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ハンターモデル
日時: 2010/12/09 17:29
名前: 羅樹 (ID: kI5ixjYR)

こんにちわ。初めてだけどがんばります。応援よろしくお願いします。

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Re: ハンターモデル ( No.37 )
日時: 2011/01/10 17:12
名前: 羅樹 (ID: s/G6V5Ad)

 「はあ、はあ・・・はあ。」
 そして周りを見回した。
 部屋は、ほとんどが黒で統一されていて、電気も見当たらず、ゆういつ窓から差し込む光だけが明るかった。
 「此処・・・どこ??」
 そうミランが呟いたとき、廊下から足音がして、ドアが開いた。
 「あっ!ミラン起きたんだ!」
 入ってきたのはコランだった。
 何も分からず呆然としているミランをよそに、コランは、はしゃぎだした。
 「ドールっっ!!ミラン起きたよ!ミラン大丈夫??痛いとことか、
気持ち悪いとか・・・・・・(略)」
 「お姉ちゃん!」
 コランを退かしてドールはミランに駆け寄ってきた。
 「ドール・・・。此処は?何でいるの?」
 コランを無視し、ドールと話し出す。
 「此処ね、K・コールってとこ。」
 「K・・コール・・・・?」
 「うん・・。あの夜ね・・・—

ーー少し前に戻ります。

 「ん?K・コール」
 「K・コール・・・・?」
 「そっ。K・コール。」

—なんだよ・・・それ。
—何処にあるんだろ。

 「あの・・・」
 ドールが男に聞こうとしたときだった。
 「時間よっっ!!」
 女が叫んだ。
 男は曖昧な返事をして、ミランを担いだ。
 「えっ?私はどうすれば??」
 ドールはパニックになり始めた。
 すると女がゾンビと戦うのをやめてドールの目の前に来たかと思うと、ドールを担ぎ、近くにあった窓に体当たりして、飛び降りた。
 「えっ・・・・?」
 そして、飛び降りると同時に、派手な爆発音がして、ドールたちの家が爆発した。
 そして、そのまま走り続けコーラネット村を出たところで、ドールは下ろされた。
 「5、4、3・・・」

—えっ・・・?

 「2・・・」

—何のカウントダウン・・・?

 「1・・」
 ドオオォォォオオオオオン
 大きな爆発音がして、ドールは思わず目をつぶった。
 そしてゆっくり開くと・・・—

—赤・・い・・・。

 村の全てが火に包まれていた・・・・。
 「いや・・・。・・・・・イヤアアアァァアアアアア!」
 ドールが叫び、泣いているのを2人は少し悲しそうに眺めていた。
 「・・・やっぱり、気絶させて連れてったほうが良かったかもな」
 「・・・・うん。」
 そして1時間ほど経ち、ドールは少し落ち着いた。
 「もういい?」
 優しく聞くと、ドールは軽く頷いた。
 「じゃ、行こっか・・・。」
 

Re: ハンターモデル ( No.38 )
日時: 2011/01/12 21:25
名前: 羅樹 (ID: s/G6V5Ad)

 —・・・で、お姉ちゃんも、私も此処に連れてこられたの。」
 ドールは、確実にミランに怒られると思い、軽く目を瞑った。
 「そっか・・・。」

 —えっ・・・?

 ミランの反応にドールは驚いた。
 「・・・怒らない・・の?」
 ドールは恐る恐る聞いてみた。
 するとミランは少し悲しそうな顔をした。
 「・・しょうがないよ。あれを放っておいたら、ダイヤルーマ王国全部がゾンビになっちゃうしね・・・・・。」
 ミランは少しだけ自分に言い聞かせるように言っているように、ドールには聞こえた。

 —流石に悲しくないわけないか・・・。

 ドールは「ごめんね」と言いかけた時だった。
 「おー。起きたか、やっと。」
 「おはよう。」
 そう言って入ってきたのは、ミランたちを助けてくれた2人だった。
 ミランは一瞬驚いたが、直ぐに冷静になった。
 「あの・・・。あの時は助けてくれて、ありがとうございました。」
 「ん?あぁ、良いって良いって。気にすんな。」
 「んー・・・。別に気分が悪いとか無さそうだし、もう大丈夫ね。」
 ミランの言葉を無視し、女は自分の仕事だけをテキパキとこなしてた。
 「じゃあ、私たちはこれで。」
 自分の仕事が全て終わったのか、ミランの部屋から出て行こうとしたが、
 それをミランは慌てて止めた。
 「あっ、ちょっと待ってください!」
 「?」
 2人はピタリと足を止めて、ミランのほうに振り返った。
 「あの・・。名前だけでも教えてください。」
 2人は一回顔を見合わせ、男の方から自己紹介した。
 「俺は、アレン・カーボン(15歳)だ。」
 そして女の方も自己紹介をした。
 「私は、キール・コロネット(13歳)。」
 


 これがミランとキールたちの出会いだった。






                  「第一章 コーラネット村」終

Re: ハンターモデル ( No.39 )
日時: 2011/01/14 18:25
名前: 羅樹 (ID: s/G6V5Ad)

第二章 K・コールの正体

 ミランとドールは、k・コールのボス(皆には、奈落と呼ばれてる)
 に呼ばれていた。
 奈落の部屋は暗く、ミランたちの所のみ光った。
 もちろん奈落の顔は見えない。
 (念のためとして、キールとアレンにも着いて来てもらっている。)
 そして奈落の前に着くと、キールがミランの耳元で呟いた。
 「奈落様の前では、立ち膝でね。」
 「・・はい。」
 そして奈落の前に着き、2人とも立ち膝になった。
 「キール、アレン。少しはずしてなさい。」
 「「はい。」」
 奈落に言われ、キールたちは一礼して、部屋から出て行った。
 「お前たちか?キールとアレンが連れてきたって言うのは。」
 「はい。」
 「名前は?」
 ミランたちは一回顔を見合わせ、ミランから自己紹介した。
 「ミラン・ムーマスです。」
 「ドール・ムーマスです。」
 「・・・・・ほう。兄弟か?」
 「「はい」」
 2人は声を合わせ、返事した。
 「では、2人ともキールとアレンに、教えてもらいなさい。外で待っていると思うから。」
 「えっ・・・?!」
 奈落に対し、ドールが思わず声を出してしまった。
 「・・・?不満か?」
 「あ・・・いえ・・、その・・・・。」
 ドールがもごもごとしていると、ミランがドールに変わって、言い出した。
 「すいません、奈落様。妹・・・・ドールは心臓が生まれつき悪くって、戦闘は、お断りさせていただきます。」
 「そうだったのか。すまなかったな。では、ドール・ムーマス。」
 「はい。」
 「お前は、私の秘書として使おう。」
 「本当ですか?!ありがとうございます。」
 ドールは喜んだ。
 「しかし、護身術程度は習っといた方が良いだろう。」
 「はい。」
 「なので、しばらく、ミランと一緒にキールたちに教えてもらいなさい。」 
 「はい。」
 そして、奈落の話も終わり、ミランたちも一礼し、部屋から出た。
 すると、奈落の言ってた通りに、部屋の前では、キールたちが待っていてくれた。
 

Re: ハンターモデル ( No.40 )
日時: 2011/01/14 21:08
名前: 羅樹 (ID: e/CUjWVK)

そして、そのまま、キールの部屋に連れてかれた。
 「んーと、とりあえず、おめでとう。」

—・・・?

 ミランと、ドールの頭に、?マークが浮かび上がる。
 「あの・・・なんで?」
 「ん?えっとね。実は、k・コールで、ハンターとして働けるのは、ごく一部だけなんだよ?」
 「・・・・・・?」
 「まあ、立ち話もなんだし、とりあえず座ろうよ。」
 と、キールに言われ、ようやく、自分たちが立ち話をしていたと気付く2人。
 とりあえず、キールに言われたとおりにソファに座り、再びさっきの話の続きをし始めた。
 「実はね、ここ、k・コールには、一ヶ月に数十人もの子供や、大人がここに来るの。でも、ハンタ−になれるのは、一ヶ月に1人いるかどうかなのよ。」
 「えっ?じゃあ、残りの人たちは・・・?」
 「そのうちの、実力が買われた数人だけ、サポーターとして、迎えられるの。でも、そこにも選ばれなかった数人は・・・実験体として、生涯使われる・・・・・。」
 「ぇっ・・・・・?」
 思わず、目を丸くするミラン。
 「実験体って・・・?」
 少し言いにくそうにしながらも、キールはしっかりと話してくれた。
 「実験体は・・・。んー少し話しにくいから、最初から話すね。」
 (しばらくキールの話が続きます。)
 「コーラネット村にゾンビが沢山現れたでしょ?あれはね、普通の人間の中に0.0000000001㎜くらいの、うーん・・・しいて言うなら、小型ロボットかな?まあ、それが人の体の中に入ると、だんだん体が蝕まれていくの。で、最後には、<人>は死んで、小型ロボットが体を動かす。それが俗に言う、<ゾンビ>。しかも、ゾンビに噛まれると、傷口から小型ロボットが入って、また、新たなゾンビを生むの。そして、繁殖とめる為には、ゾンビと成った<人>を全員殺さないと駄目なのよ・・・・。」
 

Re: ハンターモデル ( No.41 )
日時: 2011/01/14 22:32
名前: rara (ID: 9QYDPo7T)

最近来てなくてすみませんm(_ _)m

やばい・・・!
0.0000000001㎜とかwwwww
なるほどです^^
噛まれると傷口から・・・・・・ひゃあぁ><///

お互いがんばりましょうね☆


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