ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- ハンターモデル
- 日時: 2010/12/09 17:29
- 名前: 羅樹 (ID: kI5ixjYR)
こんにちわ。初めてだけどがんばります。応援よろしくお願いします。
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- Re: ハンターモデル ( No.87 )
- 日時: 2011/06/29 17:13
- 名前: 羅樹 (ID: 6kBwDVDs)
あれから暫く経ち師簾魔霧施設にはK・コールから来た他のハンター達や、S.Tが施設の子供達の治療をしていた。
コランは治療班の人たちに搬送され、一足先にK・コールに戻っている。
治寮班の人たちにコランの容体を聞くと、
「腹部の傷が内臓の方にまで傷をつけているから助かるかどうかは五分五分かな・・・。」
という事らしい。
ミランはコランが心配で治療班の人たちとK・コールに戻りたかったが、人手が足りないという事で施設に残っていた。
そして、何人かの子供達を治療し終わり、何もせずに座っていると、突然背後から声がかけられた。
※すいません。
中途半端ですが、中断します。
- Re: ハンターモデル ( No.88 )
- 日時: 2011/07/06 21:09
- 名前: 羅樹 (ID: 6kBwDVDs)
「ミランっ。」
呼ばれたためゆっくりと後ろを振り返ると、そこにはラートが立っていた。
「えっ・・ぁ・・・ラート・・どうしたの?」
色々とありすぎて、相手がラートでもうまく言葉が見つからない。
ラートも少し気まずそうに話し出す。
「あのね。ちょっと右腕痛いんだけどさ・・・ちょっと診てくれない?」
という事で、ミランはラートの腕に包帯を巻く。
「・・・・。」
「・・・・。」
2人の間に静かな重い空気が流れる。
そんな空気に耐えられなくなり、ラートが口を開く。
「・・・ミラン、あのさ・・。腕骨折とかしてる・・・?」
「いや・・大丈夫だよ。軽くヒビ入ってるだけ。暫く安静にすれば平気だよ。」
「ぁ・・・そっか、ありがと。」
再び2人の間に沈黙の時が流れる。
そして、意を決したようにミランが話し出した。
「ねぇ・・ラート、何か私に言いたい事あるんじゃない?」
「・・・・うん。」
ラートは少し迷った後、一回深呼吸した後ミランに質問した。
「ミラン・・・。今ミランたちのやってる仕事って・・何?」
- Re: ハンターモデル ( No.89 )
- 日時: 2011/07/23 21:59
- 名前: 羅樹 (ID: 6kBwDVDs)
「ミラン・・・。今ミランたちのやってる仕事って・・何?」
—やっぱり、それ聞かれるか・・・。
—でも・・話したら駄目なんだよね・・・。
ミランが暫く黙っていると、突然ミランの背後から声がした。
「いいよ。ミラン、あの事話しても。」
「えっ?!」
ミランが後ろを向くと、キールが立っていた。
「でも・・・。私達の存在は秘密ですよね・・?」
「もういいわよ。ゾンビも生で見ちゃったから、どうせK・コールに保護されるでしょうし・・・。」
「・・・。」
ミランは真剣な顔してラートに向き直ると、K・コールについて話し出した。
「さっき入ってきたあいつ等は<ゾンビ>っていう、元<人間>よ。」
—えっ・・・?
—元・・<人間>・・・?
「<ゾンビ>は<人間>の体内に0.0000000001mmの超小型ロボットが入る事で完成するの。そして、その<ゾンビ>に噛まれたら、その傷口からロボットが入り込んで、その<人>も<ゾンビ>になる。」
ミランが長く話してる間にもう時刻は夕方で、施設の中にも赤色の光が差し込んでくる。
その光で顔を赤くしながら、ミランはラートが一番聞きたかった事を言った。
「その<ゾンビ>を全滅させて、世界を守るのが私達<ハンター>の仕事よ。」
- Re: ハンターモデル ( No.90 )
- 日時: 2011/08/29 17:50
- 名前: 羅樹 (ID: JbPm4Szp)
ミランがハンターの事を説明し終わると、ラートは、驚きを隠せない様な、訳が分からない様な、不思議な顔をしていた。
—・・・まぁ、無理もないか。
—一気にあんなこと言われても、混乱するだけだよね・・・。
そう思ったミランを驚かせる言葉をラートに言われるとは、今は思ってもみなかった・・・・。
「ウソ・・・だ・・・・。」
—・・・えっ?
ラートが今にも消えそうな声で呟く。
「・・・ラート、今、なんて・・—」
すると突然、ミランが言いかけた言葉を遮って、ラートが言い出した。
「嘘だっっ!!」
「っ・・・!」
「施設の先生が言ってた!ハンターは・・・人を殺す悪い奴なんだ!ダイヤルーマ王国で1年位前から人が大量に死んでるのは、全部ハンターの仕業なんだって!!」
ラートは、一気に話しすぎて疲れたのか、一回区切ると、また話し出した。
「1年前・・・コーラネット村が突然、無くなったのも・・全部、ハンターの・・・所為なんだ・・って・・・・!!」
コーラネット村の事を思い出したのか、泣き出すラート。
そんなラートを見ながら、ミランは、ゆっくりと語りかけるように話し出す。
「ラート・・・、それは違うよ。」
「何が違うって言うのっ?!」
「いいから、黙って聞いてっ・・・!」
「・・・・!」
ラートは、ミランに言われた通り、静かになった。
「・・・確かに、ダイヤルーマ王国でたくさん人が死んでるのも、コーラネット村が無くなったのも、ハンターがやってる事だよ、それは、否定しない。でも、私達が殺してるのは、人じゃないっ!あれは、ゾンビ。機械なんだよ!!・・・それだけは覚えといて。」
「・・・っ!」
ミランは、それだけ言うと、キールやアレンと共に、施設を後にした。
第三章「人殺し・・・・。」終
- Re: ハンターモデル ( No.91 )
- 日時: 2011/08/13 18:06
- 名前: 羅樹 (ID: 6kBwDVDs)
今回は、皆さんに一つお知らせがあります。
今まで、ノロノロの亀さんペースでの更新でしたが、今年、受験生でして、これから、さらに更新が遅れます。
あと、突然ロックする場合もあるかもしれないので、ご了承下さい。
皆さんに大変迷惑をおかけして、本当にすいません。
でわ、失礼いたします。
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