ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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紅の花束 参照100突破★コメント求むです!
日時: 2011/03/28 20:14
名前: 璃郁 ◆7jWbERsBtQ (ID: EfshNUBH)

はじめまして、璃郁と申します!
ここで書くのは初めてなので、色々と至らない点もあると思いますが、読んで頂ければ幸いです。
あと、コメントくださると嬉しいです!舞い上がります!
アドバイス等もぜひ!お願いします。

★注意★
・うっわ何だこの駄作
・神文求む
・グロちょっとでも苦手or何それおいしいの?
…な人はブラウザバックを推奨します。

♪お客様♪
1:緑紫様(店長★)
2:羅螺様
3:かな様
4:かりん様
5:ひろあ様(←一応お客様なんでw)
6:稚瑠様
7:銀弧様

プロローグ
2人は幸せだった。
あの日が来るまでは。
2人は満たされていた。
全てを、世界を知るまでは—。

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Re: 紅の花束 参照100突破★コメント求むです! ( No.29 )
日時: 2011/02/23 21:30
名前: 璃郁 ◆7jWbERsBtQ (ID: EfshNUBH)

>羅螺様
いえいえ^^
気に入っていただけて嬉しいです♪
頑張りますよ★

「ジェラール様!」
黒マントの男------ジェラールは、駆け寄ってくる少女の姿に気づき、ティーカップを持っていた右手を下ろした。
「どうした、リリーシャ」
「ジェラール様、それが……牢獄に捕らえていた者たちが、脱走しました」
「…なに!?」
ジェラールはその言葉に瞠目した。この少女が囚人を逃がすなど、よっぽどの事がないとありえない。
事情を目で問うと、少女は不甲斐ないというように俯き、言葉を紡ぐ。
牢の中から敵が切りつけてきたこと、防御の体勢に入ったところ、もう1人が牢の鍵を破ったこと。少女の悲嘆に暮れた様子を気にも留めず、ジェラールは思案した。
(ここの事を知られたままじゃ、厄介だな…)
そして、彼は少女に命令を下す。
「よし。…リリーシャ、探せ。見つけ次第始末するんだ」
「…はい」
少女が頷いて踵を返す様子に、ジェラールは瞠目した。
少女の首の後ろにあったはずの奴隷の烙印が、消えている。
「待て!」
ジェラールは怯えた様子の少女を強引に引き戻す。
「ジェラール様…?」
その少女とリリーシャは、顔も、髪も、声も同じだったが、
(…違う…)
「お前、昨日の囚人か。リリーシャはどうした」
少女は一瞬びくりと震え、身を翻そうとする------が、その身体は再び引き戻されてしまう。
—やっぱり、無理だったんだ…。

昨夜、フィリがリリィたちに提示した作戦。
それは、『自分がリリィと入れ替わって、逃がしてしまった敵を追う、という口実で2人と合流する』というものだった。
それなら入れ替わらないほうが早い、と2人は言ったのだが、フィリはどうしてもリリィが逃がしたかったのだ。
その目的は達成された。後悔はしていない。------でも。
(やっぱり、怖い…)
フィリはわななく唇を強く噛んだ。

Re: 紅の花束 参照100突破★コメント求むです! ( No.30 )
日時: 2011/02/24 16:50
名前: ひろあ ◆FQm5lx6apg (ID: 0N93rCdO)

璃都ってあたしの知ってる璃都ですか?!
違ったらごめんなしぃ…;;

とっても面白し☆♪
続きがめちゃくちゃ楽しみらぁ〜↑↑
更新がんばってなぁww←何し関西弁?

Re: 紅の花束 参照100突破★コメント求むです! ( No.31 )
日時: 2011/02/24 21:33
名前: 璃郁 ◆7jWbERsBtQ (ID: EfshNUBH)
参照: http://www.kakiko.cc/bbs2/index.cgi?mode

>ひろあ
間違いなく君の知ってる璃郁だよ!
こんなキチガイな名前で小説活動してる奴ほかに居ないって!←
来てくれてあんがとぉ★
面白い??
そぅかぁ〜、嬉しいよ^^

Re: 紅の花束 参照100突破★コメント求むです! ( No.32 )
日時: 2011/02/26 16:23
名前: 璃郁 ◆7jWbERsBtQ (ID: EfshNUBH)
参照: http://www.kakiko.cc/bbs2/index.cgi?mode

一方、繁華街でフィリを待つリリィとアレイアは。
「…聞こえた」
「何が」
アレイアの呟きに、リリィが訝しげに尋ねる。
「…フィリの、悲鳴。泣きそうな声で、怖い、って」
アレイアの言葉に、リリィは目を剥いた。
「わかるのか?この距離で?」
「この聴力の所為でいくつの収容所をたらい回しにされたと思ってる?…行くぞ。フィリが危ない」

アレイア・ヤンはこの国の人間ではない。それは、その赤毛と翡翠の瞳からも明らかだ。
彼女は、14年前、戦争孤児としてこの国に連れてこられた。その後、10年間は収容所を転々として過ごした。
理由は、聴力。
彼女の狼のように研ぎ澄まされた聴力には、どんな囁きでも捉えられた。
軍事機密も、軍人の不正も------自分たちの運命も。
その事が知れると、収容所は彼女を手放そうとした。彼女は軍人の思惑に踊らされ、たらい回しにされた。
そして、4年前、収容所を脱走し------

血に濡れた双子に出会った。

いわゆる『すりこみ』という奴だろうか。
収容所以外で初めて関わった2人を、彼女は無条件に守ろうとした。
今も、その気持ちに変わりはない。生まれて初めて『守りたい』と望んだ2人を、失いたくない。
耳に響くフィリの悲鳴を噛み殺し、アレイアは走り出した。

Re: 紅の花束 参照100突破★コメント求むです! ( No.33 )
日時: 2011/02/26 19:24
名前: rara (ID: 9QYDPo7T)

来ました^^

アレイアかっこいいです!
こういうキャラ大好きなんですよ☆
あこがれます・・・w

更新頑張ってください♪


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