ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- さ く ら
- 日時: 2010/11/23 20:36
- 名前: 葵 (ID: 0WRXSyTI)
こんにちわ♪
葵といいますっ!!
初めてなんでうまく書けないですが、がんばって書くのでよろしくです。
あと、悪口はいやですけど、アドバイスとか大歓迎です☆
ぜひぜひ、見ていってね♪
- Re: さ く ら ( No.27 )
- 日時: 2010/11/30 21:46
- 名前: 梓桜 ◆YtLsChMNT. (ID: m26sMeyj)
初めまして、桜系の題名に飛びついた梓桜と言う者です←
話、凄い面白いですねvv 主人公(青輝)の心情などが上手く書かれていて凄いなーと思いました。
これからどんな風に話が進んでゆくのか楽しみです。
執筆、頑張ってください^^
- Re: さ く ら ( No.28 )
- 日時: 2010/12/01 21:08
- 名前: 葵 (ID: Q97r4MCO)
衝動をやり過ごしながら、自嘲気味な笑みを浮かべる。
自分にこんな感情があったなんて。
「諦めきれていない証拠、か………」
自分の命があと一年だとわかった時、胸にあった思いは絶望ではなく安堵だった。
これでようやく苦しみから解放されると、死という安らぎに身を任せられると、安堵した。
それなのに—————。
「…怖い…のか……?」
小さく呟き、微かに震える右手を見つめる。
自分にとって生きるということは死ぬ以上に辛いことなのに、無意識のうちに「死」以外の安らぎを探している自分がいる。
そんなもの、あるはずがないのに。
受け入れろ。「死」を受け入れろ。死は安らぎだ、救いなのだ。そうでなければ、そう思わなければ、私は—————。
「……………」
大きく息を吐き、見つめていた右手をぎゅっと握りしめる。
- Re: さ く ら ( No.29 )
- 日時: 2010/12/01 21:09
- 名前: 葵 (ID: Q97r4MCO)
梓桜sきてくださってありがとうございまーす☆
また来てくださいね♪
- Re: さ く ら ( No.30 )
- 日時: 2010/12/09 18:40
- 名前: 葵 (ID: tLdHgI31)
さあさあと途切れることなく響く音に気が付いて、青輝は読んでいた本から顔を上げた。窓の外に目をやると、降り注ぐ雨が目に入る。
藍色の髪がやけにしっとりしているのは、この雨のせいか。
こんなふうに雨を見られるのは、あと何回だろう。そんな考えが頭をよぎり、無意識のうちに右手を頬に当てる。
『———私に恥をかかせるつもりか!』
痛くはなかった。今の自分にとって、叩かれることなど痛くもかゆくもない。
だが、心の奥底で何かが悲鳴を上げている。
胸の中で、何かが泣いているのだ。
「————っ」
ふいに込み上げてきたものを感じて、本を取り落としたにも関わらず、青輝はこめかみを押さえた。
衝動をやり過ごしながら、自嘲気味な笑みを浮かべる。
自分にこんな感情があったなんて。
「諦めきれていない証拠、か………」
自分の命があと一年だとわかった時、胸にあった思いは絶望ではなく安堵だった。
これでようやく苦しみから解放されると、死という安らぎに身を任せられると、安堵した。
それなのに—————。
「…怖い…のか……?」
小さく呟き、微かに震える右手を見つめる。
自分にとって生きるということは死ぬ以上に辛いことなのに、無意識のうちに「死」以外の安らぎを探している自分がいる。
そんなもの、あるはずがないのに。
受け入れろ。「死」を受け入れろ。死は安らぎだ、救いなのだ。そうでなければ、そう思わなければ、私は—————。
「……………」
大きく息を吐き、見つめていた右手をぎゅっと握りしめる。
「……そろそろ新月か………」
もっとも、この雨ではわからないだろうが。
そう思った時、脳裏に浮かんだのは一人の少女だった。
胸の前で右手を握りしめて、驚いたようにこちらを見ていた少女。
とても————
とても、眩しかった。
一瞬、目が眩んでしまうほど、輝いていた。
けれど、それは鮮やかな真昼の太陽ではなく、優しく夜を照らす月のように。
とても眩しく、輝いて見えた。
そして、束の間だけ自分も優しくなれた。
「あの子は………」
新月の日も、自分を照らしてくれるだろうか。
たとえ私が、人間ではなくとも・・・
- Re: さ く ら ( No.31 )
- 日時: 2010/12/14 16:59
- 名前: 葵 (ID: tLdHgI31)
おひさ〜♪
いつのまにか参照100突破!!
みなさんありがとうです。
これからもよろしくね♪
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