ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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狂人の遊び 番外編
日時: 2011/01/23 20:43
名前: 月夜の救世主 (ID: 07JeHVNw)

どうもー!小説書くのめちゃ初心者の月夜の救世主です
ヘタクソな小説かもしれませんが・・・
温かい目で、見てやってくださいw

最近、リク掲示板で名前屋始めました。
よかったら覗いてみてください(宣伝ッ!!?)

※月夜の救世主のステータス▼
・コメくれたら喜ぶ▼
・お調子者である。(自分で言うな。)▼
・弱点:メンタルが弱い。▼
・出現場所:アメーバピグ、チョコットランド、小説カキコシリアス・ダーク掲示板、リク掲示板、チャベリ▼

※分かってて欲しいこと
①血とかグロ系含んでます。無理な方スルーで。
②おもしろくないかもよ?それでも読んじゃいます?

※こんな方はスルー
①はぁ?荒らすぞコラッ!(それだけは、ホントやめて・・・。)
②喧嘩しに来た。なのでかかってこいや。(無理です!私、喧嘩弱いもので・・・。)

※逆にこんな方大歓迎!♪
①ん?しゃあねぇなぁ、こんなもんでもオモロそうやな。読んだるわ、アホ。
②あぁ、駄目だ。アドバイスしねぇとこりゃ駄作で終わる。アドバイスしたるわ、書かせろー。

以上!

登場人物(自作)
名前:浅村 零
歳:18歳
性別:男
種類:実験体
容姿:赤毛。群青色のパーカーを着ている。Gパンをはいている。黒いスニーカーを履いている。瞳の色は空のように青い色。髪の毛は肩に少し付くぐらいで後で薄く小さくくくっている。
備考:10歳の頃に大手軍に入っている天才児。両親は軍に殺された。軍を憎んでいる。14の頃に騙され、ある実験体になった。強化実験・火属性操作の実験である。
瞳の色は元々烈火のように赤かった。だが実験により青になった。クールであり、孤独を好む。
武器:妖刀・炎神轟炎丸。炎神の血で作られた刀。火の力があるため、ものすごく熱い。
能力:火属性操作(火を操る力)・強化人間(力が通常の人間よりも500倍以上持っている。)

名前:浅村 白
歳:18
性別:男
種類:実験体
容姿:青毛。赤いパーカーを着ている。Gパンをはいている。白いスニーカーを履いている。瞳の色は赤色。髪の毛は肩に少し付くくらいで後で薄く小さくくくっている。
備考:零の双子の弟。零と同じく10歳で大手軍に入った天才児。零と同じく軍を憎んでいる。15の頃に例と同じく騙され実験体にされた。強化実験・水属性操作の実験である。瞳の色は元々海のように青かった。だが実験により赤くなった。兄の零とは全く正反対の性格であり、活発。おっちょこちょいである。
武器:妖刀・水神龍水丸。水神の血で作られた刀。水の力があるため、少し濡れている。
能力:水属性操作(水を操る力)・強化人間(上記)

小西 黒夜&狂神 黒影>>4
ブレッグ&ガルベル>>24

〜黒の刺客リスト〜
NO.1:高木 翔真
NO.2:北条 直希(死亡)
NO.3:原田 明実
NO.4:川西 詠(死亡)
NO.5:アペルプシア(死亡)
NO.6:船越 馨(死亡)
NO.7:風見 陽輔(意識不明)
NO.8:綾瀬 鈴(死亡)
NO.9:黒沢 勇星(意識不明)
NO.10:空内 琉黄(睡眠)
NO.11:長谷川 洋清(死亡)絵>>171
NO.12:鵜飼 疾風(死亡)
NO.13:西川 牙怜(死亡)
NO.14:紅賀崎 弥生(死亡)
NO.15:坂本 海清(意識不明)
※プロフィールは登場した順番に更新します。

黒の刺客プロフィール
NO.1>>221

狂神 黒影の用語説明
1.>>27

第一章「軍・本部編」
第1話「ゲームスタート」>>2
第2話「遊びの秘密」>>11
第3話「実験室の悪魔」>>15
第4話「軍の地下研究室」>>16
第5話「奇妙な研究室」>>17
第6話「失踪」>>19
第7話「世界破滅」>>20
第8話「救出作戦」>>21
第9話「タイムオーバー」>>25
第10話「真力の覚醒」>>26
第11話「動き出す世界の破滅」>>28

第2章「仲間探索編」
第12話「白い死神」>>29
第13話「駄神の野望」>>30
第14話「罠」>>34
第15話「漆黒のマント」>>35
第16話「レストランの死闘」>>39
第17話「相手は普通」>>41
第18話「黒獅子に乗る者」>>43
第19話「狂神 黒影の出生」>>46
第20話「都会の眠り姫」>>47
第21話「黒の刺客」>>56

幻道ルート
第22話「聖地の谷」>>67
第23話「聖地の遺跡シナイ」>>70
第26話「釈朱の彼女」>>75
第29話「北の街の博物館」>>78

黒薙ルート
第24話「亡神の願い」>>71
第27話「緑髪の少女」>>76
第30話「殺人虫」>>80

三木ルート
第25話「魔の森」>>72
第28話「魔の森の親玉、赤い悪魔」>>77
第31話「記憶喪失の男」>>81

第32話「全員合流」>>88
第33話「15人の戦士」>>90
第34話「聖の力をまとう少女」>>93
第35話「王」>>94
第36話「釈朱のプラン」>>97
第37話「決断の夜」>>100
第38話「黒い刺客NO.14」>>102
第39話「エピカの男」>>103
第40話「幻覚トンネル」>>109
第41話「アジトの手がかり」>>110
第42話「黄色い雪」>>115
第43話「エピカの悪戯」>>117
第44話「悪戯は最高の遊び」>>120
第45話「王は悩む」>>122
第46話「高木は何者?」>>123
第47話「恐怖の塊」>>124
第48話「静寂の教会」>>125
第49話「眠る青年」>>129
第50話「祖父」>>130

第三章「夢編」
第51話「相手はもう1人の自分」>>138
第52話「悲しみの記憶」>>139
第53話「強い心」>>140
第54話「怒涛の炎」>>143
第55話「白き者の記憶」>>145
第56話「温かみはもう感じている」>>146
第57話「夢の崩壊」>>150
第58話「隠れた記憶」>>151
第59話「悲しみの狂神」>>152
第60話「幼き子供の悩み事」>>154
第61話「全ての元凶」>>157
第62話「記憶の道しるべ」>>158

最終章「白と黒の闘争」
第63話「嵐は戦いの始まり」>>163
第64話「戦いは最高だ」>>166
第65話「鏡は僕だけ見てくれる」>>170
第66話「牙狼の若き忍者」>>172
第67話「本当の能力」>>173
第68話「母は息子のために」>>174
第69話「鏡は皆を見る」>>175
第70話「呪師とシスター」>>176
第71話「鴉は狼を狩る」>>181
第72話「俺は人間なのか?」>>182
第73話「1つと2つの大事な話」>>185
第74話「暗闇なんて怖くない」>>186
第75話「変化錬金術」>>188
第76話「心を操る少女」>>190
第77話「姫は怒る」>>193
第78話「救世主出現」>>194
第79話「盗みは俺の味方」>>195
第80話「魔法コンボ」>>198
第81話「弟」>>199
第82話「真似る聖者」>>201
第83話「巫女の悲しみ」>>208
第84話「王座強奪対決」>>209
第85話「空気は武器と化す」>>211
第86話「魔女は巫女を救う」>>215
第87話「その心があれば」>>216
第88話「母子の戦い」>>217
第89話「聖者は捨てた」>>219
第90話「負けてられない」>>220
第91話「復讐」>>222
第92話「狂神は駆ける」>>223
第93話「私頑張りますから」>>225
第94話「魂が動く」>>227
第95話「強大な電気」>>228
第96話「朱嵐の瞬間勝利作戦」>>229
第97話「待っててね」>>233
第98話「全てを守る盾」>>234
第99話「聖の神霊と闇の神霊」>>235
第100話「嘘つきは泥棒の始まり」>>236
第101話「玉座に座るのは」>>238
第102話「人形は友達」>>240
第103話「神霊と妖霊の思い出」>>241
第104話「人工神」>>242
第105話「爆破で散れ」>>243
第106話「永遠の友達」>>246
第107話「最後の戦場へ」>>247
第108話「悪魔が笑う」>>248
第109話「1人で闘うな」>>249
第110話「運命は途切れる」>>250
第111話「屍姫」>>251
第112話「銃撃の神」>>254
第113話「次は俺たちの番だ」>>256
第114話「駄神の善意」>>257
第115話「双子と親友」>>258
第116話「少しの希望」>>259
第117話「祈れ 誓え 勝て」>>260
第118話「三つの光り」>>261
最終話「それぞれの道」>>262



オリキャラ募集してます!
※オリキャラ募集は終了しました
名前:
種類:(人間でもおk、逆に人間じゃなくてもおk!
性別:
歳:
容姿:
備考:
武器:
能力:(無しでもおk^^
サンボイ(何個でもご自由にー^^

オリキャラ登録一覧
三木 彩佳>>1(水練さん作)
坂下 狢>>5(ヴィオラさん作)
幻道 裂>>6(パーセンターさん作)
雪砂 彩>>8(浅葱さん作)
黒薙 故>>10(neonさん作)
釈朱 神牙>>22(駒犬さん作)
レアリス・ポリアンサス&アスター>>31(Aerith さん作)
朱嵐 蓮>>55(風華さん作)
幻道 千恵>>61(パーセンターさん作)
ベイル・ウォーカス>>62(Aerith さん作)
シャルロリア>>63(Aerithさん作)
藍染 柚梨>>68(駒犬さん作)
サラン・カファル・エル・リグナール>>83(更紗蓮華さん作)
ルィン・カファル・ローゼッタ>>84(更紗蓮華さん作)
玖我瀬 瑠華>>87(パーセンターさん作)

コメントお待ちしてます!

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Re: 狂人の遊び オリキャラ募集中 ( No.16 )
日時: 2010/11/01 17:39
名前: 月夜の救世主 (ID: 07JeHVNw)

第四話「軍の地下研究所」

周りには砂煙がたっている。
分身状態になっていた幻道が元に戻る。
そして、大きなため息をつく。

「はぁーあ。ガッカリだぜ。憧れたやつがこんな程度かよ。冗談もたいがいにしろよな・・・。」

「当たったなんて、誰が言った?」

上から、零の声が聞こえた。
幻道はとっさに上を向く。
刀を構えた零が急降下してくる。
そして、幻道の左腕を斬った。

「ううっぐっ!!」

「憧れたやつはどうだ?強いか?」

零は少し笑って刀をしまう。
幻道は斬られた左腕を押さえながら苦笑いをする。

「けっ、さっすがだな。憧れのヤツはそうでなくっちゃな・・・。」

すると、地面にヒビが入った。
どうやら、古かった床に強い衝撃を与えたために
床に限界がきてしまったようだ。

「くっそっ!!」

「どうする・・・。幻道、お前が気絶させてしまった俺の仲間をどうする気だ・・・うあっ!!」

幻道に軽い説教をしている少しの間に一気に
床が崩れてしまった。

「いっつっつ・・・。」

「・・・はぁ。」

零は体についた砂埃を掃う。
しかし、ここはどこだろうか。
軍の地下のようだが、軍に地下があったなんて聞いていない。幻道が口を開く。

「ここは、おそらく・・・危険率98%の実験や研究に使う、『地下研究室』だろ。しかしヤバイところに来たもんだな・・・。」

「どういうことだ・・・。」

「フンッ。お前知らないのか。」

幻道は岩に座った。そして語る。

「ここはよ、軍で使う戦闘獣とかを作る研究室だ。まあ、化け物だけじゃなくて、人間をより好戦的とか強化するために使う薬とかを作ってるところだ。その薬を摂取したヤツは軍の危険兵器として扱われるんだぜ。」

「・・・やけに詳しいな。」

「まあ、ちょいと見ただけだ。俺はそういう秘密事はやけに見たくなるからな。まだ、モンスターとかは残ってると思うぜー。狂神が面白がって残したんだろーなぁ。」

「・・・残した?どういうことだ。」

「ほらよ、言ってたじゃねぇか。弱者は参加者じゃないってよ。一応、普通の人間よりもはるかにモンスターの方が強いじゃねぇか。」

「・・・ほう。」

「しばらくは、ここ出れないぜ。」

「何!?白たちは・・・!!どうする気だ!!」

「ま、まぁまぁ!そう怒るなよ!死んでないと思うぜ。あんなバケモンみたいなヤツらなら死なねぇよ。」

零はその言い方が全然安心しない言い方に聞こえてならなかった。とにかく、無理にでも幻道に協力させよう。そしてこのバカ広そうで危険な研究所から出るしかない。そして白たちを探す、と零の頭の中のスケジュールを作った。

「おい、幻道・・・。こうなったのは、お前の責任だ。俺は今からお前を利用させてもらうぞ。」

「ハンッ!!いいぜ、ただしフリーダムにさせろよな。させなかったら、死刑だぜ。」

「・・・好きにしろ。」

零たちは危険な研究所の脱出を試み、危険なダンジョンへ挑む。一刻も早く脱出するために走る。

Re: 狂人の遊び オリキャラ募集中 第五話更新 ( No.17 )
日時: 2010/11/01 23:06
名前: 月夜の救世主 (ID: 07JeHVNw)

第五話「奇妙な研究室」

あれから何時間たっただろうか。
これだけバカ広い研究室歩いても人っ子一人会わない。
とうとう、疲れ果てて零たちは壁にへたり込んでしまった。

「はぁぁ・・・!どんだけ歩くんだよ。なんかよ、同じところ何回も来てないかぁ?」

「き、気のせいだッ!」

いつもは冷静な零もあせってしまった。
幻道は大きなため息をつく。

「ここよ、なんか仕掛けてるんじゃないか?」

「・・・うむ。」

零はいままでにあったことを思い出してみた。
スタート地点のおそらく北部の研究室だと思われる。
これと同じように、東西南北とあり・・・零たちは歩いてきたわけである。だが、同じところを行ったり来たりしている、ということはどこかに扉が隠れてるとしか思えない。いままで、出入り口らしき扉はなかった。そのことについて幻道に話して見た。

「ほおぅ。あり得るな。だが、その隠し扉があるとは限らないんだぜ。あったとしても、罠だったらどうするよ?」

「・・・ごもっとも。」

そうだ、大体隠し扉があるなんて言い切れない。罠があったら、零たちは死も同然。

「まぁ、いいぜ。とにかく、行動だ。まずは隠し扉があると考えて、細かいところまで探そうぜ。」

零たちは壁、天井、床・・・などを調べた。
だが、なんにもない。
希望が一つ消えた。

「・・・くそったれ。」

零は怒りの蹴りを壁にかました。

「扉はなかった。なら他に考えはあるのか・・・?」

「んー・・・。」

珍しく、戦闘派の幻道も考えている。すると幻道はあることに気づく。
壁と壁の渡り道。そこに妙なセンサーがあった。

「おい、浅村。あれ・・・見ろよ。」

「あれは・・・?」

「わ、わかんねぇよ。とにかく取ってみようぜ。」

零たちは慎重にその怪しげなセンサーを取った。

「このセンサーは特別な素材でできてる。トリック状態を引き起こすセンサーだ。コイツは登録されている者にはトリック状態を引き起こさせないが・・・。」

「待て待て。んーだよ、トリックなんたらってよ。そっから説明しろって。」

「トリック状態は脳を操作する、特別な状態だ。いわゆる軽い洗脳だ。コイツは、俺たちを敵と見なした。だから、トリック状態を発動させたんだ。」

「どんな洗脳させたんだ?」

「俺たちは本来同じところを通らず、一個一個違う個所に歩いていた。だが、このセンサーのせいで洗脳されて、俺たちは同じ所を歩いていると思わせたんだ・・・。」

「よーく、できてるなぁ・・・。ってことはよ・・・こっから出る方法って一個一個このセンサー潰していけば出れるぞ!」

「そういうことになるな。ただし、ちゃんと見ろよ。また洗脳されると面倒なことになる。」

零たちは壁などを細かく探した。
1時間かけて全部取ることができた。

「はぁはぁ・・・。さっすが大手軍だな!いらねぇほど用心深いなぁ!」

「・・・他の軍とは違って、こんな化け物どもを作っているんだ。他の軍に見つかると、真似されて軍の存在も危ういだろう。」

と、会話しながら少し休んでいると・・・

「ふぅーん、結構お高い物持ってるね。」

と、またまた若い女の声が。気づけば零の刀がない。
辺りをキョロキョロ見渡すと、そこには
肩まである焦げ茶のセミロングヘアで青のかかった黒い瞳をした色白の女性が零の刀を持っていた。

「返せ、何者だ・・・。」

「あ、あたし?あたしは、雪砂 彩。鴉の一族の末裔だよ。」

「か、鴉!?コイツが?美人だなぁ。」

「おい、幻道。黙れ。とにかく返せ。」

「あんたら、このゲームの参加者ぁ?あたしもなんだけど。」

「あぁ・・・そうだが。」

「ふぅーん。そっか。あぁ!心配しないでよ。あたしはあんたらを殺す趣味なんてもってないから。」

どうやら、雪砂は優しいというか害のない者らしい。
それはそれで安心した。
零たちは雪砂のことを知るために質問した。

「お前は、何のために来た?」

「・・・まぁ、ヒマだしね。今日学校来たらだーれもいなしさ。その時眠かったから寝たら、すっごいイケメンの男の子出てきて、闘って殺せだってさ。何か面倒だね……。」

誰もいなかった?そういや、下級隊員たちもいなかったな。関係があるのか?でも、その時はあまりきにしなかった。

「・・・そうか。俺は、このつまらん戦いを終わらすために行動している。この黒マントは知らんが。」

「へぇ、あたし1人行動してるからね。この建物広いから探検してるんだよ。闘う以外は楽しいところだから、まぁしばらくいとくよ。じゃあね!」

雪砂は一瞬にして消えてしまった。
なんだろうか、武装人間はいるわ、鴉の化身はいるわ、影の使い手がいるわ・・・なんなんだよ。と思う零。その目の前に、感じたことのある寒気が走った。


漆黒の風とともに出た、恐怖の化身狂神だ。

「やあやあ。まだ、闘ってないの?はぁ!ルール説明聞いたぁ〜?今、ここに存在してる状態でさ、君たちは闘わないといけないんだよぉー。」

「黙れッ!!なぜ闘わないといけないんだッ!!」

「これはね、僕らの伝統儀式だ。でも、今回でもうおしまい。キミ達のように虫唾が走る友情ごっこする人たちが増えたんだよ。だから、もうおしまい。最後の参加者さんたち・・・楽しもうよ。こんな楽しい楽しいお祭りはもうないんだよ・・・。」

「言ってることがわかんねぇなぁ。ちょいと、おしおきしねぇとわかんねぇか!?」

幻道が双剣を出して、狂神に襲い掛かる。
狂神は、黒い風とともに瞬間移動し幻道の後へ出現した。すると、手をピンと鋭くし背中を突き刺したのだ。血が飛び散り、幻道が苦しみの声をあげるが肺を突き刺されたのか分からないがあまり大きな声が発せない。

「幻道ッ!!」

「おしおきっていうのは制裁かい?なら神のボクがしなくちゃいけないじゃないかぁ。神になってから「おしおき」という言葉を使いなよ・・・。」

幻道は膝をつきそのまま倒れてしまった。背中や腹部から血が大量に出てくる。
それを見た、零は怒りがこみ上げてくる。

「貴様あああぁぁぁ!!」

零は刀を振り上げ、狂神に襲い掛かる。
すると、狂神は身も凍る嘲笑いをした。
その一瞬で血しぶきが上がる。
気づけば、腹部は血だらけで狂神の手が貫いていた。

「うっ・・・あっ!!!」

零も倒れこんでしまった。
意識が薄くなっていく中、少しだけ狂神の姿が見えた。その時の顔は、忘れられない悪意に満ちた表情だった。



「おやすみなさい・・・。」




零はその声を聞いた後目の前が暗くなった。

Re: 狂人の遊び オリキャラ募集中  ( No.18 )
日時: 2010/11/01 23:13
名前: 月夜の救世主 (ID: 07JeHVNw)

いやぁ・・・。雪砂さん&前回から出させていただいてる幻道くんですが、めちゃキャラ崩壊かもしれないっすねぇ・・・。;;;申し訳ないです。

雪砂さんについてですが、なんとなく気の強いねぇさんタイプに勝手にしてしまいました。すいません。

幻道くんについてです。ちょっと、冷酷じゃなくなってしまった!なんとなく、好戦的っていうか活発になってしまいました。すいませんでした。

Re: 狂人の遊び オリキャラ募集中  ( No.19 )
日時: 2010/11/02 16:00
名前: 月夜の救世主 (ID: 07JeHVNw)

第六話「失踪」

零は目を覚ました。生きていたようだ。
零は自分が今、ここに存在していることが驚いて仕方ない。

「こ、ここは・・・?」

「ん?目を覚ましたみたいですよ。」

「あら、ホントだね。大丈夫かい?」

2人の女性が救ってくれたようだ。
1人は緑色の髪の毛でポニーテール。もう1人は浴衣姿の金髪の長髪。どちらも美少女である。

「ほら、もう1人の男も大丈夫だから。ただ・・・結構重症だから完治には時間がかかるよ。」

「す、すまんな。ところで・・・。」

「あんたらは参加者か?って聞きたいんでしょ?ふーん・・・そんな感じかな・・・?」

見たところ助けてくれたから、悪いやつではなさそうだが、さっきから全然喋らないもう1人の緑色髪の女子は・・・。

「お前も参加者か・・・?」

「はい、そうです。他人には手出しませんが邪魔するなら誰だって殺りますよ。」

恐ろしい女子だった。
あまり、近づかないほうがようさそうだ。
とにかく、ここにずっとお世話になれない・・・忘れていた。白たちををさがさないといけないんだった。
せっかく研究所から出れたんだ。探さないと。
零は、救護室のベッドから降りた。

「あぁ、お前大丈夫なの?怪我してるんじゃ・・・。」

「急がないと、他の仲間が危ないんだ。」

「ほお、他にも仲間がいるのか。」

「じゃあ、私も一緒に行ってきますよ。」

「そうか、頼んだよ。あたしは他のところ見てくるから。」

どうやら、探すのを手伝ってくれるらしい。
とにかく、質問をしてみた。

「お前、名前は?なんのために来た?」

「私は、坂下 狢。そして、あのもう1人の女性は黒薙 故さんです。それと、もう一つのご質問ですがどうしてそこまで言わなくてはいけないのですか?」

「うっ・・・。わかった、言わなくていい。」

この坂下 狢、すごい威圧感というかすごいオーラがただよっている。二人きりにはちょっと精神的に無理である。

「では、次は私から質問させていただきます。あなたは狂神はご存知ですね?」

「あぁ、もちろんだ。アイツのヘンなゲームを終わらせるためにいろいろと作戦を練っている。」

「そうですか。あなたもですか。お仲間は何人くらいいらっしゃるんです?」

「3人ほどだ。」

「3人ですか。なら、捕まってるっぽいですね。」

「ど、どういうことだ?」

「ご3人とも、戦わないのなら狂神は面白くないので、捕まえて操っているか・・・それとも。」

「くっ・・・。」

なんとなく嫌な予感がした。
零の勘は少し強い。
すると、奥から巨乳の美女が走ってきた。
三木 彩佳だ。

「おーーーい!零ちゃーんッ!」

「み、三木!無事だったか。」

「おや、お仲間のお1人ですか。お1人が無事なら殆どの確立で後のお二人は捕まってるようですね。」

「ど、どうしてそんなことが!」

「そ、そうなんだよ!ってか、捕まったっていうより・・・いなくなっちゃったんだよ!」

「なっ!」

「それでは、私はこれで。自分の用事もありますから。」

坂下は廊下の奥へと走り去ってしまった。
なにやら、狂神のことをやたら知ってるようにベラベラと喋っていたが、まさか本当に・・・。

「とにかく、いなくなったって・・・!?」

「う、うん。気づいたら、なんかすんごい広いところで・・・。大きな女神の像があって。」

「・・・女神の広場か。」

「そ、そう、そんなとこ!それで一緒にいるはずなのに、二人ともいないの!」

「うむ、二人して女のお前を置いていったりはしない。まさか、坂下が言ったことは本当のことっぽい。本当だとしたら、白や黒夜が危ないぞ!」

「そ、そーだよ!急いでさがそ!」

三木は今にも泣きそうな顔だった。

「ワッハッハッハッハッ!!!」

するといきなり大声で笑う男の声が聞こえた。

そいつは・・・ブレック大佐だった。
ブレック大佐はこの軍の鬼大佐として知られている。
下級隊員のことを、雑魚扱いしており、相当の悪である。

「フンッ!浅村君こんなところで何してるんだね?」

「ブレックか。今、お前とつまらん雑談をしている暇などないんだ。そこをどけ。」

するとブレックの笑いはいきなり大笑いではなく嘲笑いに変わった。
ブレックは少し右に寄る。するとそこにはぐったりと立った、白と黒夜が立っていた。

「は、白!!黒夜!!」

「フンッ!貴様の探し物はこいつらか。だがもう売り切れだ。この私が買ったのだよ。」

「ちょっと!おじさん、白ちゃんたちに何したのよ!!」

「おやおや、お嬢チャン。いいカラダしてるね。おじさんと来ないか?この男は、卑劣な男だぞ?」

「やだ、あたしイケメンがいいよ。アンタみたいな最低な男とくっつきたくなーい!!」

三木は零の腕をギュっとにぎる。
なんとなく分かる、三木はあんなにおどけながらも心の中では怒りに満ちているのだ。
零だってそうだった。

「はっはっは!悪いお嬢チャンだねぇ。ならおじさんが意地でも手に入れて見せるよ。さぁ!浅村君、小西君!行きなさい!!」

「はい・・・。」

白と黒夜は武器を構えて、零たちに襲い掛かってきた。零たちも武器を出し、身を守った。
ブレックは笑いながら観戦している。
零は無性に腹が立った。戦いを笑うなと。
刀を振り回している、白をみねうちする。
白は、倒れた。だが、浅い気絶だ。また起き上がる。

「よし、これで白は元にッ!!」

零はブレックに襲い掛かる。
そして、刀を振り下げる。
するとあっさり、サーベルで受けられてしまった。
そのサーベルの出す時の速さ。見えなかった。
ブレックは口を開く。

「これで戻った?はっはっは!おもしろいこと言う隊員だよ。」

「なっ!」

ブレックはサーベルの先を地面に叩きつける。
すると地面が盛り上がり、零は飛ばされた。
そして壁に叩きつけられた。

三木は銃を連射する、黒夜を影を操って足を掴ませた。動きを封じたのだ。

「ゴメンネッ、黒ちゃん!」

三木は、黒夜の首元を蹴る。
黒夜は気絶した。

「れ、零ちゃん!?」

三木は零に駆け寄る。
零は、気絶してしまっている。
こう見ると、ブレックの技のすさまじさがよく分かる。ブレックがまた大笑いする。

「わっはっは!!ボーイフレンドが寝てしまったようだねぇ。さあ、来なさい。私たちと。」

さっきまで倒れていた白と黒夜も起き上がり、三木の首元に刀の刃先を少しつける。

零たちに最大の危機がせまる。

Re: 狂人の遊び オリキャラ募集中  ( No.20 )
日時: 2010/11/03 16:43
名前: 月夜の救世主 (ID: 07JeHVNw)

第七話「世界破滅」

「お嬢チャンには手を出したくないのだ。さぁ、来なさい。」

ブレックが三木に手を出すと、刃がブレックの手を貫く。手は中に舞い、血しぶきを上げながら地面に落ちてゆく。

「うおおっ!?い、一体・・・。」

「おやおや、おっさん。女相手に1対3か。卑怯にもほどがあるよ。」

三木は驚いた目でそのブレックの手を斬った、人物を見る。黒薙 故だった。
黒薙は、三木を見た。

「大丈夫だった?よし、待っときな。すぐ終わるから。」

そういうと、一瞬で消え一瞬でブレックの見の前に現れた。ブレックは急いでサーベルを出し、振り回す。
だが、そんなのはお構いナシで避ける。

「お、おのれっ!!化け物めッ!!」

「そうよ、あたしは化け物だよッ!!!」

黒薙は、腰の短剣をすばやく出し剣を振り上げた。
すると、黒い風が辺りを覆う。
気づけば、ブレックや白たちがいなくなっていた。

「チッ!逃げられたみたいだな。」

「あ、あの・・・ありがとう。」

三木は、精神的に疲れたのか目が垂れていた。
黒薙は、短剣をしまった。

「礼はいいよ。っていうか、あんたらの仲間どうすんの?そこの、男も。ってか、また怪我!?」

黒薙は大きなため息をつき、零の肩をとり救護室へ運んでいった。



救護室



零と1時間ほど前に運ばれた幻道 裂が寝ている。
三木はその二人を見ながら、あることを思い出す。
黒薙が、グレックと闘っていた時・・・

「そうよ、あたしは化け物だよッ!!!」

って、言った。一体どういうことだろう。
三木は聞きたかったが、初めて会うのかどうか知らないが、黒薙のことがなんとなく怖かった。
聞こうかどうか迷っていると、

「アンタ、あたしのこと考えてるでしょ?」

図星。勘が鋭い。というより、心を読んでいた?
三木は小さくうなずく。

「あっはっは!そりゃ、誰だって気になるなぁ。あたしは、魔人。思いっきり化け物さ。」

「あの、魔人ってことは・・・人間を食べちゃいますか・・・ね?」

三木は声を震わせて言った。
黒薙は少し驚いた様子だが、後から優しく言った。

「あたしは、そんな悪い化け物じゃないよ。そりゃ、食料はあるけど、人じゃないよ。あたしの食料は『知識』だよ。」

「ち、知識・・・ですか?食べられるの?」

「あたしはね。あ、思い出したら腹減った。何かおいしい情報は無い? おなかすいて死にそ——…」

「へっ?あ、本持ってるじゃないですか。」

「あぁ、これ?もう、食べちゃった。他のなんかあるかい?」

三木は本棚などを調べるが、それも殆ど平らげたという。すると、本棚の下の隅っこに異様なオーラがただよった、古い本を見つけた。

「あの!これ・・・。」

三木は黒薙に本を手渡す。

「おおっ!こりゃ、よさそう。感謝するよ!」

黒薙は、本のい1ページ1ページめくって行く。
すると、黄色い発光体が黒薙の体の中へ入っていく。
三木は、不思議そうにその発光体を見ている。

「ぷえー!お腹いっぱい!まだまだ、いっぱいあるよ。しっかし、なんとなく変な本だね。さわると、熱くなる・・・。」

三木もうなずく。この本を持ったとき、まるでストーブの熱気を触っているような気がしたのだ。
本の中身は白紙である。
黒薙は、三木を見て言った。

「ねぇ、あんたは参加者なんでしょ?闘る気はあんの?」

「い、いいえ・・・ただ来いと言われただけで。」

「ふぅん。そうか、ここの参加者は殆ど闘る気ないのか・・・。だから、あんなマネを・・・。」

「どうか・・・されました?」

三木は、黒薙の顔を覗き込む。
すると、黒薙はベッドに座り語る。

「確か、あんたらの高校生徒が全くいなかったわけでしょ?」

「はい・・・。」

「今、この世に残っているのは特殊能力などの特別な力を持った者だけ。後は皆、狂神にやられたのよ。」

「えっ!!そんな・・・!どういうこと・・・!!」

「言わなかったかしら?狂神は夢の中で弱者は参加者ではないと・・・。それよ。一般者は何にも使えないタダの雑魚。特殊能力所持者と闘っても、とうてい勝てない。それでは面白くないと思ったんでしょうね。」

三木は、悲しそうに下を向く。
自分の友達や家族も皆死んでしまったのだから。

「そういうことか・・・。」

零が起きたようだ。
三木と黒薙は、零を見る。

「く・・・ッ!!と、いうことは・・・。この特殊能力所持者が闘い、とんどん死んでゆく。じゃあ、人類は・・・誰一人いなくなる。」

「そうだよ、頭良いね。狂神の狙いはそれだ。神にならせるというのは嘘。神の称号は分け与えられないからね。」

教護室内はどんよりと重い空気に変わる。
世界の破滅がどんどん近づいていっている。

「それじゃあ!今、もしかするとこの軍内じゃなく・・・いろんなところにも、特殊能力所持者がいるんだよ!闘いをやめさせなきゃ・・・。」

三木は零たちに言う。
零は大きくうなずくが、黒薙は下を向いたままである。

「無理だよ。狂神はそれを許さない。あたしだって、ブレックとかなら倒せるけど・・・狂神は・・・無理がある。」

「・・・いや、逆に面白がる。狂神は俺たちは闘わない主義だが・・・他のところには、凶悪なヤツがいるかもしれない。」

「そうか!」

黒薙は、三木が拾った本を持つ。

「旅は・・・長いよ。」

黒薙は覚悟ができているようだ。


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