243
第106話「永遠の友達」>>246
第107話「最後の戦場へ」>>247
第108話「悪魔が笑う」>>248
第109話「1人で闘うな」>>249
第110話「運命は途切れる」>>250
第111話「屍姫」>>251
第112話「銃撃の神」>>254
第113話「次は俺たちの番だ」>>256
第114話「駄神の善意」>>257
第115話「双子と親友」>>258
第116話「少しの希望」>>259
第117話「祈れ 誓え 勝て」>>260
第118話「三つの光り」>>261
最終話「それぞれの道」>>262



オリキャラ募集してます!
※オリキャラ募集は終了しました
名前:
種類:(人間でもおk、逆に人間じゃなくてもおk!
性別:
歳:
容姿:
備考:
武器:
能力:(無しでもおk^^
サンボイ(何個でもご自由にー^^

オリキャラ登録一覧
三木 彩佳>>1(水練さん作)
坂下 狢>>5(ヴィオラさん作)
幻道 裂>>6(パーセンターさん作)
雪砂 彩>>8(浅葱さん作)
黒薙 故>>10(neonさん作)
釈朱 神牙>>22(駒犬さん作)
レアリス・ポリアンサス&アスター>>31(Aerith さん作)
朱嵐 蓮>>55(風華さん作)
幻道 千恵>>61(パーセンターさん作)
ベイル・ウォーカス>>62(Aerith さん作)
シャルロリア>>63(Aerithさん作)
藍染 柚梨>>68(駒犬さん作)
サラン・カファル・エル・リグナール>>83(更紗蓮華さん作)
ルィン・カファル・ローゼッタ>>84(更紗蓮華さん作)
玖我瀬 瑠華>>87(パーセンターさん作)

コメントお待ちしてます!

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Re: 狂人の遊び オリキャラ募集中  ( No.26 )
日時: 2010/11/06 14:55
名前: 月夜の救世主 (ID: 07JeHVNw)

第十話「真力の覚醒」

三木は大粒の涙をこぼす。
その裏ではブレックが大きな口を開けて笑っていた。

「わっはっはっはっ!目の上のこぶが1人消えたかッ!」

三木はショックのあまり腰の力が抜け、座り込んでしまった。涙で顔がグチャグチャである。

黒薙は大きな舌打ちをする。
表情はいらだっているが心の中では少し泣いている。
狂神は嘲笑った。

「仲間1人死んだところでウジウジ泣くって・・・。ホンットうっとおーしいね。はぁ。隙ありすぎだし。もういいかい?殺っちゃってサ。」

狂神は手を天にかざす。すると手に黒い波動が出来始めた。波動はどんどん溜まってゆく。

「さよーなら。」

「こらこらこらーーーッ!!!」

上から女の声がした。
狂神は上を見上げると、そこには雪砂が刀を振りかざして落ちてくる。

「大胆な女の子だなあぁ。それでボクを斬ろうってかい?そうは・・・いかないよっ。」

そういうと、サッと避けた。
だが雪砂はハンッと鼻で笑う。

「斬るんじゃないよ!刺すんだよ!」

雪砂はすばやく、狂神の腹部を突き刺す。
狂神はうなりだす。

「ううおッ!」

「ど〜んなもんだ。アンタみたいな面倒くさいやつは大嫌いだからついつい。」

雪砂はそう言って、黒薙に喋りかける。

「ほら、金髪のおねぇさん!今はとにかくにげよっ」

すると、黒薙はボーッとしてたのかハッと目を覚ます
雪砂ははぁっとため息をついた。

「す、すまないね。でもあれだけじゃ、あいつは死なない。とにかく、動きを止めるわ。」

黒薙は指を出し、呪文を詠唱する。
たちまち、狂神の周りには黄色い輪が出てきて、
狂神を縛り上げた。

「おいッ!なんだこれ!外せェェ!」

「ワガママはお坊ちゃんはそこで寝ときな!」

雪砂たちは軍の倉庫に身を隠した。
黒薙は淡々と口を開く。

「どうして、アイツは止めたの?ホント・・・バカなんだから。死ぬつもりで行ったのか?」

雪砂は黒薙に怒鳴りつけた。

「アンタさ!死んだとでも言いたいの?はぁ!アンタも狂神と同じくらいに面倒くさいヤツだねっ!」

黒薙はそんなことを言われて、無性に泣きたくなった。でも、確かに雪砂の言うとおりっぽい。
ウジウジしててもダメだ。今はとにかく、大丈夫だと思い続けるしかない。

一方、三木は・・・

「はっはっはっは!血も大量に出てるんだ。泣いてる暇があれば、手当てすればいいではないか!」

ブレックは相変わらず、三木を嘲笑い続ける。
三木はただ泣くしかなかった。
三木にとって零はお気に入りだった。
なのに、こんな最低な男に殺された。
そう思うと、怒りがこみ上げてくる。

「アンタっ!大事な人の命を奪ったくせにッ!よくそれで笑えるわねッ!!もう許さないから!絶対!!」

すると三木の周りから黒い煙が出てきた。
その煙どんどん刀のようになった。
三木はその刀を手に取った。

「二刀流・悪神龍影丸ッ!!」

その刀からは、一本の時よりすさまじい邪悪な力がただよっている。
ブレックはまた笑う。

「ほおっ!面白い!実に面白い!前より強くなったねぇ。さあ、ドンと来なさ・・・。」

ブレックが話している間に三木はブレックの背後に回っていた。
ブレックの顔から笑みが消え、恐怖へと変わった。
すると、ブレックの影から手が出てきて体中を掴んだ。もう、身動きが出来ない状態だ。

「うわわわっ!助けてくれッ!お命だけはお助けを!」

三木はブレックを強い目力で睨みつける。

「よく言うね、そんなこと。人を散々コケにしたくせに?よくあるのよ。ドラマで。悪役が助けを求めてるの。主人公は助けるけど、嘘付いて主人公をやっつけちゃうの。十分わかるのよ、あたしは人の心を読めるのだから。」

そういって、三木は刀を十字にした。
その十字の中心から煙が集まりだす。
その煙はみるみる内に、火炎と化す。

「影龍の鬼火ッ!!」

三木は鬼火を放ち、ブレックに直撃した。
ブレックは一気に燃え上がり、苦しむ。

「ウギャアアァァァ!・・・く、くそお!ナメた私が馬鹿だったようだな・・・。覚えてろッ!地獄でお前を待ってるからなぁ!わっはっはっは!!」

そういうと、ブレックは骨になってゆく。
火は消えてゆく。
残ったのは、ブレックの骨の残骸だった。黒薙と雪砂が三木の元へやってきた。黒薙は言った。

「アンタ、真力使えたのかい?!」

三木は怒りに任せて行動したので何がなんだかよく分からなかった。雪砂もわからない。

「真力っていうのは、武器一つ一つには真の力があるんだ。それを引き出す力を真力っていうのよ。」

「へ、へぇ。」



一方別館の屋上では・・・


「ブレックが倒された・・・。」

ガルベルが後で手を組んで真顔で見る。
釈朱は笑う。

「じゃあ、ブレックのお供どーすんのかなぁ?」

「フンッ、あんな女ごときに倒されよって。」

釈朱は口笛を吹く。
すると、扉から操られた黒夜と白が入ってきた。

「こいつらも、連れて行こうぜ?なかなかやるやつだと思うんだよなぁ。」

ガルベルは鼻で笑う。

「よさそうだな。じゃあ、例のものをするとするか。」

「ウッケッケ。あぁ!楽しみだぜ・・・。」


運命の時が今、動き出そうとしていた。

Re: 狂人の遊び オリキャラ募集中  ( No.27 )
日時: 2010/11/06 15:20
名前: 月夜の救世主 (ID: 07JeHVNw)
参照: 社会見学楽しかったなぁー(´▽`)*

《ここで狂神 黒影が教える用語説明》

やぁ、狂神 黒影だよ。
今からボクが用語説明したげるからちゃんと聞きなよ!

真力(しんりょく)とは・・・
感情が最大限に達した時に表れる効果さ。
武器一つ一つにその力は宿ってるんだよ。
昔、天の仏が危なすぎるからその力を封印したんだってさ。けっ、余暇なことを・・・。
個人個人の武器で能力が違うんだよ。

狂神(きょうしん)とは・・・
狂神ってのは、戦いっていう存在をコントロールする神様のこと。名前の通り、狂ってるんだ。
え?ボクもだって?そりゃ言っちゃダメでしょ〜。
狂神もちゃんと寿命があって、その狂神が死んだら跡継ぎを新しい狂神にするのさ。長くて1億年は生きられるよー。

狂人の遊び(きょうじんのあそび)とは・・・
これは、先祖代々狂神が作った遊び。通常の人間ではなく、何かしら力を持った人同士を戦わせる僕ら狂神にとってそうだなぁ、スポーツの観戦者だなぁ。
最後に残った人に富をささげるんだよ。
今回は「神」さ。さあ、どんどん参加しなよ〜♪

どうだい?分かりやすかったかい?
わかんなかったら、ゴメンね★
それじゃあ、この狂人の遊びよろしく!(こら待てw

Re: 狂人の遊び オリキャラ募集中  ( No.28 )
日時: 2010/11/06 21:33
名前: 月夜の救世主 (ID: 07JeHVNw)
参照: 社会見学楽しかったなぁー(´▽`)*

第11話「動き出す世界の破滅」

「おーい、狂神!だせぇーなぁ。オイ。」

釈朱が狂神をみて、嘲笑う。
狂神は釈朱をにらみつけた。

「どうにかしてくれよ・・・!」

「ひゃっはっはっは!そんじゃーよ、コイツやるよ。」

釈朱は狂神に黒い石を渡した。
狂神は不思議そうに持つ。

「まあ、もらっとくよ。それで?これをどうするんだい?」

「力を入れろ。」

狂神は言われたとおりにした。すると
術はたちまち解け、狂神は自由になった。

「さあ、黒薙・・・!待ってろよ・・・!」

一方・・・黒薙は狂神が出てきたことに気づいた。
三木や雪砂を影へと隠し、黒薙は堂々と出てきた。

「よっ、狂神。どうだい?縛られた気分は?」

「あぁ、とても嫌な気分さ!!次は、ボクの番だよ。」

そういうと、狂神は手を大きく広げた。
そこから黒い円盤が出てきた。
そして、その円盤を投げる。

黒薙は、驚いた感じで狂神を見る。
そして短剣をすばやく出し、円盤を切り裂いた。
通常なら、その円盤の切れ味は強くダイヤだって斬れるほどだった。だが、あんなにモロモロにされた。
狂神は驚きのあまり、固まってしまった。

「ど、どうして・・・!?あのブラックサークルは・・・なんでも斬れるはずなのに!!」

「ふざけてるのかい?狂神。あんた・・・ついさっきまで・・・力が全く違うよ?!」

黒薙は、今がチャンスだと思い瞬間移動して狂神の背後に回った。そして、背中を短剣で突き刺した。

「うわあああっ!?ど、どうしてだ?!いつもなら・・・いつもなら、こんなに痛くないのにッ!」

狂神の背中から赤い血が噴水のように噴出した。
黒薙は、おかしいと思った。
こんな短時間で神の力が弱まるはずがないと思った。
裏で何かされてる・・・
そう予想しているうちに、狂神はいなくなっていた。

「はぁ!またこうだ!あたしったら、隙だらけね。」

黒薙は腰に短剣をしまう。
三木たちに合図を送る。
そして黒薙は三木たちに聞いた。

「ねぇ、わかった?狂神のこと。」

「うん!力がめちゃ弱くなってたね?」

雪砂は三木にふる。
三木もうなずいた。

「神様があんな弱かったら、ダメじゃん。」

「注意したほうがいい。なんとなく嫌な予感がする。」

「ねぇ、彩佳から聞いたけどアンタらの目的。あたしも手伝わせてもらいたいんだ。そりゃ、面倒。でもこの世がなくなるよりかめちゃマシだよ。」

今のところ、仲間が大幅に減った。
白と黒夜はあっち側。
零と幻道と坂下は・・・行方不明にしておきたい。
ならこれはいい機会だと、黒薙は思った。

「ゴメンね。頼めるかい?」

「よろしくね!」

新しい仲間を引き連れ、世界を救うため長い道を歩み始める。

一方・・・釈朱たちは

「あっはっはっは!!うまくいったなぁ!!」

釈朱は涙を流し大笑いしている。
ガルベルは真顔で空を見上げている。

「ガルベル、あの黒薙たち・・・余計なことまたまたしそうだなぁ。世界を破滅に追いやるにはあいつらを消さないと・・・。」

「・・・まあ今は様子を見るべきだ。」

「かっ!尊重すぎんだよなーお前はよ。」

すると、屋上の階段から誰かが足早に上がってくる。
おそらく、狂神だろうと思った釈朱は・・・

「にげっぞ、とにかく別のとこに移動するぜ。黒薙たちも別のところ行ってるみたいだしよ。」

「・・・わかった。」

「よーし、ゴルドー!頼んだぜ!」

その掛け声と同時にゴルドーは鳴き、みるみる大きくなっていく。釈朱とガルベル、そして白と黒夜がゴルドーの背に乗る。
ゴルドーは大きく羽ばたき、天高く飛んでいった。

ガチャッ!

荒々しいドアの開いた音がした。
狂神は空を見上げる。
逃げていく、釈朱たちを見て怒りがこみ上げてくる。

「くっそ・・・!!アイツらぁ!!見つけたら・・・ブッ殺すからなああぁぁぁ!!」

その狂神の大声が空にこだまする。
狂神は黒いひょうたんの栓を取る。
そこから、黒い獅子が出てきた。

獅子神の黒獅子である。
漆黒の黒い毛をまとい、邪悪な鬣だ。
手や足から青い火が出ている。

狂神は黒獅子に乗り、地を駆けた。




第2章へ続く

Re: 狂人の遊び オリキャラ募集中  ( No.29 )
日時: 2010/11/06 23:30
名前: 月夜の救世主 (ID: 07JeHVNw)
参照: 社会見学楽しかったなぁー(´▽`)*

第2章 第12話「白い死神」

軍から脱出したあの日から3日。
誰とも会わない、静かな道路。
3人の女子は、その道路を歩く。

1人は巨乳の美女、三木 彩佳。
1人は鴉の化身、雪砂 彩。
1人は魔人の女、黒薙 故。

3人はひょんなことから知り合い、浅村 零の
目的を受け継いで、進行中である。
ただ、3日歩いても誰とも会わない。
やはり、人類はごっそりと狂神にやられたみたいだ。

「はぁはぁ・・・。疲れたね。そこのコンビニに行こうよー。」

「そうだね、ちょっと歩きすぎたよ。一休みしよう。」

3人は近くのコンビニに入った。
もちろん誰もいない。異様な静けさだ。
三木はチョコレートパフェを手に取って、ほおばる。
雪砂は100%のジュースを飲む。
黒薙は雑誌の情報を吸収している。
すると、誰かが入ってきた。

容姿は白い少し天然パーマ。白いダウンジャケット。白いスニーカー。白いズボン。白いボンボンのついたニット帽。目の色は水色と真っ白な小さな男子が入ってきた。
その男子は別に、黒薙たちがいることに驚きはせず、パンを取る。そして、食べている。
三木ははっとする。

「やっと会えたぞ、人に!あのーぼく?って、へ!?ちっさ!ええ?」

「『キミは参加者?』と聞きたいの?」

白い少年は三木を見上げる。
三木は苦笑いをしてうなずく。

「そうだよ。ボクは参加者。ここに死が近い人はいないみたいだね。」

そういうと、ジュース売り場のところへ行って
コーラを取り出し、一気飲みする。
黒薙は腕組みをして、白い少年に聞く。

「あんたは、何者だい?子供が参加者に選ばれるって・・・なかなかないよ。」

白い少年はゲップをする。
そして、黒薙を見上げて言う。

「ボクは死神の『水野 白月』。今回のゲームでたくさん魂を死界に送ろうと思う。お父さんから言われたんだ。いい機会だからって。」

どうやら、この子供は闘う気満々のようだ。
雪砂は水野に語り掛ける。

「あんた、闘わないほうがいいよ。この世がなくなるからねぇ。面倒でしょ?」

「この世がなくなろうが、僕の世界じゃない。なくなっても関係ないよ。いい機会だ。今から死界に送るよ・・・。」

そういうと、水野は自分よりはるかに高い白い鎌出した。そして、振り回し始める。
その鎌は振り回すたびに、店内は凍ってゆく。
そして、遊びのように滑っている。
するとたちまち消え、雪砂の目の前に現れた。

「よいしょっとぉー。」

水野は鎌を振り下ろす。雪砂はとっさに鴉羽で守る。
そして振り上げ、水野の首を蹴る。
水野はサッカーボールのように飛んで行き、
お菓子売り場に激突した。

「あいたた。お姉ちゃん、強いね。」

水野はキズ一つ付いていない。
雪砂は、驚く。

「何言ってんのよ、キミのほうが強いじゃん!」

水野は手を広げる。そこから青白い火の玉が出てきた
その火の玉は体を変えていき、骨の仮面を被った、黒マントの死神と化した。

「3対3ね。おもしろいじゃないか。」

黒薙は鼻で笑う。三木も刀を出し、構える。

死神vs女子軍団

闘いの火蓋が切って落とされた・・・

Re: 狂人の遊び オリキャラ募集中 第2章更新  ( No.30 )
日時: 2010/11/07 22:59
名前: 月夜の救世主 (ID: 07JeHVNw)
参照: 土日ってどうして終わるのが早いの?orz

第13話「駄神の野望」

鎌と武器は重なり合う。
3人の女は息をはぁ、はぁと出している。
敵は死神。案の定強かった。

「なんなんだよ、コイツらは!」

雪砂は鴉羽をガチガチと噛む。
黒薙ははぁとため息をつく。

「あんたら、もうちょいと敵の行動パターンを見なさいな。それと、弱点もね。」

「ちょ、ちょ・・・!コイツらに弱点なんてあるの?」

三木はツッコミを入れる。黒薙は冷たい目で三木を見る。三木は「ごめんなさい。」と弱弱しく謝った。
黒薙は、短剣を指で起用にまわす。

「アイツらの弱点はね・・・。」

黒薙は一体の死神の方へ走り出す。
死神は鎌を構える。
スッと黒薙は一瞬にして消え、死神の背後に回り、死神の首元を殴る。死神はバランスを崩す。
その間に黒薙は死神の前に回り、心臓を短剣で突き刺す。

『グワァァァァッ!』

死神は苦しみの叫びをあげ、砂になって消えた。
水野は笑う。

「あははっ!お姉さん、頭良いね。死神の弱点は確かに、心臓というより魂だな。」

三木は刀を構え、もう一体の死神に接近する。
そして、黒薙と同じ事をしもう一体の死神を撃破した
雪砂は水野に接近する。
だが、水野は雪砂の顔面を蹴った。

「ボクはあんな下級死神じゃないさ。死神界の王の息子だ。そう簡単にいかないさ。」

そう言って、水野は白い鎌を持ち大きくジャンプする。狙いは黒薙だ。
黒薙の短剣と水野の白い鎌が重なり合う。

「ほーう。頭脳派のあたしを先に殺ろうってか。」

「その通りー。」

水野は黒薙の肩を使い、三角跳びし床に着地する。
手を開き、青白い小さな風を出す。
それは、たちまち大きくなる。
店内は凍りつくような寒さで覆われた。

「きゃ、寒い!なにそれー!」

三木はスカートを支えながら言う。

「凄いね、アンタ。ちょいとの間だけで雪の嵐を作ったなんてね。」

水野はその雪の嵐に近くにあったパンを入れる。
そのパンは、瞬きするほどの間で凍った。
水野はにんやりと笑う。

「これ、ボク投げちゃったらこうなるんだよ?」

「ハンッ!そいつぁ、困るよ。」

黒薙は腕組みをして、えらそうに言う。
三木は寒さで足が震えている。

「それじゃ、いっきまぁーす。」

水野は雪の嵐を投げる。
雪の嵐が進むたび周りの物は凍ってゆく。
黒薙は真正面に手を伸ばす。
その手から魔方陣が出てきて、黒薙たちを守る。

「ぐ!なんて力だい!ちょっとでも力を緩めるとこの守り壊れちゃうよ。はぁー、日頃から日向ぼっこしてないで魔法の練習しとくべきだったよ!」

すると、その雪の嵐は一瞬にして消えた。
それと同時に水野の悲鳴が聞こえる。
水野の首元には血が流れている。

「ぐ・・・はっ・・・!」

水野の白い服には赤い血がベットリと付く。
その白い服は見る見るうちに赤い服になっていく。

「はぁはぁ、もうちょっと強く蹴れば・・・よかったよ・・・。」

「ふっふ〜ん。面倒くさいヤツにはおしおきさ。」

水野の背後に鴉羽を持った、雪砂が立っていた。
黒薙は守りを解除する。三木は驚いた様子だ。
水野はよろめきながら、言う。

「ん?どうしたんだい?殺さないのかい・・・?キミ達も参加者なら・・・殺したほうがいいんじゃないのかい?」

黒薙は、ハンッと鼻で笑う。

「別に神なんて興味ないさ。あたしらはこの世の破壊を止めるだけ。この世の破壊を止めるにゃ、人を殺すのは厳禁さ。」

水野もそれを聞いて、鼻で笑った。

「人間というのは・・・もったいない生物だね。」

「この巨乳美女以外、人間じゃないよ?」

「き、巨乳って言わないでくださいよー。」

三木は困った顔で、黒薙を見る。
黒薙ははっはっはと大声で笑う。
気づけば、水野はいなくなっていた。
どこかへまた魂を求め、行ったのだろう。

3人の女たちは、この世の破壊を止めるべく
今日も歩く。神が決める運命を。





一方、とある廃墟の学校。

そこには、軍服をまとう白髪の男性と、
髪の毛が左右違う、素足の男、
そして、下部の男が2人。

釈朱という神の子は上司を裏切った。
そして、その下部に就くのがその3人である。
軍服をまとう、ガルベルは釈朱に聞く。

「もう一度聞く、貴様の目的は・・・。」

「だぁぁぁぁ!何回聞くんだよ、バーロー!てめぇは頭が逝った、狂神みたいな野郎か?アァ?終いには殺っちまうぞ!」

「・・・まだ逝きたくはない。私の目的を達成したい。」

ガルベルは冷静に答える。
釈朱は怒鳴り散らしたが、あとから笑って答えた。


「狂神とは違うんだよ、俺のプロジェクトはよ。世界も、物も、宇宙も・・・この世に存在するもの全てをブッ壊すことだぜ!わかったかぁ!?」


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